【投稿日】 2018年6月21日 【最終更新日】 2021年10月21日

浮気相手の身元調査をしておくことは、重要です。特に慰謝料請求を想定している場合は、訴状を送るためにも住所や名前が必要となります。

しかし、役に立つのはそれだけではありません。

「慰謝料請求までは考えていないが、二度と配偶者と会わないでほしい」と思っている場合、配偶者にその話をしただけでは、いつ約束を破られるかわかりません。しかし、浮気相手の身元を調べた上で、話をすることが抑止力になります。

さらに、内容証明郵便にて「約束を破った場合は、慰謝料を請求する」といった取り決めを送り、念押しすることも可能です。

また、浮気判明後、浮気相手が逆恨みをする可能性も考えられます。配偶者は熱が冷め別れたがっているが、浮気相手が関係継続を望んでいる場合などに多いパターンです。

ストーカーのような行動や嫌がらせ行為が続く可能性も想定し、いざという時には警察に相談できるよう、相手の身元を知っておくことも大切です。

ここでは、素人とプロが浮気相手の住所、名前、職場、実家を調べる方法について、ご紹介します。浮気相手の身元調査をお考えの方は、ぜひ参考にしてください。

浮気相手の住所が知りたい!素人とプロの調べ方の違い

素人が浮気相手の住所を調べる方法は?

まずは、現在、すでに手に入れている情報別に素人の調査方法について見ていきましょう。

手に入れている情報 調査方法
電話番号 ・電話帳に掲載されていれば調査可能
・弁護士に依頼済みの場合は、弁護士照会により判明する可能性がある
本名 ・自営業の場合は、HPなどに情報が掲載されていることがある
メールアドレス ・自営業の場合は、HPなどに情報が掲載されていることがある
なし ・配偶者に直接尋ねる
・配偶者を尾行する

素人が浮気相手の住所を調べるには、難易度が高いことがわかります。浮気相手が自営業など特別な仕事をしている場合は、WEB上に掲載されていることがありますが、一般的な会社員などの場合、個人情報を入手することは難しいでしょう。

また「配偶者に直接尋ねる」「配偶者を尾行する」といった方法は、不可能ではありませんが、配偶者や浮気相手に気付かれずに調査するという意味では、おすすめできません。

プロの探偵が浮気相手の住所を調べる方法は?

一方、プロの探偵が浮気相手の住所を調べる際には、探偵業法に基づき「尾行」「張り込み」「聞き込み」といった手段を用いて調査を行います。

浮気相手に対する情報が乏しいとしても心配は不要です。配偶者を尾行することで浮気相手を特定し、その後も尾行を続けることで住所を入手することができます。

もちろん、友人の家に宿泊するといった可能性もあるため、一度帰宅したからといって、現住所特定と判断することはありません。

依頼主が希望する内容に応じて「いつから住んでいるのか」「誰と住んでいるのか」といった情報を追加で調査することも可能です。

浮気相手の名前が知りたい!素人とプロの調べ方の違い

素人が浮気相手の名前を調べる方法は?

素人が浮気相手の名前を調べるためにできる内容には、限りがあります。配偶者の携帯電話から浮気相手の番号と思われる番号を入手した場合「配偶者や浮気相手に気付かれても構わない」と、直接電話する人もいますが、この方法はおすすめできません。

「証拠がない」「名誉毀損」と訴えられるリスクがあるだけでなく、配偶者の携帯電話を勝手に見たという事実が、立場を悪化させてしまうためです。

配偶者が浮気相手と電話していた際に、名前を呼んでおり、同じ名前の人物がSNS上で配偶者とつながっていたなどという偶然を除き、LINEのIDだけわかる、名前(ひらがな)だけわかるといった状態から、素人が相手に気付かれずに本名を調べるのは難しいと考えておいた方が良いでしょう。

プロの探偵が浮気相手の名前を調べる方法は?

一方、プロの探偵は、浮気相手に関する情報が乏しい場合も、住所を調査する際と同様に、配偶者を尾行し、浮気相手の特定から名前の調査へと進むことが可能です。

一軒家に住んでいる場合、表札に苗字が書かれていることがあります。また、アパートやマンションの場合も、宅配便の受け取り時の様子を張り込むことで、人物の確認、苗字の確認が可能です。

また、郵便受けに入っている手紙やDMの宛名を確認する行為自体は、合法です。ただし、郵便受けを確認するために敷地内に無断で入った場合は住居不法侵入罪、手紙を開封した場合は、信書開封罪に問われる可能性があります。

そのため、この方法はあくまで敷地外から郵便物を確認できるシチュエーションの場合のみ実行する調査方法だと考えてください。

また、浮気相手と同じ性別の人物が同居しているケースであれば、間違った名前を入手しないよう、より念入りに張り込みや聞き込みを行うことが一般的です。

得た証拠の裏付けをしっかりとる点は、素人とプロの大きな違いと言えるでしょう。

浮気相手の職場が知りたい!素人とプロの調べ方の違い

素人が浮気相手の職場を調べる方法は?

浮気相手が極身近な人物である場合(共通の知人など)は、さりげなく周囲の人に聞くなどして浮気相手の職場を特定できる可能性が高いです。名前が判明している場合はSNSを調べ、公開情報から調べることもできるでしょう。

しかし「携帯電話番号しか知らない」「下の名前の読み方しか知らない」など、情報が乏しい場合、素人が合法的に浮気相手の職場を調べることは難しいと言えます。

プロの探偵が浮気相手の職場を調べる方法は?

プロの探偵の場合は、住所を調べた後、張り込みを行い出社する浮気相手を尾行することで職場を調査することが可能です。何社も入っているオフィスビルの中に入った場合も、合法的な範囲で中に入り、実際に勤めている会社を特定します。

浮気相手が接客業に就いている場合、実際に接客を受けることでより多くの個人情報を得ることも可能です。あくまで相手に気付かれないよう、一顧客を装い行動する、尾行する探偵とは別の人物が近づくなど、最大限気を配っています。

浮気相手の実家が知りたい!素人とプロの調べ方の違い

素人が浮気相手の実家を調べる方法は?

浮気相手が、友人・知人など、近い関係の人物である場合は、周囲に聞くことで浮気相手の実家を調べることは可能です。しかし「どうしてそんなことを聞くの?」「◯◯さんと何かトラブルでもあったの?」など、逆に質問される可能性もあり、良い方法とは言えないでしょう。

SNSに「実家に帰省しました!」などの投稿をしている場合であっても、大まかな地域(都道府県や市町村レベル)であるため、詳細に番地まで突き止めるには相当な労力が必要となります。

プロの探偵が浮気相手の実家を調べる方法は?

プロの探偵は、浮気相手の本名や住所を調査した後、素行調査として、過去の経歴や実家の住所、実家の家族構成など様々な情報を得ることが可能です。

データ調査と呼ばれる方法を用いることもあれば、遠い関係者を探し出し、別件のことを尋ねながら浮気相手本人のことをさりげなく聞き出すといった手段をとることもあります。

仮に遠方であっても、必ず実家まで出向き存在していることを確認することが基本です。すでに実家は他人の手に渡っており存在しない、更地になっているといったケースがあるため、データ収集だけでなく、現地調査は欠かせません。

浮気相手の身元調査を短期間で確実に行いたい場合は、探偵へ依頼を!

浮気相手の身元調査は、一見、素人でも可能だと思われるかもしれません。

しかし、

  • 調べている間に、配偶者や浮気相手にバレてしまった
  • 頑張って調べたが、思うように結果が得られず時間だけが過ぎた
  • やっとの思いで得た情報が間違っていた

など、トラブルが起きたり、必要な情報が得られなかったりと、成功率が高いとは言えないのが事実です。

また、素人でも可能だとうたうWEB上の情報の中には、違法行為(なりすまして住民票を請求する、違法業者に依頼し、携帯電話や車のナンバープレートから人物を特定する)を推奨する内容もあるため、安易に実行することは危険です。

浮気相手の身元調査を実行したいと考えたときは

  • なぜ、身元調査をしたいのか
  • 浮気相手の身元を判明させた後、どうしたいのか

を冷静に考えることが重要です。


訴状を送るためには、名前や住所が必要です。勤務先や実家住所の情報を得ておくことが抑止力になったり、慰謝料の金額を左右したりします。そういった意味でも、浮気相手の身元調査はとても重要と言えるでしょう。

しかし「浮気の事実に腹が立つから、浮気相手の元に乗り込んで怒鳴りたい!」「浮気相手の職場を突き止めて、浮気の事実を暴露したい」などとお考えであれば、一度、落ち着いていただきたいのです。

浮気という確実な証拠がないまま、怒鳴り込んだり、仮に証拠があったとしても職場で浮気の事実を暴露したりする行為は、逆にあなたの立場を悪くします。

探偵事務所SATでは、無料相談を受け付けています。今、浮気相手の身元調査に関する不安や心配、ストレスを感じているのであれば、まずは一度、私たちにご相談ください。

実際に、話をする中で、問題解決の糸口が見えてくることは少なくありません。あなたが望む未来を目指すためには、浮気相手の身元調査が本当に必要か、また必要な場合はどういった内容があればいいのか、一緒に考えていきましょう。

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