【投稿日】 2023年4月1日 【最終更新日】 2023年5月9日

「Prey Find my Phone」は、「Prey Anti Theft(プレイ・アンチ・セフト)」というアプリが名前を変えたもので、iPhoneでもAndroidでも無料で使えるアプリ(有料プランあり)です。

本来はスマホの盗難に遭った時や失くした時に効力を発揮するアプリですが、浮気調査に使えるということで、昨今人気を集めています。

しかしながら、本アプリのように監視的な行為ができるアプリは、使い方を間違えると違法となることもあるため、注意が必要です。

そこで今回は浮気調査実績を持つ探偵が、Prey Find my Phoneの浮気調査への使い方と、浮気調査に使う時の注意点を詳しく解説します。

※あくまで参考情報として記載しておりますが、ご自身でアプリを使っての浮気調査は法的リスクなどが高いため、探偵事務所SATでは個人での使用を推奨しておりません。

Prey Find my Phoneの使い方

Prey Find my Phoneはインストールして使えるようにするまでに手間がかかります。

その理由はPrey Find my Phoneが英語圏向けアプリとしてリリースされているためです。

そこで以下からは、Prey Find my Phoneの利用開始方法を解説します。

また、実際の、浮気調査におけるPrey Find my Phoneの「使える機能」にはどんなものがあり、どう使えばいいのかについても、併せて解説します。

Prey Find my Phoneのインストールからログインまで

Prey Find my Phoneを使うには、アプリのダウンロードを含め以下段階の手順を必要とします。

  1. 相手のスマホにアプリをインストールする
  2. アカウントを作成する
  3. 管理者設定を有効にする
  4. アプリの使用権限を許可する
  5. サインインする
  6. 管理者のスマホやPCから公式サイトにログインする

導入に手間と時間がかかるものの、一度設定してしまえば、あとはログインするだけです。

以下からの詳細な説明を参考にしてください。

相手のスマホにアプリをインストールする

初めに難関があります。

まず、相手のスマホにPrey Find my Phoneをインストールしなければなりません。

相手に無断で監視機能のあるアプリをインストールすると、違法となります。

したがって可能な限り、相手に「失くしたスマホを探すのに便利だよ」などと言って許可を取り、インストールするのが望ましいでしょう。

ただし、アカウント作成から先は、自分で操作することになります。

インストールの方法は簡単です。

iPhoneならApp Storeで、AndroidならGoogle Playで「Prey Find my Phone」を検索し、見つかったらインストールボタンを押します。

インストールが終わったら、「開く」を押して次の操作に進みましょう。

アカウントを作成する

アプリを開いたら、アカウントを作成しましょう。

まず「SIGN UP」ボタンをタップします。

「ユーザー名」「メールアドレス」「パスワード」を入力し、「CREATE MY NEW ACCOUNT」をタップすると、アカウント作成は終了になります。

ここでの注意点は、ユーザー名に本名を使わないこと、メールアドレスはフリーメールを使うことです。

アプリを浮気調査に使う場合は、相手にバレたら元も子もないためです。

管理者設定を有効にする

次の画面では長文の英語があり、読まなくても次に進むことはできます。

次の画面では、一番下にある「ACTIVEATE PROTECTOIN」をタップしてください。

すると、「機器管理者を有効にしますか?」というメッセージが出ます。

初めて使う場合は、これを有効にしないと使えるようになりません。

有効にすると、以下の機能が管理者機能として解放されます。

  • すべてのデータの削除
  • 画面ロック解除パスワードの変更
  • パスワードルールの設定
  • 画面ロック解除試行の監視
  • 画面のロック

アプリの使用権限を許可する

次に、「位置情報の利用」「カメラへのアクセス」「通知の送信」をすべて「許可」にします。

すると、デバイスセットアップが完了した旨のメッセージが表示されるので、OKをタップしてサインイン完了です。

サインインを確認する

アカウントを作成した時に設定したメールアドレス宛にメールが2通届いていることを確認しましょう。

真ん中にある空欄にパスワードを入力し、「SIGN IN」をタップ(PCの場合はクリック)します。

すると画面中央に緑の文字で「PROTECTED」と表示されます。

これが表示されていれば、機器管理者の権限が有効であるということです。

次の画面で「PREY ACCOUNT」をタップし、インストールしたスマホ端末と、そのモデル番号が表示されていたら、問題なくアプリがインストールされたということになります。

管理者のPCから公式サイトにログインする

最後は自分のパソコンからログインしてみましょう。

Prey Find my Phoneの公式サイトにアクセスし、アカウントを作成した時のメールアドレスを入力して、「LOG IN」をクリックします。

するとパスワード入力画面が出るので、こちらもアカウントを作成した時のパスワードを入力し、「LOG IN」をクリックします。

インストールしたスマホの画像が左側に表示され、右側にそのスマホの現在位置の地図が表示されれば、ログイン完了です。

英語表記がわからない方は、Google Chromeブラウザを利用してログインすれば翻訳機能を使って日本語表記に切り替えてみてください。

Chromeでは、アドレスバーの右側にある翻訳アイコンをクリックすると、日本語表記になります。

以上ですべての設定が完了です。

Prey Find my Phoneの浮気調査に使える機能

Prey Find my Phoneにはどんな機能があるのでしょうか。

浮気調査に使える機能としては、次の6つが挙げられます。

  1. GPSを使って相手のスマホの位置を特定
  2. 遠隔カメラ機能
  3. 遠隔アラーム
  4. 任意のメッセージを表示
  5. スマホ画面のアイコンを非表示に
  6. 遠隔から相手のスマホをロック

以下からは、盗難・紛失の場合ではなく、あくまで浮気調査のための各機能について、それぞれ詳しく解説します。

GPSを使って相手のスマホの位置を特定

Prey Find my Phoneで一番浮気調査に使えるのは、GPS機能であるといえます。

GPS機能を使うにはまず、パソコンからログインして、左側に表示されるスマホ端末の画像をクリックすることが必要です。

すると、右側の地図に相手の現在位置が表示されます。

初めは日本全体の地図が表示されているため、ズームして場所を特定しましょう。

定期的に位置情報を記録したい場合は、スマホの画像の下に表示されている「デバイスを不足に設定する」というボタンをクリックします。

無料版の場合、2分、10分、20分という頻度でレポートを受けとる設定が可能です。

レポートの頻度を設定したら確認画面が出るので、「はい、デバイスがありません」を選んでクリックすると、記録が始まります。

すると、スマホの状況が「行方不明」となり、設定した頻度でレポートとして通知が来ます。

レポートとして提示される情報は以下の項目です。

  • スマホの現在位置
  • レポート作成時に撮影した画像
  • 現在位置の緯度・経度
  • Wi-Fi電波

これらの情報を加味すると、相手がどこをどのように移動して、今どこにいるのかがわかるのです。

もし、調査対象の現在位置がホテルやマンションだった場合、その場所が浮気現場になっているかもしれません。

遠隔カメラ機能

Prey Find my Phoneでは、遠隔でカメラ機能を操作して、操作したデバイスがある場所の写真や動画を撮影することができます。

GPSのレポート作成時には、同時にアウトカメラとインカメラで自動的な撮影も提供されます。

また、遠隔からカメラ機能を使えるため、自分の好きなタイミング(位置情報から怪しい場所に入ったことが判明した時など)で、撮影することが可能です。

遠隔アラーム

Prey Find my Phoneは、遠隔操作でアラームを鳴らすことも可能です。

画面右の操作一覧にある「サウンドアラーム」をクリックすることで、「警報」「モデム」「リング」「サイレン」の4種類の中から、鳴らしたいアラームを選べます。

アラームの音を決めたら、「確認」をクリックしましょう。

画面が切り替わり、右上に「アクション開始」「デバイス到達」という表示が出れば、操作完了となります。

すると、操作したデバイスからは30秒間大きな音が出ます。

もし浮気をしている最中に大きな音でアラームが鳴ったら、浮気相手は驚くことでしょう。

任意のメッセージを表示

Prey Find my Phoneは、操作するスマホの画面に任意のメッセージを表示させることもできます。

画面右の操作一覧にある「メッセージを送る」をクリックすると、デフォルト状態では英文が書かれた画面が表示されます。

その英文を削除して、任意のメッセージを書きましょう。

書き終わったら、「確認」をクリックします。

アラームと同じように、画面右上に「アクション開始」「デバイス到達」という表示が出れば、操作完了です。

スマホ画面のアイコンを非表示に

通常、ストアなどからインストールされたアプリはスマホの画面上にアイコンとして表示されます。

しかし、Prey Find my Phoneは、そのアイコンを隠すことができるのです。

iPhoneの場合は、Prey Find my Phoneが開かれた場合、偽のゲーム画面を表示させることもできます。

スマホの画面からPrey Find my Phoneのアイコンを隠すためには、画面右側の操作一覧から「カモフラージュを切り替える」をクリックします。

画面が切り替わったら「確認」をクリックし、「アクション開始」「デバイス到達」という表示が出れば完了です。

遠隔から相手のスマホをロック

Prey Find my Phoneは、遠隔操作でスマホ端末をロックすることも可能です。

例えば、調査対象が浮気相手と待ち合わせをするのではないかという時や、今まさに何らかのやり取りをしているのではないかという時などが機能を利用すべきタイミングでしょう。

アプリでスマホをロックしてしまえば、端末の持ち主は浮気相手とコミュニケーションができなくなります。

スマホを遠隔からロックするには、右側の操作一覧から「デバイスをロックする」をクリックし、任意のロック解除パスワードを入力します。

パスワードとして使える文字はは半角英数字で、文字数制限はありません。

次に「確認」をクリックし、「アクション到達」という表示が出れば、そのスマホはロックされ、こちらが決めたロック解除パスワードを入力するまで、ロックが解除できなくなります。

Prey Find my Phoneの浮気調査への使い方

Prey Find my Phoneの機能を、いかにして浮気調査に使うかを解説します。

Prey Find my Phoneを浮気調査に使うには、以下の方法が考えられます。

  1. GPS機能で、相手の現在位置と経路を把握する
  2. カメラ機能で、画像と現在位置を記したレポートを作成する
  3. アラーム機能で、浮気が疑われる時にアラームを鳴らす
  4. メッセージ機能で、浮気相手とデート中だと思われる時にメッセージを送る

それぞれの使い方を、さらに以下から段落ごとに詳しく解説します。

GPS機能で相手の現在位置と経路を把握する

Prey Find my PhoneはGPS機能により調査対象の正確な位置情報を取得できます。

また、位置情報が含まれた定期レポートの作成によって、相手がたどった経路がわかります。

もし調査対象が「会社に行く」と言って出ていって、全く違う経路をたどって進んでおり、地図上でホテルやマンションが存在する位置などに長時間いる場合であれば、浮気の可能性は高いといえるでしょう。

この位置情報は、次の使い方である「レポート作成」でも役立ちます。

ログファイルなどを保存した上で印刷しておけば、相手に見せて、浮気の有無を問い詰めることができるでしょう。

カメラ機能で、画像と現在位置を記したレポートを作成する

Prey Find my Phoneで位置情報を取得した時に作成されるレポートには、アウトカメラとインカメラで撮影された画像データも添付されています。

また、位置情報でホテルなど怪しい場所にいることがわかった場合には、遠隔操作での撮影も可能です。

もし相手が浮気相手と一緒にスマホを見ていたりすれば、相手の顔が映る可能性も考えられます。

このように、証拠品として確度の高い画像と現在位置を示したレポートがあらかじめ作成されていれば、後々探偵などに調査を依頼する時にも、大いに役立ちます。

アラーム機能で、浮気が疑われる時にアラームを鳴らす

即効性に特化し、状況証拠を集めることには役立たないものの、「相手が浮気をしているのではないか」と疑われる時に、Prey Find my Phoneによる遠隔操作で突然けたたましいアラーム音を鳴らすことでもできます。

アラーム音を一度だけ使ったのであれば、ただ驚いただけで浮気の現場に居合わせた者は何が何だかわからずに終わるかもしれません。

しかしながら、浮気をしている時に限って何度も鳴れば、相手も「バレているのではないか」と思い、抑止効果となることも考えられます。

メッセージ機能で、浮気相手とのデート中と思われる時にメッセージを送る

「はっきり浮気がバレていることを気づかせたい」というのであれば、アラームよりもメッセージを送るのが有効でしょう。

デート中と思われる時に、「すぐ帰ってきて」「今浮気中?」など、自分が浮気に気づいていることを知らせるメッセージを送るのです。

いきなりスマホの画面にそういったメッセージが出たら、調査対象は相当ビビるのではないでしょうか。

Prey Find my Phoneを浮気調査に使う時の注意点

浮気調査に使えるアプリ、Prey Find my Phoneには使用時の注意点がいくつかあります。

注意点を把握していないと、Prey Find my Phoneを使っても効果がないどころか、自分に不利な状況になりかねないので、気をつけてください。

注意点は、以下の3つです。

  1. 相手のスマホに無断でアプリをインストールすると犯罪になる
  2. Prey Find my Phoneで得た情報は裁判で使える証拠にはならない
  3. 相手にバレたら信頼関係が崩壊する

以下から一つひとつについて詳しく解説するので、しっかり注意点を把握しておきましょう。

相手のスマホに無断でアプリをインストールすると犯罪になる

無断で第三者のスマホにPrey Find my Phoneをダウンロードし、インストールする行為は「不正指令電磁的記録共用違反」という犯罪になります。(不正指令電磁的記録共用違反に関する法律第168条の2及び3)

これは刑法の一つです。

法を犯せば懲罰を受けることになります。

懲罰は、3年以下の懲役または50万円以下の罰金です。

過去には、実際にこの方法で相手を追跡調査してストーカーした結果、逮捕された例もあります。

また、いかにパートナーや家族であっても、所有者ではない者がスマホの中身を勝手に見たり、操作したりすることは、「プライバシーの侵害」にあたります。

もしそういった行為を相手側から訴えられてしまったら、自分が犯罪者になってしまう恐れがあるのです。

Prey Find my Phoneで得た情報は裁判で使える証拠にはならない

Prey Find my Phoneで得た情報は、必ずしも信頼性が高いとはいえません。

裁判で浮気を立証するには、「肉体関係があること」を証明しなければなりません。

Prey Find my Phoneで追跡対象の現在位置がラブホテルであるという情報を得られたとしても、実際に肉体関係があったかどうかはわからないので、裁判ではそういった情報は証拠にならないのです。

また、運良く相手と浮気相手が肉体関係にある時に撮影ができたとしても、デジタルの画像では証拠になりません。

その理由は、デジタルの画像は、いくらでも改ざんできるからです。

さらに、裁判では違法に得た情報は一切証拠として認められません。

そのため、そもそもPrey Find my Phoneを相手のスマホに無断でインストールしていた場合には、証拠として認められないばかりか、自分の方が犯罪者となります。

相手にバレたら信頼関係が崩壊する

もしあなたが、自分のスマホに勝手に監視アプリを入れられて、四六時中監視されていたことを知ったら、どう思うでしょうか。

「相手が自分を信用していない」と思うのではないでしょうか。

この場合、あなたも相手を信用できなくなるはずです。

それはPrey Find my Phoneを使った追跡対象者にとっても同じです。

無断でPrey Find my Phoneを相手のスマホに入れていた場合は論外です。

仮にうまく丸め込んで相手の携帯にPrey Find my Phoneをインストールできていたとしても、アプリによって自分の行動を誰かに逐一監視されるというのは、誰にとっても不快なものです。

そういった状況でお互いの信頼関係を築くには無理があります。

浮気調査アプリはリスクが多すぎる!安全かつ確実な浮気調査は探偵に依頼しよう!

今回は、Prey Find my Phoneの基本的な使い方と浮気調査への使い方、そして注意点をまとめてきました。

Prey Find my Phoneは一見、機能が浮気調査に適しているかのように見えます。

しかしながら使いこなすためには高いハードルがあります。

また、使いようによっては犯罪になるなどリスクも大きいため、Prey Find my Phoneを使って浮気調査をすることはおすすめできません。

どうしてもパートナーの浮気の証拠を集めたいと思うなら、探偵事務所に浮気調査を依頼するのがいいでしょう。

探偵事務所SATでは、相手にバレることなく、犯罪リスクもなく、安全かつ精度高く浮気調査が可能です。

専門的な機器や独自のデータベースを駆使したり、尾行や張り込みなど、あらゆる手段を使って、パートナーの浮気(または浮気していないこと)を調査できます。

探偵事務所SATには警察OBの探偵が在籍しており、探偵と警察の双方の視点で調査ができるため、難しい調査であっても対応可能です。

まずは、メール・お電話にてご相談ください。

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