浮気調査の証拠集めに使える？「Life360」の機能や使い方

【投稿日】 2023年4月16日 【最終更新日】 2023年5月31日

『Life360』は、スマホを使って家族や友人の位置情報を確認することのできるアプリです。

Life360を使うと、目的地への到着通知や緊急アラートの送信など、災害時の安否確認など様々な場面で有効利用できるため、主に子どもの見守りなどに活用されています。

ただし、巷ではその機能性から、「『パートナーの浮気調査』にも活用できる」といわれており、実際に『Life360』を使って浮気調査を行う方もいるようです。

本記事では『Life360』の機能や使い方についてご紹介するとともに、実際に浮気調査の証拠集めとして利用できるのか、そのリスクとメリットについて解説していきます。

前提として知っていただきたいのは『Life360』は浮気防止を目的として開発されたアプリではないということです。

実際に使用するか否かは自己の判断によります。

自己責任において利用してください。機能を知っていきましょう。

※あくまで参考情報として記載しておりますが、ご自身でアプリを使っての浮気調査は法的リスクなどが高いため、探偵事務所SATでは個人での使用を推奨しておりません。

『Life360』の主な機能

『Life360』では、事前に登録した人物の位置情報をリアルタイムで確認することが可能です。

子どもの見守り用途が多いものの、もちろん家族外のデバイスでも紐付けできるため、災害時や緊急時の安否確認をしあうことを目的として、親しい友人間で使用するケースも多いです。

スマホの利用に精通していない方でも簡単に扱えるように、『Life360』は簡単な操作で使用できるよう設計されています。

無料で配信されているアプリであり、費用が掛からないというのも特徴です。

主な機能1：GPSで位置情報を共有する

『Life360』はGPS機能で、使用者の現在地をリアルタイムで確認することが可能です。

位置情報の確認に使いたい場合、家族や友人間で「サークル」と呼ばれるコミュニティを作ります。

サークル機能は、不特定多数の人間に位置情報を見られる心配はないので、子どもの見守りに使いやすくなっています。

スマホの位置情報を利用して対象の現在地を表示するので、位置情報サービスがオフになっていないように注意しましょう。

主な機能2：チャットを利用し連絡を取り合う

『Life360』で同じ「サークル」内に参加しているメンバー同士であれば、SNSアプリと同様にチャットで連絡を取り合うことが可能です。

待ち合わせの際の到着確認に利用するだけでなく、雑談を行うこともできるので、気軽にチャットアプリとしても用いることができます。

主な機能3：緊急通知を一斉配信する

『Life360』における最大の特徴は、「サークル」内のメンバーに緊急通知を一斉送信できるという点です。

何かしらの緊急事態に陥った際に緊急通知を送信すれば、メンバー宛に「あなたの助けを必要としています」という旨のメッセージと位置情報が届きます。

通常のチャットとは異なる内容として届き、すぐにトラブルが発生していることに気付くことが可能です。

『Life360』の緊急通知はメッセージの入力が不要で、簡単なステップのみで送信することが可能であるため、緊急事態で利用しやすいことが特徴です。

『Life360』が浮気調査に使用されるワケ

『Life360』は、同じ「サークル」に登録したメンバー同士が位置情報を確認できるアプリです。

浮気調査目的で開発されたアプリではありませんが、実際に浮気調査に使用されているケースもあります。

なぜ『Life360』が浮気調査に利用されるのか、以下から解説します。

理由1：パートナーの位置をリアルタイムで確認できるから

『Life360』はリアルタイムで相手の位置情報を確認できるため、パートナーが現在どこにいるのかをチェックしたい方に利用されています。

スマホの位置情報を用いて作動するアプリであるため、かなり詳細な位置を知ることができます。

例えば「パートナーが外出した際に、ホテルや特別な場所に行っていないか」といったチェックが可能です。

理由2：特定の場所に到着した時の通知機能が備わっているから

『Life360』には「チェックイン機能」が搭載されており、追跡対象が特定の場所に到着すると、通知を届けることができます。

無料プランでは5か所を設定することができ、有料プランでは更に多くの場所の設定が可能です。

例えば、パートナーの浮気相手の自宅をすでに突き止めている場合にはその場所を設定したり、浮気で利用する可能性のあるホテル周辺を設定し、パートナーがそれぞれの場所に向かったかどうかをチェックするといった利用方法が想定されます。

理由3：アプリの導入を勧めやすいから

『Life360』の基本的な使用目的は、災害時の安否確認や子どもの見守りなど、万が一の緊急事態に対する備えです。

実際に、2011年の東日本大震災でも『Life360』が活躍をした事例が残っています。

そのためパートナーにアプリのダウンロードを勧める大義名分が得やすく、浮気調査に転用されやすい理由の一端がここにあります。

「万が一のために」という理由でアプリ導入を勧めることで、相手にやましいことがなければ、嫌がることなくインストールしてくれる場合も多いでしょう。

『Life360』を浮気調査に利用することのリスク

『Life360』の機能性を知ると、「浮気調査にうってつけのアプリである」と感じられるかもしれません。

しかしLife360を浮気調査に利用する上ではリスクがあることも、理解しておく必要があります。

知らずに利用してしまい、以下から解説するように後戻りができない状態に発展する可能性もあります。

リスク1：法律に触れる恐れがある

『Life360』を利用して浮気調査を行うと、のちのち違法行為として問題になる可能性があります。

まず違法行為としてカウントされるものは、パートナーの許可なく勝手にアプリをインストール、設定し、位置情報を見る行為です。

そうした行動は「不正指令電磁的記録供用罪」の適用を受ける可能性があります。

夫婦間でも刑事罰に発展した事例があるので、婚姻関係にないパートナーに対して行うことはさらにリスキーです。

また『Life360』で調べた情報を不特定多数に広めてしまった場合には「名誉毀損罪」に問われてることがあります。

そのほか「プライバシーの侵害」や「不正アクセス禁止法違反」に該当する可能性もあります。。

『Life360』を浮気調査に利用したことで裁判に発展した事例があるため、軽い気持ちでの利用はすべきではありません。

リスク2：パートナーからの信頼を失う

『Life360』を浮気調査に使用していたことがパートナーにバレてしまった場合、お互いの関係が悪化する可能性があります。

さらに、嘘の理由を言ってダウンロードさせていた場合、その事実が発覚すれば、パートナーは「裏切られた」と考えることでしょう。

アプリを悪用した上で、実際に浮気の事実がなかった場合には、アプリを悪用した側が相手からの糾弾を受けることは避けようがありません。

そのため、浮気調査を行うにあたっては嘘をつく、違法行為をするというような、自分自身の立場を悪くする行いは避けるべきです。

パートナーに対して優位に立ちまわるためにも、浮気調査においてはモラルを考え、安全な方法を選択してください。

リスク3：証拠能力が認められにくい

『Life360』を用いて集めたパートナーの浮気の証拠は、裁判所で証拠として受理されない可能性があります。

アプリの履歴だけでなくLINEのトーク履歴なども含め、「電子データ」は改ざん性が高いとみなされ、証拠能力が低い傾向にあるためです。

また取得方法によっては違法性が認められ、完全に証拠能力を失ってしまうこともあります。

浮気調査の証拠として『Life360』のデータだけを提示する行為はおすすめできません。

『Life360』での浮気調査にはリスクがある！浮気調査は無理せず、探偵事務所に依頼しよう！

今回は『Life360』の主な機能と、「Life360を浮気調査に用いることができるのか」について解説しました。

もともと、Life360は緊急時の安否確認などに利用するためのアプリであり、浮気調査には適さない点も多く存在します。

「自分ひとりで浮気調査を行う」という行為自体がリスクある行動です。

もし、パートナーの行動に疑いを持ったとしても、いきなり行動に移さず、一度冷静になるようにしましょう。

どうしても『Life360』で浮気調査を行いたいという方は、リスクに留意し自己責任で行う必要があるということを理解しておかなければなりません。

安全に調査を行いたいのであれば、探偵事務所等に依頼するなど、リスクを避けるために様々な選択肢を視野に入れて行動してください。

探偵事務所SATでは、パートナーの浮気の有無や、離婚や慰謝料請求を見据えた証拠収集のための調査などを承っております。

自分自身でアプリで調査することは、相手にバレるリスクや、法律違反のリスクなど、非常に危険です。

また、自分自身で調査したとしても、期待する調査結果を得られなかったり、裁判の証拠として認められなかったり、そのリスクに見合うだけの成果は見込めません。

その点、探偵事務所SATであれば、相手にバレることも、法律違反するリスクもなく、裁判で証拠として認められるような精度の高い調査が可能です。

一人で何事も対応しようとせず、まずは、メールやお電話にてご相談ください。