【投稿日】 2022年7月5日 【最終更新日】 2022年7月6日

目の届かないところで営業社員が何をしているのか気になったことはありませんか?

営業社員のサボりを放置していると、営業成績が落ちるのは勿論、他の社員への悪影響も考えられます。

サボり社員をどうやって見破ればいいのか、どのように調査すべきなのか、どんな人がサボり社員なのか…わからない人のために、サボり営業社員の特徴とその調査方法、自力で行える調査方法をご紹介していきます。

本当に仕事をしてる?注意が必要な営業社員

営業社員が本当に仕事をしているかわからないという人も多いでしょう。

実際に、20〜50代の営業社員120名に「営業中のサボり」に関するアンケート調査を行ったところ、全体の約86%にあたる104名が、サボった経験があると回答しました。

引用元:探偵事務所SAT「【営業パーソン120名にアンケート】約86%が、営業中(外回りなど)にサボった経験があると回答!サボりを生む原因や対策は?」

どのようにサボったのか、具体的なサボり方について質問したところ、その多くはアポイントとアポイントの合間の時間や、営業中にどうしてもできてしまう空き時間などに休憩がてらサボっているという旨の回答が目立ちました。

しかし、中には、テーマパークに遊びに行く、カラオケに行く、居酒屋に行く、一日中DVDをみて過ごす、映画に行くなど、明らかに意図的かつ、休憩の域を超えて、サボっているであろう回答もありました。

休憩がてら、できてしまう空き時間にサボっている方などはともかく、意図的に、長時間サボっている営業社員にはそれなりの行動や成績が伴います。

サボっている営業社員がサボっているか見分けるには、「営業成績が悪い」「営業日報に矛盾がある」「営業先へ連絡をしない」「帰社時の雰囲気に違和感がある」ことに注意してみて下さい。

1:営業成績が悪い

営業の難しいところは、営業をどんなに頑張っていてもその頑張りが成績に反映されるわけではないと言う事です。どれだけ外回りに力を入れていたとしても、成績が上がらない時はあります。

成績が悪いからといって全ての営業社員がサボっているとは限らないのが難しいところです。しかし、ほぼ終日出かけているのにもかかわらず何も収穫がなかったり、営業先に連絡をして営業が来ていないと発覚したりした場合には注意が必要になります。

サボっていたから成績が悪いのか、成績が悪いからサボりたい気持ちになったのかはわかりませんが、成績の悪い社員には一度調査して見て下さい。

2:営業日報に矛盾がある

営業日報を時系列で確認してみると、サボっている社員の日報には矛盾が生じていることがわかります。

例えば、終日営業先へ訪問していたのにもかかわらず契約を結べていない、非効率な直帰が多い、わざわざ遠方へ遠回りをしている…などです。

営業日報を読んでみて違和感を感じた場合には、「今日どうだった?」などの声がけを行い、コミュニケーションをとってみて下さい。

3:営業先へ連絡をしない

外回りから帰ってきても、営業先へフォローの電話やメールをしない営業社員はサボっている可能性が高くなります。通常であれば感謝の連絡や段取りの連絡を入れておくべきなので、それをしないという事はそもそも営業先へ訪問していない可能性があります。

疑わしい社員には、帰社後に「連絡入れておいて」と声をかけてその場で連絡を入れてもらいましょう。

実際に行っていれば自然に電話ができますが、サボっている場合は会話に矛盾が生じます。

4:帰社時の雰囲気に違和感がある

帰社時の社員の雰囲気には注目が必要です。

帰社時の服装が乱れていたり、緩んだ雰囲気がある場合には、サボっていた可能性が高くなります。また、パチンコ店や他の店に行っていた場合はタバコの匂いが身体に残っている場合もあります。

客先に行っていたと思えない身だしなみをしていた場合には注意が必要になります。

サボり営業社員が及ぼす悪影響

サボっている社員がいると、それだけで会社に悪影響を及ぼします。

成績不振は勿論のこと、その緩んだ雰囲気が他の社員に伝わってモチベーションの低下につながります。これらの影響について、詳しく見ていきましょう。

悪影響1:成績不振

サボっていた社員が本来、働いているはずだった時間で出来た仕事が全く進んでいないと言う事になります。

営業がサボるということは、その分だけ本来会社が獲得するはずだった契約や利益を失うことになります。その損失自体は小さなものかもしれませんが、長期的に続けば大きな損失ともなり得ます。

これらを防ぐためにも、サボっている営業社員を調査しておく必要があります。

悪影響2:他の社員のモチベーション低下

社内で仕事をしている社員は、周囲の目もあり、きちんと仕事をこなしている人が多いでしょう。その中で、明らかにサボっていたであろう営業社員が注意をされていない状態では、他の社員のモチベーションは低下します。

「営業の人間はサボったりして楽して給料をもらってるのに、自分たちばかりまじめに仕事をしていて不公平だ」という思考になる可能性もあります。

また、真面目に仕事をしている社員までサボっているという偏見の目で見られてしまう可能性もあり、そうなるとモチベーションは大きく低下するでしょう。しっかり仕事をしている正直者が馬鹿を見るような雰囲気を作ってはいけません。

営業社員が誰か一人でもサボっていると、その雰囲気が社内全体に蔓延して、たるんだ雰囲気になってしまいます。営業成績というものは会社の利益に直結しているため、それらが機能しなくなると、会社的にも大きな打撃となってしまうでしょう。中には真面目に仕事をする営業社員もいるでしょうが、そういう社員は社内の空気が結局嫌になって退職してしまうということになりかねません。会社自体のモラルを守るためにも、サボっている社員を指導していく必要があります。

営業社員のサボりの調査方法

営業社員が本当にサボっているのか、その調査方法は4つあります。「GPS導入」「ドライブレコーダー導入」「営業日報を細かく精査する」「探偵依頼」です。

これらは、自社で解決できるものと、他社に依頼して調査してもらうものに分かれています。

それぞれの利点とその細かい方法について見ていきましょう。

調査方法1:GPS導入

社員に配布している端末などにGPSやそれに近いアプリなどを導入することでそれぞれの行動を監視するという方法があります。

ただし、これを行う場合には全ての営業社員に対して行わなければなりません。特定の社員のみ行うと、その社員がサボっていると明言しているようなものになってしまいます。

そうなると、社員と会社の信頼関係が崩れ、社員側に不信感が募るでしょう。その社員が真面目に営業をしていた場合、社員のモチベーションを下げ、会社に対する不安が残るでしょう。GPSやアプリを利用した管理はわかりやすく効率的ですが、慎重に行う必要があります。

また、営業社員全員に一斉にGPS導入となると、費用面でも問題が出てくるでしょう。社内でよく検討し、どう行うか確認する必要があります。

調査方法2:ドライブレコーダー導入

営業社員の多くは、営業車で仕事を行っているでしょう。その車にドライブレコーダーを取り付けることで、社員が実際にどこに行ったのかを調査することができます。

この方法は、GPS同様、全営業社員に行わなければならないため、費用面での心配があります。

しかし、事故を起こしたときの賠償責任などの保険としても設置して損はないでしょう。社員のサボり監視と、事故後の対応、二つの観点からドライブレコーダーの導入はおすすめです。

ただし、電車などの交通機関を使用する営業社員の調査には向いていません。GPSなどとあわせることで更に強力な証拠となります。

調査方法3:営業日報を細かく精査

ほとんどの会社では営業日報を提出する必要があるでしょう。

営業日報に嘘を書いて提出する社員もいるのであまり期待はできないと思われがちですが、それは大きな間違いです。営業日報に嘘の報告を書いていると、初めの方はうまくいっている気になりますが段々とバリエーションがなくなり、矛盾が生じてきてしまいます。

これらを見抜くためにも、営業日報を管理する側が読み流すのではなく、きちんと内容を精査する必要があります。しかし、簡易的な営業日報であれば簡単に隠ぺいすることができてしまうので、細かく項目や記入事項を考えてフォーマットを作らなければなりません。

費用面ではそこまでかかりませんが、上司にあたる管理者の負担が増えるのを念頭に置いておきましょう。

調査方法4:探偵依頼

あまりにもサボりが明確で、怪しい社員がいた場合には、探偵に依頼するのも一つの手段です。探偵であればサボっている社員に気づかれることなく、サボっている証拠をつかんできてくれます。

ただし、探偵を利用するとなると調査料金がかかりますので、基本的には解雇処分に相当するかどうかを判断するための物的証拠をつかむために利用するのが良いでしょう。

また、探偵を使うことでかなり強力な証拠を掴むことが出来るので、最終的な手段として考えて置くのがおすすめです。

探偵がどのようにして調査を行うのか、解説していきます。

探偵の行動調査

探偵がサボっている社員の調査をするときには、行動調査を行います。行動調査は、尾行や張り込みなどにより、調査対象者の行動を監視し、証拠写真などを撮影して依頼主に提出する方法です。

熟練の調査員が、高性能な機材を駆使して調査を行い、証拠をつかむことが出来るので安心して依頼することが出来ます。

探偵や興信所に行動調査の依頼をした場合には、ターゲットとなる社員が外回りにでかけた時点から、終日監視を開始します。

終日同じ人が尾行していると怪しまれてしまう可能性もありますので、チームを組んで複数人で調査を行う場合もあります。そのときには連携を組んで、より強力な証拠を掴みます。

ターゲットの1日の行動は時間ごとに写真撮影され、調査報告書と一緒に提出するのが主流となっています。

証拠が出そろってしまえば、あとは社員に対して話を聞くだけになります。

探偵に頼むとなるとそれなりに費用が掛かってしまいますが、会社の不利益を考えれば先に投資しておくのも手でしょう。

一度サボり癖がついてしまった社員は、なかなかそこから抜け出せません。サボりを許容すると、事態は悪化してしまいます。

確実な素行調査で逃れられない証拠をつかんで、しっかりと対処することが大切です。

被害を拡大させないためにも、探偵に行動調査を依頼して、確実な証拠を手に入れておくのも重要です。

探偵による営業社員のサボりに関する代表的な調査事例

  • 成績不振のルート営業の社員を調査してみたら、何度もパチンコ店に足を運んでおり、営業先に訪問をしていなかった。
  • 成績が全く上がっていない社員を調査してみたところ、朝礼が終わった後にそのまま漫画喫茶に行き、終礼の時間になったらそのまま会社に戻ってきて退勤をしていた。営業先の訪問は全く行っていなかった。
  • 役職付きの社員を調査したところ、ドライブや買い物などに出かけており、1日中遊んだ後にそのまま直帰。得意先や営業先は1件も訪問していないことが判明した。
  • 営業の得意先から社員が到着していないと連絡があり、不審に思って調査したところ、パチンコ店で時間を潰しており、その上営業車の盗難にあっていた。
  • 得意先を回って産業廃棄物の回収をおこなう社員が不審であったため、調査をしたところ、回収した廃棄物をそのまま他業者へ横流しし、代金を着服していたことが判明した。
  • 成績不振の社員の素行調査を行ったところ、仕事時間内なのにもかかわらず別のアルバイトを行い、賃金の二重取りを行っていた。営業先には勿論足を運んでいなかった。
  • 営業社員の素行調査を実施したところ、風俗店への出入りが確認され、営業先には1度も訪問していなかったことが発覚した。

自力でできるのは調査1〜3!

ご紹介した「GPS導入」「ドライブレコーダー導入」「営業日報を細かく精査する」「探偵依頼」の4つの方法のうち、自社で行えるのは「GPS導入」「ドライブレコーダー導入」「営業日報を細かく精査する」の3つになります。これらは、導入までにそこまで時間を要しませんが、費用がかかります。

これらを行うことで、営業社員へのサボりを牽制する作用もあるので、簡単なところから導入していくことをお勧めします。

探偵への依頼は、確実な証拠が欲しい時、懲戒処分を決めるときなどの最終手段として取っておくのをお勧めします。

サボり営業社員を目的に合わせて調査しよう!調査なら探偵事務所SATにお任せ!

サボっている社員を牽制するためにも、企業側もサボりを警戒している姿勢を見せることが大事になります。しかし、あまり社員を疑う姿を見せすぎると不信感に変わってしまうので、注意が必要になります。

「GPS導入」「ドライブレコーダー導入」「営業日報を細かく精査する」などを行うことで、あらかたのサボりは牽制できるでしょう。もしそれでも直らない場合には、探偵に依頼するのもよいでしょう。社内で検討し、どの方法をとるのか決定しましょう。

サボり癖というのはなかなか抜けにくく、何度も何度も行ってしまいます。管理する側もきちんとした姿勢を撮ることが大切になります。

探偵事務所SATでは、そういったサボり癖のある社員の実態調査などを精度よく行うことが可能です。

ぜひ、お気軽にご相談ください。

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