浮気の証拠集めに有効？よく使われる浮気調査アプリ5選

【投稿日】 2023年1月5日 【最終更新日】 2023年1月19日

「配偶者や恋人の行動が怪しい」「浮気をしているのではないか」と疑問を持ったことはありますか？

「怪しいとは思うけれど証拠がない」というようなときに使えるのが、「浮気調査アプリ」と呼ばれるものです。

この記事では、よく使われている「浮気調査アプリ」を厳選して5つご紹介します。

そもそも浮気調査アプリとは何？

まず、最初にはっきりしておきたいことは、厳密に言うと「浮気調査アプリ」というものは存在しないということです。

「浮気調査アプリ」とは何かというと、「自分自身のスマホの紛失や盗難にそなえて」または「老人や子供などの見守りのために」あるいは「子供のスマホ利用を管理するために」スマホに予めインストールしておくアプリを、浮気調査のために流用しているのです。

これらのアプリは、スマホのGPS機能を使って位置情報を知ることができたり、カメラを遠隔操作して画像や動画を撮影したりたり、ボイスレコーダーを遠隔操作して録音したりできるもので、紛失や盗難にあったときの所在を知ることができたり、子供や老人の言動を見守ったりすることができます。

つまり、これらの「浮気調査アプリ」を使って、浮気が疑われる配偶者や恋人の所在を把握したり、カメラで画像や動画を撮影したり、ボイスレコーダーで音声を録音して浮気の証拠にすることができるということなのです。

浮気調査アプリの種類

この記事では便宜上「浮気調査アプリ」と言うことにしますが、「浮気調査アプリ」にはいくつかの種類があります。

アプリの機能による分類

「浮気調査アプリ」を機能によって分類すると次の3つに分けることができます。

どのような証拠（情報）を得たいのかによって、「浮気調査アプリ」を選ぶことが重要です。

「浮気調査アプリ」によっては、これらの3つのうちの複数の機能を持つものもありますし、これら3つ以外の機能を持つものもあります。

対応しているスマホの種類による分類

対応するスマホの種類、つまりiPhone用かAndroid用かという分類があるので、浮気が疑われる相手が持っているスマホに対応した「浮気調査アプリ」を選ぶ必要があります。

なお、iPhone用アプリは「App Store」、Android用アプリは「Google Play」からダウンロードすることができます。

無料アプリか有料アプリかによる分類

無料か有料かによっても分類できます。

一般的には、無料版では一定の機能までしか使えず、有料版にすることによってその制限がなくなったり新たに機能が追加されたりするアプリが多いようです。

よく使われる浮気調査アプリ5選

浮気の証拠集めによく使われている「浮気調査アプリ」を5つご紹介します。

【1】life360

「life360」は、スマホのGPS機能を利用して家族と位置情報を共有して現在地を知ることができるアプリで、子供の見守り用として開発されたものです。

iPhone用とAndroid用があり、基本的には無料で利用できます。

スマホの現在位置、移動経路の追跡、特定の行先（場所）の登録、特定の行先（場所）に到着したときの通知設定などができます。

【2】TrackView

「TrackView」は、スマホを遠隔操作でカメラを起動して赤ちゃんや愛犬の様子を確認したりアラームを鳴らしたり、スマホを紛失したときにGPS機能を使って探したりすることができる「ホームセキュリティアプリ」です。

iPhone用とAndroid用があり、それぞれ無料版と有料版があります。

ただし、無料版の場合は、遠隔操作を行うと、相手のスマートフォンに通知されてしまいますので、浮気調査のために使うのであれば通知されない有料版にする必要があります。

有料版は、同時に5デバイスまで使うことができる月額350円のプランからとなっています。

なお、利用するためには相手のスマホにインストールした後に、事前に作成したGoogleアカウントでログインをする必要があります。

監視する側のスマホやパソコンに、同じGoogleアカウントでログインして、監視や遠隔操作を行います。

【3】Cerberus（ケルベロス）

「Cerberus（ケルベロス）」は、子どもの居場所を確認したりスマホを紛失したり盗難に遭ったときに端末を探すために開発されたアプリです。

Android用のみでiPhoneには対応しておらず、基本的に有料版のみですが、登録後7日間だけは無料で使用できます。

1デバイスで利用できる1年間の利用料金は、5ユーロ（約700円）です。

機能的には、パソコンからの遠隔操作で録音ができたり、カメラで撮影したり、スクリーンショットを取ったり、通話履歴（日時や登録名）を確認したりすることができ、音声データはパソコンにダウンロードして確認できますし、カメラ画像は登録されたメールアドレスに送付されてきます。

特記すべきことは、録音データや画像データはスマホには保存されないということとホーム画面上でアイコンを非表示にすることができることで、スマホの持ち主が気づきにくいという特徴があります。

【4】mSpy

「mSpy」は、子供がスマホを利用する際に、アダルトや暴力などの有害コンテンツ、ゲームでの課金などを、親が管理するための「ペアレンタルコントロール（Parental Control）アプリ」です。

ペアレンタル（Parental）とは、「親としての」という意味で、このアプリの本来の目的は、親として子供のスマホ利用を管理するものです。

iPhone用とAndroid用がありますが、有料版のみで利用料金は1カ月（$ 69.99/月）、3カ月、12カ月（$ 16.66/月）です。

機能としては、スマホの位置情報の取得、LINEメッセージやスマホ内の画像・動画の確認、通話履歴・通話回数の確認などができます。

また、ホーム画面上でアイコンを非表示にすることができます。

【5】Prey: Find My Phone & Security

「Prey: Find My Phone & Security」は、スマホを紛失したり盗難に遭った際にスマホの所在を見つけることができるアプリです。

Android用とiPhone用（アプリ名は「Prey Find my Phone Tracker GPS」）があり、それぞれ無料版と有料版があります。

無料版では、GPS機能を使った現在位置の把握、特定のエリアに出入りした際の通知、遠隔操作によるカメラ画像撮影と現在位置のレポート作成などができ、有料版にすると監視台数が増えてスマホ内のデータ消去やファイル閲覧機能などが利用d軽るようになります。

しかし、LINEメッセージの閲覧や通話履歴の確認などはできません。

浮気調査アプリの使用にはリスクがある！

「浮気調査アプリ」とは何か、また、浮気調査によく使われるアプリを5つご紹介しました。

「浮気調査アプリ」を利用することによって、パートナーの位置情報や画像、音声などのデータを取得することが可能です。

しかしながら、パートナーの了承を得ずにアプリをインストールしたりスマホ内のデータを確認したり遠隔操作をしたりする行為は法に触れる可能性があり、場合によっては訴えられる可能性があります。

また、取得した情報などは裁判において決定的な証拠にはならないこともしばしば。

「浮気調査アプリ」の使用に当たっては、このようなリスクがあることを十分考慮して判断する必要があります。

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浮気調査アプリの使用は、個人情報保護法などの観点からリスクがあります。

また、証拠の精度なども不明確で、リスクを犯してアプリを使ったとしても裁判や調停などで証拠として認められる可能性は不明瞭です。

場合によっては、相手側からそこを突かれて、逆に訴えられる可能性もあります。

そのため、探偵という立場から、このようなアプリを安易に浮気調査に使うことはおすすめしません。

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