TrackViewの機能と使い方は？浮気調査に使える？

【投稿日】 2023年5月3日 【最終更新日】 2023年5月31日

『TrackView』は、スマホをホームセキュリティカメラに変貌させることのできるアプリです。

iOS、Androidどちらにも対応しており、世界で累計1,000万ダウンロードを越えるほどの人気となっています。

TrackViewを使うと、自宅で留守番をするペットの様子を確認したり、子どもの安全を見守ったりと多彩な使い方が可能です。

一方、使い方によっては浮気調査にも利用できると話題になっているのです。

今回は、『TrackView』の基本的な使い方を解説するとともに、「実際に浮気調査に利用できるのかどうか」、「使用のメリットや注意点」について解説します。

『TrackView』の機能

『TrackView』はスマホだけでなく、タブレットやPCでも使用することのできるアプリです。

無料版と有料版があり、機能の幅が異なります。

基本的な機能を利用するのであれば、無料版だけでも充分した機能を体験できます。

以下からは、TrackViewの基本的な機能について解説します。

機能①：リアルタイムでのGPS位置検索

スマホのGPS機能を用い、対象者が現在どこにいるかをグーグルマップ上で確認することができます。

地図を拡大することで詳細な場所までも把握できるため、対象者が予定と違う場所にいるかがどうかも一目でわかります。

機能②：カメラを遠隔で起動してのビデオ監視

TrackViewを介して「どこにいるかを知りたい人」のスマホカメラを起動させ、そ本人の周辺状況の確認が可能となります。

もしも子どもが迷子になってしまったとしても、TrackViewがインストールされたスマホを通せば周囲を見回せるようになり、状況が詳細の把握できるのです。

インカメラ、アウトカメラの切り替えもできるので、他者がスマホを盗難し使用している気配も即座に察知できます。

また録音機能もカメラ機能とあわせて利用でき、映像+音声での強い証拠を記録として残せます。

機能③：遠隔でのサウンドアラーム起動

遠隔で操作することで、対象者のスマホからアラーム音を鳴らす機能も搭載されています。

使い方として、スマホを紛失してしまっていた場合に、音を鳴らすことで見つけてもらいやすくなるほか、危機との遭遇時に周囲へ通報するといった方法が挙げられます。

本機能においては、マナーモードやサイレントの設定になっていてもアラーム音は鳴るようになるため、万が一のケースでも対応できる可能性が高くなります。

『TrackView』の使い方

『TrackView』はスマホで簡単にインストールできるアプリです。

利用に際してGoogleアカウントが必要となるため、アカウントを取得していない方は事前に取得しておきましょう。

使い方①：アプリを開きGoogleアカウントでログイン

アプリのインストールが完了すると、Googleアカウントへのアクセス許可をリクエストされます。

TrackViewは「GPSで取得した位置情報をGoogleマップ上に表示する」といった仕様があるなど、Googleアカウントと紐づけなければ利用することができません。

使い方②：カメラ等各種スマホ機能のアプリ使用を許可

『TrackView』の機能を全て利用するためには、スマホの内部機能をアプリを通して利用できるようにしておかなければなりません。

「位置情報の利用」や「マイク、カメラへのアクセス」を事前に許可しておけば、非常時に迅速な利用が可能です。

使い方③：アプリ内のリモートデバイスに監視したい端末を登録

『TrackView』は、リモートデバイスに紐づけた端末の情報を取得、表示するアプリです。

リモートデバイスとは、TrackViewをインストールしたスマホなどデバイスとは別のデバイスを指します。

そのため、1端末のみではアプリ本来の機能をフル活用できません。TrackViewの利用においては、複数端末を使用する想定であることを覚えておきましょう。

リモートデバイスの登録は、「監視、見守りを行いたい対象者のスマホ」にもTrackViewをインストール、ログインし、アプリ間の紐づけを行うことで可能となります。

一度リモートデバイス登録が完了すれば、アプリ内の案内に従って簡単に対象端末を操作することができるようになります。

『TrackView』は浮気調査に使えるのか

簡単操作で対象者のスマホを遠隔操作したり、位置情報を確認したりできる『TrackView』を「浮気調査に使いたい」と考える方は増えています。

パートナーの浮気を疑っているものの確固たる証拠がない場合に、カメラを通じ映像・音声記録を残せる『TrackView』の機能はとても魅力的です。

しかし使用する際にはいくつかの点に注意しなければなりません。

また何らかのトラブルが起きても自己責任です。

以下から、注意すべき点を確認したうえで、本当に利用するかどうかを検討してください。

注意点①：パートナーのスマホへの無断インストールは法律に触れる可能性がある

『TrackView』をパートナーのスマホに無断でインストールすることは、「不正指令電磁的記録供用罪」に抵触する可能性があると知っておかなければなりません。

この罪は、正当な理由なしに他者の電子計算機に本人が意図しない電磁的記録などを作成、提供した場合に適用される法律で、3年以下の懲役または50万円以下の罰金に処されます。

『TrackView』を利用しパートナーの浮気現場を録音、撮影し、そのデータを第三者に見せて回ったりしてしまうと、不正指令電磁的記録供用罪が適用される可能性が高くなります。

「パートナーの浮気を突き止めるために不正指令電磁的記録供用罪を犯さざるを得なかった」という言い分は法的に大義名分とはならず、同行為が正当化されることはありません。

法を犯してしまえば、裁判の際に自分の訴えが「正当な理由」として受理される可能性も下がります。

注意点②：アプリの性質上パートナーにバレる可能性が高い

『TrackView』は複数端末にアプリをインストールし、リモートデバイスとして紐づけることで効果を発揮します。

そのため浮気調査で用いるならば、パートナーの端末にもアプリをインストールしなければなりません。

パートナーの所有端末にアプリをインストールすれば、ホーム画面上にアプリのアイコンが表示され、パートナーは不審に思う可能性が高くなります。

また、「アプリを起動させたことがパートナーのスマホにも通知される」という仕様があるため、紐付けた端末の利用者に知られないように使用する、といった場合には向いていません。

これらの問題点は、有料版に切り替えることで対策が可能です。

有料版は隠密性に優れ、遠隔で起動した際のスマホ通知のOFFや、隠しアプリとしてホーム画面から非表示にすることもできるのです。

しかしながら、パートナーに内緒で有料版アプリをインストールする行為も不正指令電磁的記録供用罪に抵触する可能性があることは変わりません。

注意点③：パートナーとの間に亀裂を生む可能性がある

パートナーの浮気を疑い『TrackView』を使用した結果、実際にパートナーの浮気を発見することができれば「目的を達成した」といえるかもしれません。

しかし、浮気の事実が確認できず勘違いであった場合は、パートナーからの抗議は避けがたく、信用を著しく損ねる可能性があることも考慮しなければなりません。

「真実を明らかにしたい気持ち」と「パートナーを信じたい気持ち」を天秤にかけ、実際に行動するかを選択する必要があります。

『TrackView』は、相手側の同意なしに使用することで重大なプライバシーの侵害を行うことさえ可能なアプリです。

だからこそもし使用する際は、法的リスクや未来の人間関係について等を慎重に検討した上で、合法的に利用しなければならないといえます。

『TrackView』を浮気調査に使う場合は、違法性を理解し慎重に検討しよう！

今回の記事では、『TrackView』の基本的な機能と使い方、「浮気調査に利用できるのかどうか」について解説しました。

非常に便利な機能で人気のアプリですが、相手側の了承なく使用すれば違法となる可能性が高いともいえます。

そのため、TrackViewを浮気調査のために使用するかどうかは、慎重に検討する必要があると覚えておきましょう。

危険を犯すよりは、浮気調査は探偵事務所に依頼するのがおすすめ！

「パートナーの浮気を疑いつつも、どうすればいいかわからない」という場合には、お金がかからないTrackViewなどのアプリを使う方法などが選ばれがちですが、良い結果が得られる可能性が低いことや、違法リスク、後々の損失が大きいという観点から、長期目線で見ると探偵事務所などプロの力を借りる方が安全で、コスパに優れています。

探偵事務所SATでは、ご自身のご要望や将来的に、浮気調査をしてどのように問題解決をしていきたいのか、というご希望に沿った調査提案を行っています。

予算のご相談にも乗ることができます。

もし、「パートナーが浮気しているかどうかを確かめたい」「後々の裁判のために浮気の証拠を抑えたい」というご要望があれば、ぜひ探偵事務所SATにお気軽にご相談ください。