【投稿日】 2018年5月8日 【最終更新日】 2021年10月21日
浮気調査の依頼を検討している時に、次のような疑問を持つ方が多くいらっしゃいます。
- 平均的な調査時間はどの位掛かるの?
- 自分のケースに当てはめた場合の時間と日数の目安は?
- もし調査期間を短くしたかったらどうしたらいい?
浮気調査の費用は調査時間や日数と関係してくるだけに、よりご自分のケースに近い具体例があると、予測も立てやすく安心ですよね。
そこで今回は、浮気調査に掛かる時間と日数を各ケースごとにご紹介して、ご依頼者様がご自分のケースに当てはめて考えやすくなるよう詳しく解説していきます。
SAT探偵事務所 京都本部の代表取締役社長。
浮気調査や人探しといった個人向けのメジャーな調査はもちろん、他所では受任できない難度の企業向けの調査(信用調査、与信調査、M&A時等におけるDD 等)や経営コンサルティング業務にも従事している。
浮気調査の時間と日数を割り出す仕組みを知っておく
浮気調査に必要な時間と日数の平均的な数字をご存知でしょうか。浮気調査の依頼内容は人それぞれですので、それにより調査時間にも差が出てきます。
しかし平均的な調査時間を知っておかないと、契約時に探偵事務所から提案された調査時間をそのまま受け入れることになり、場合によっては金銭的負担となることも少なくありません。
浮気調査の時間と日数に関する仕組みを知って、実際に相談する時の目安にしてみましょう。
浮気調査の平均日数は1週間から10日
浮気調査に掛かる日数の平均は、約1週間から10日です。調査の内容としては以下のような項目が含まれます。
- 調査対象者の尾行
- 浮気現場の張り込み
- 浮気の証拠を押さえる
これらの項目は浮気調査で必ずといっていいほど行われる調査方法ですが、ご依頼者様からの依頼内容や情報提供で調査時間にも変動が出てきます。
- 浮気する時の行動パターンがわかっている
- あらかじめ浮気する予定日を知っている
- 浮気の事実がわかればそれでいい
- 離婚に備えて十分な証拠が欲しい
ピンポイントで張り込みや尾行が出来ると調査時間は短くなりますし、証拠を出来るだけ多く押さえるためには多くの時間を必要とします。浮気調査の平均的な日数は1週間から10日である、という点を基準にして、ご自分のケースに当てはめてみましょう。
浮気調査は時間を数日に割り振って進めらる
浮気調査の時間は、契約時にあらかじめ決められています。仮に全体で調査時間18時間という契約をした時の例をみてみましょう。
調査対象者が浮気をするのが毎週水曜日であることがわかっている場合、他の曜日に調査をしても意味がありません。さらに、離婚調停などで有利になるのは複数回浮気したという証拠ですので、最低でも2、3回は尾行と張り込みを行う必要があります。
すると、次のようなスケジュールで調査が進められていきます。
- 毎週水曜日の仕事帰りに6時間尾行と張り込み
- 3週間で計3日間の調査
これでいくと、調査している日数だけなら3日間ですが、全体的に見ると継続して3週間調査を行なっているようにも受け取れます。ご依頼者様によってはこの点を誤解してしまい、探偵事務所側との意思の疎通が出来ないことも少なくありません。
浮気調査は全体的な調査時間を数日間に割り振って進められていく、という点をしっかりと把握しておきましょう。
調査の進行具合によって時間と日数は変動する
調査を進めていくと、状況によって時間や日数に変動が起こることもあります。
- 調査対象者が予定を急に変更した
- 調査の途中でアクシデントが起こり計画を変更した
- 浮気相手が複数人いることがわかり調査が増えた
基本的に時間や日数などの変更が必要と判断された場合には、探偵事務所が独断で決定することはありません。変更前に必ずご依頼者様に状況を報告して、その上で時間と日数を改めて決め直すことがほとんどです。
この時に、ご依頼者様の方で必要ないと思えば断ることも出来ますし、逆に決定的な証拠を掴むために時間と日数を増やすことも可能です。
最終的な決定権はご依頼者様にあります。滅多に利用することがないだけに判断に迷うかも知れませんが、はっきりとした意思を持って対応するようにしましょう。
浮気調査を行う目的によって調査時間と日数は変わってくる
浮気調査の目的がはっきりしていると、調査に必要な内容がクリアになり、調査時間や日数を把握しやすくなります。
実際に浮気調査を依頼した方を例にして、それぞれの目的別に時間と日数の目安を立ててみましょう。
浮気したパートナーとの再構築を望む場合
浮気調査をしたからといって、必ずしも離婚することを前提としているとは限りません。事実、浮気が発覚してもパートナーへの愛情を失わず、再構築を望む方々も多くいらっしゃいます。
再構築を望まれるご依頼者さまは、次のような目的で調査を依頼されます。
- 浮気相手に心が傾いているのかどうかを知りたい
- 再構築のために証拠を手に入れてパートナーに反省を促したい
- 再構築はするがいざという時の証拠を確保しておきたい
このような調査の場合、基本的には押さえる証拠は少なく調査時間も短いケースがほとんどです。稀に裁判にも有効となる証拠を望む方もいらっしゃいますが、それはご依頼者様によって違いが出てきます。
離婚調停や慰謝料を考えている場合
パートナーやその浮気相手に対する慰謝料や、離婚調停を視野に入れた調査の場合、ご依頼者様に有利な証拠を集めて準備をする必要があります。
- 浮気相手との肉体関係が複数回あった証拠
- パートナー側に有責がある証拠
- 浮気相手が既婚者であることを理解していた証拠
- 育児を放棄していた証拠
離婚という事象には、その後の未来を左右する様々な責任や大きな変化が伴われます。これを全てクリアにして出来るだけ有利に話し合いを進めていくためには、それだけ多くの証拠を集める必要があるのです。
調べる項目が多ければ、それだけ調査時間や日数も増えていきます。もしある程度の目安が欲しいと思われるのであれば、まずはご自身の目的と欲しい証拠をはっきりとさせた上で探偵事務所に相談するようにしましょう。
先のことは考えていない場合
浮気されていたことのショックが大き過ぎて、この先どうしたいかわからないまま探偵事務所を訪れる方も少なくありません。このようなケースの場合、次のような気持ちを持っていることがほとんどです。
- とりあえず真実を知りたい
- どうするかは後で考えて証拠が欲しい
- 誰かに相談したい
実はこのように目的がはっきりしていないと、浮気調査の時間と日数には大きな違いが出てきます。
真実が知りたいだけであれば、ピンポイントで一回・一日の調査で済むことが多いのですが、後に離婚調停や慰謝料請求、更に親権問題まで発展すると、より多くの調査が必要なためその分調査時間も必要となるからです。
現在多くの探偵事務所では、ご依頼者様のアフターケアを考えてカウンセリングを行なっています。もし何をどうしていいかわからないといった場合には、カウンセリングまで視野に入れて一度探偵事務所に相談してみるのも良いでしょう。
ただし、心が弱っていることにつけ込んで、必要のない調査時間を盛り込む悪質な探偵事務所も残念ながら存在します。相談に行かれる際には、「何日までなら調査を行なっても良い」というラインをご依頼者様で決めたり、どなたか信用出来る人と一緒に相談に行くなどの方法を取るようにしましょう。
浮気調査の時間と日数をケース別に細かく解説
実際に浮気調査を依頼した人たちは、どのようなケースでどの位の調査日数を必要としたのでしょうか。今現在の状況を具体的な例に当てはめて考えると、日数の予測が立つだけでなく、どうすれば日数を調整出来るのかといったヒントが見えてきます。
浮気調査を依頼した方の具体例をあげながら、それぞれのケースでどの位の調査日数が掛かるのかをみていきましょう。
浮気しているのではと疑っているだけのケース→2週間から1ヶ月
「最近帰りが遅いので浮気の可能性がある」「休みの日も出掛けていることが多くて浮気を心配している」というような、浮気が確定していない状態で調査を行うケースでは、すぐに浮気調査を始めるわけではありません。
まずは浮気をしているかどうかの事前調査から入るため、流れとしては次のようなものになります。
- まず調査対象者の浮気の可能性について事前調査(1週間から2週間)
- 事前調査の結果をご依頼者様に報告
- 更に証拠を押さえる場合には調査を続行(1週間から2週間)
- 結果報告
この流れを見ると、前半と後半で調査内容に違いがあるのがおわかり頂けるのではないでしょうか。つまり、浮気の有無さえわかれば良い場合には2週間、浮気の証拠押さえも完璧に行いたい場合には1ヶ月近く調査日数が掛かるのです。
しかし、最初の事前調査で「浮気をしていない可能性」が出ることもあります。このような場合は一旦ご依頼者様と相談し、ご依頼者様の意向でその後のスケジュールを組むことになります。
浮気は確定しているが情報が少ないケース→1週間から2週間前後
浮気していることがはっきりとわかっていて、しかし調査に必要な情報があまりに少ない場合には、全体で1週間から2週間の日数が掛かります。
浮気調査は基本的に「尾行」「張り込み」「証拠押さえ」の3つの方法で行われるのですが、事前情報が少なく調査対象者の行動パターンがわかっていないと、次のような流れで調査が進みます。
- 調査対象者の行動パターンを尾行と張り込みで調査する(1週間)
- 行動パターンがわかったら改めて証拠押さえのスケジュールを組む
- 証拠押さえのための調査開始(1週間)
最終的には「ご依頼者様が最終的にどうしたいと思っているか」によって、調査に必要な日数も変動していきますが、概ね2週間あれば浮気をしていたという証拠までは押さえることが出来ます。
浮気をしていたという証拠だけなら一回現場を抑えれば済むのですが、離婚調停や慰謝料請求には「複数回の浮気があった証拠」が必要となりますので、その場合にはもう少し調査日数が掛かることもあります。
浮気の情報があり浮気の予定日がはっきりしているケース→5日から1週間前後
調査対象者の浮気に関する情報が事前にある程度わかっており、浮気するパターンや予定日などがはっきりしていると、調査は格段に早くなります。事前調査に掛かる日数はなくなりピンポイントでの調査となるので、最短で3日から5日、長くても1週間あれば証拠を押さえることが出来ます。
一つ注意点をあげると、浮気の頻度がどのくらいなのかという点です。
- 浮気の回数が週に2・3回→1週間以内で2・3回の証拠押さえが出来る
- 浮気の回数が2週間に1回→2回の浮気の証拠を押さえるのに4週間掛かる
- 浮気の回数が1ヶ月に1回→複数回の浮気の証拠を押さえるのに2・3ヶ月以上必要
浮気相手と会う頻度は、平均的に月に2、3回が一番多いと言われています。そのタイミングを見計らうことが重要なポイントとなりますので、調査対象者の細かい行動パターンを把握しておくことが大切です。
調査対象者の警戒心が強く調査が難航するケース→2週間から1ヶ月
調査対象者の警戒心が強いと、浮気調査が長引く可能性が出てきます。以前に調査をされた経験があったり、警察関係や弁護士・代議士といったある意味調査に対する知識のある人は、調査対象者としての難易度も高く探偵にとって難しい案件となります。
このような調査対象者の場合、尾行されているかどうか確かめるようにわざと走ってみたり、嘘の予定表を書いたスケジュール帳をわざと用意するなど、狡猾な方法で調査されているかどうかを確かめます。調査を成功させるためには、まず調査対象者に気づかれないよう綿密な計画と下調べを行い、その上で浮気調査を進めていくのです。
そのためどうしても時間が掛かってしまうことになり、最短でも2週間、長ければ1ヶ月や2ヶ月は調査時間を必要とします。調査対象者の性格や職業も考慮して情報を集めることも大切です。
調査内容が多いケース→約1ヶ月、多ければ2・3ヶ月
浮気には必ず浮気相手が存在します。もし浮気調査を依頼する時、パートナーである調査対象者の他に浮気相手に関しても調べて欲しい時には、その分調査時間が多く設定されることになります。
- 浮気相手にも慰謝料を請求するので所在地を知りたい
- 浮気相手の素性を確かめたい
- 浮気相手が1人ではなかったためその分調査時間が掛かる
調査内容が増えればそれだけ調査する時間も必要となってきますので、平均して約1ヶ月、多ければ2、3ヶ月は調査に掛かることを理解しておきましょう。
浮気調査の日数を短くするためにやっておきたいこと
浮気調査の日数は、そのまま調査費用に関係してきます。調査日数を短くするためにどのようなことを行えばいいのか、という点を知りたい方も多いのではないでしょうか。
実際に浮気調査を依頼した人が実践した方法をいくつかご紹介していきますので、参考になるものがあったらご自身でも取り入れてみましょう。
毎日記録をつけてみる
知っているようでいて、意外とパートナーの日常的な行動を確実に掴んでいる方は少ないです。例えば以下のような項目について、すぐに答えられるかどうかチェックしてみて下さい。
- 調査対象者が普段何時何分に家を出るか
- 調査対象者が利用している駅の名前や路線
- 行きつけのお店
- 習い事の曜日と時間
- 詳細な帰宅時間
- 調査対象者の毎日の仕事状況
- 夕食を家庭で食べた日と食べなかった日
- 出張や旅行などの予定
これらの項目は、日常的なパターンを把握し浮気しているタイミングを見計らうことに役立ちます。
仕事は暇な時期なのに帰宅時間が遅い日が週に一回はある、いつもより早い時間に自宅を出た、といった情報は、浮気調査を進める上で重要なヒントになることもありますので、行動パターンを見抜く方法として毎日記録をつけてみましょう。
浮気だと思える証拠を自分なりに集めておく
見知らぬお店のレシートやクレジットカード明細、怪しいと思われるメールアドレスとやり取りの記録、調査対象者の個人的なブログや写真など、浮気と関係していると思われた情報は全て集めておきましょう。
探偵は些細な情報からでも様々な事柄を読み取り、それを元にして調査対象者の行動を予測していきます。
ただし、証拠を集めるために調査対象者の個人的な持ち物に盗聴器を仕掛けたり、GPSをしのばせて情報を取るといった行為は、例え夫婦であっても訴えられる可能性があります。
浮気の可能性を考えて感情を押さえられず、不安やイライラを抑えるために無理をする方も少なくありません。普段と違う雰囲気に勘付かれてしまうこともありますので、無理な情報集めはせずできるだけ日常を装うことも必要です。
直接探偵事務所に尋ねてみる
現段階では自分がどのケースに当てはまるのかわからない、という方は、現在の状況を全て直接探偵事務所に相談してみるのも一つの方法です。探偵事務所はいざ依頼するという時に行くものだ、と誤解されている方も多いのですが、そのような決まりはありません。
むしろご自分の現状を把握するため、プロの視点から意見やアドバイスを貰うという目的で探偵事務所に出向かれる方もいらっしゃいます。
現在では無料相談を行なっている探偵事務所も多数存在し、専門的な知識から相談を受けて貰える環境が整っています。このような無料相談を利用しながら、浮気調査の日数の目安を導き出してみましょう。
まとめ
浮気調査の時間と日数について、ケース別に解説してきましたがいかがでしたでしょうか。最後にもう一度内容をまとめてみましょう。
- 浮気調査の平均調査日数は1週間から10日
- 浮気調査の日数を決めるのは「調査の目的」「事前情報の有無」「調査の難易度」
- 日数を短くするために、自分で出来る証拠集めや調査対象者の日常生活のパターンを記録しておく
調査時間や日数を把握するためにご自分の気持ちと向き合っていくと、少しずつ浮気調査の目的もはっきりしてきます。ご依頼者様の意思が一番重要ですので、ある程度の目安を持って探偵事務所に相談するようにしましょう。
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