【投稿日】 2022年11月11日 【最終更新日】 2022年11月15日

恋愛していると、あるいは結婚生活を続けていると気になることが「パートナーの浮気」です。

人が浮気をするには理由があり、男女ともに様々な角度から自分の行動が浮気に傾いてしまう可能性があります。

この記事では、浮気をしてしまう理由を男女別に解説することで傾向を知り、どのようにすれば防げるのか、あるいは起きてしまった浮気についてどのような対処ができるのかについて解説します。

【女性編】浮気をしてしまう理由として多いのは?

女性の場合、浮気に気持ちが傾いてしまう理由としては、パートナーとの関係性が大きく影響します。

1つひとつよくある理由を見ていきましょう。

【理由1】女として見てもらえていない・幸せになりたいと感じたから

付き合いが長くなるにつれて相手が異性であるという意識がだんだん薄くなっていく傾向があります。

さらには、家庭における自分の立場が「妻」から「母」へと推移していく段階においても「自分が女であることを認めてもらえていない」と感じるという人も少なくないようです。

そんな折に、ふとした瞬間、たまたま居合わせた相手から「かわいい」「美人ですね」と言われ、女性として褒められたとき、自分の性別における本能的衝動が呼び覚まされて、浮気に発展してしまうことがあります。

また、子供の進学・就職などにより子育てが一段落した場合も、自分の人生を見直すきっかけとなるため「幸せになりたい」と浮気に発展してしまうこともあるようです。

このように、女性は、ライフスタイルの変化や、「今まではこういった反応だったのに…」という周囲の反応や関係性の変化などが浮気のきっかけとなってしまうことが多い傾向があります。

【理由2】性生活の変化・相手の態度が変わってきた、寂しい・刺激がほしいと感じたから

恋人や夫の態度の変化により浮気が起きてしまうこともあります。

例えば「結婚した途端、仕事人間になり、家を顧みなくなっていった」など、夫が豹変してしまった、夜の夫婦生活が淡白になってきた、といった変化が挙げられます。

夜だけでなく、夫婦間のスキンシップなどがだんだん薄れてしまうと、不安感や寂しさを覚える女性は多くなっていきます。

一般的に女性ホルモンの分泌のピークは、30~40代であり、ちょうどその時期と、夫が会社で活躍し始め仕事に没頭しなければならないような時期がバッティングしてしまうことが、スキンシップや夜の夫婦生活が淡白になる理由の1つとして考えられます。

こういった欲求不満が溜まり続けてしまい、浮気に発展してしまうことが多いようです。

【理由3】相手を男として見られなくなったから・魅力的な出会い

パートナーの嫌な部分が我慢できなくなったり、パートナーに男性としての魅力を感じることができなくなるなど、相手を男として見られなくなった、というのも、女性が浮気をしてしまう代表的な理由の1つです。

女性がパートナーに魅力を感じなくなる代表的な理由が次のようなものです。

  • 仕事ばかりで家庭を顧みない
  • DV
  • 子供の面倒をみない
  • 家事をしない
  • マンスプレイニング(マウント行為)
  • 先に浮気された

重要なのが、これらはすべてパートナーである男性が無自覚なまま行っている可能性があるということです。

こういったすれ違いが積み重なれば、信頼関係は薄れていきます。

結果として、パートナーに男性としての魅力を感じなくなってしまい、外部の男性との浮気に発展してしまうのです。

また、一方で女性側が「より良い男性を!」という気持ちで、浮気をしてしまう事もあります。

すべてはお互いの気持ちのすれ違いから発展していることなので、大切なのは夫婦でしっかりと意見を言ったり、気持ちを共有することです。

【男性編】浮気をしてしまう理由

男性の場合は、本能や性欲、外部の刺激などが浮気のきっかけとなるケースが多くなります。

また、もちろんそれだけではなく、女性が浮気をしてしまう代表的な理由として紹介した、「性生活の変化」や「相手を異性として見られなくなったから」など相手との関係性の変化も、浮気のきっかけになりえます。

それでは、一つひとつ男性の浮気理由として多いものを見ていきましょう。

【理由1】本能と性欲によるもの

男の生殖器官にはもともとたくさんの女性と交配できる機能が備わっており、多くの異性と生殖活動をしたいという欲求が本能に刻まれています。

つまりもともと、生涯たった一人の相手だけと過ごすだけでは満足できないような生殖機能が設計されてしまっているのです。

そこで本命の相手がいるにも関わらず本能に従ってしまうと、自ずと浮気につながります。

海外の研究では、いきなり声をかけられた相手と一晩をともに過ごすパターンは男性の場合70%をも超えることがあるほど顕著であり、女性の場合はほぼ起こらないといった結果も出ています。

このような違いが生まれる理由としては、男性が本命の相手のことは心の底から本命だと思っており、浮気相手は遊び相手でしかないと考えて行為に及ぶことが多くあるためです。

これは魅力的な異性を目の前にするとテストステロンという男性ホルモンが分泌され、性的な衝動が高まってしまうからであるとされています。

魅力的な相手がたまたま眼の前におり、たまたまアルコールが入っていて、たまたま誰からも見られていないという条件が揃った場合などに浮気に発展してしまうことが多いようです。

しかしながらそういった考えは、女性には理解されないため、結果的に悪いと理解していながらも浮気に及び、取り返しのつかない状況に陥ってしまいます。

【理由2】恋愛初期の刺激を求める・ストレスがあるから

初めて付き合う相手との刺激や緊張感は、既に何年もともにいる相手からは得られないものです。そこで恋愛初期の気持ちをもう一度味わいたいと思い、浮気に及んでしまうことは多い傾向があります。

これは、日頃の生活でストレスが溜まりすぎていても起こります。

例えば、あまりにも仕事に忙殺されすぎている、妻との生活時間が噛み合わずパートナーとの夫婦生活も満足に送れないなどです。

こうした日々が積み重なってしまうと、ふとした瞬間に浮気に流されてしまうことが考えられます。

また、長年連れ添ったパートナーの方が、自分の弱い面などを見せづらくなるというのも、原因の1つです。

【理由3】本気で好きになってしまう

本命の相手がいるものの、とある異性を本気で好きになってしまうと本気で関係を進めてしまうことがあります。

これははたから見れば浮気でありながら当人の中では本気の恋愛であり、自分の力だけで関係を正そうとするのは非常に難しくなります。

女性の場合は「特別な関係性」に価値観を見いだして浮気に及ぶ傾向があり、男性の場合は「一時的な性欲のはけ口」として浮気が起こりがちです。

しかしながら浮気が本気となってしまう場合は、自制できる本能や衝動といった分野の問題ではなくなってしまいます。

本命同士の問題やトラブルを解消したところで浮気が収まる可能性は低いと言えます。

パートナーの浮気を未然に防ぐ方法

浮気を未然に防ぐ方法として一番重要なのが、コミュニケーションです。

なぜなら、男女それぞれ代表的な浮気理由を突き詰めて考えると、「パートナーとのコミュニケーション不足」がどの理由にも共通するためです。

お互いに正直に意見を言い合ったり、気持ちをシェアすることが浮気を未然に防ぐ一番の予防策と言えるでしょう。

しかし、普段してこなかったコミュニケーションを意識的に行うのは難しいものです。

そのため、普段から次のようなコミュニケーションを意識してみることから始めてみましょう。

  • 「おはよう」「おやすみ」「いってらっしゃい」「ただいま」など挨拶を意識的に行う
  • 「ありがとう」を言う回数を増やす
  • 相手に悪いことをしたらきちんと謝る
  • 相手との会話でむやみに否定しない
  • 誕生日や結婚記念日などをきちんと覚えておく
  • お互いを束縛・干渉しすぎない
  • 相手のいいところを意識的に褒める
  • 夜の生活を定期的に意識的に行う

普段の何気ないちょっとした行動ですが、こうした「ちょっとした行動」をしないことの積み重ねが、パートナーの浮気の最大の原因です。

言い換えれば、こういったちょっとした行動を意識的に行うことで、浮気を未然に防ぐことができると共に、浮気をしてしまいそうになった際の「自制心」にもつながってきます。

もちろん、そういった行動をしていたとしても、衝動的に浮気に発展してしまうことは十分に考えられますが、それを防ぐのは非常に難しいと言えます。

しかし、こういった普段からのコミュニケーションがしっかり取れていれば、浮気に発展してしまった後でも、話し合いがきちんと出来たり、問題が大きくなる前に解決できる可能性が高くなります。

そういった意味でも、このような一見当たり前のコミュニケーションを意識的に行うことが浮気を未然に防ぐ方法として有効だと考えられます。

パートナーが浮気してしまった場合の対処法

浮気が起きてしまう最大の原因は、夫婦のコミュニケーション不足ですが、普段のコミュニケーションを意識していたとしても、パートナーが浮気をしてしまう可能性は0ではありません。

パートナーが浮気をしてしまった場合の対処法は色々とありますが、まずはお互いに話し合うことが一番の対処法です。

二人で話し合い、許すのか、距離をおくのか、離婚するのか、どうするのが一番お互いにとって良いのかを決めていく必要があります。

対処法1:許す

パートナーを許す場合は、何かしらの再発防止策を打った方が良いと言えます。

相手のことを信じるというスタンスも重要ですが、浮気は自分の理性を超えて、衝動的にも起こってしまうことがあります。

そうならないためにも、ある程度自分の理性以外にも浮気を防止する策をしておくことが、お互いのためになります。

再発防止策1:誓約書を書いてもらう

相手自身に「もう浮気はしない」などの誓約書を書いてもらうのは、有効な再発防止策と言えます。

誓約書作成の際に重要なのが、「もし浮気を次にした場合には」という内容も入れることです。

こうした項目を自分で書くことにより、浮気の抑止力にもなりますし、もし仮に浮気をした場合に「誓約書にこう書いてあったから」という理由や、裁判の証拠としても活用できるので、浮気された側としても安心材料の1つとなります。

また、「言った言わない」の争いになることも少なくなります。

口だけではなく、しっかりと書面としても残しておくことが重要です。

再発防止策2:二度と浮気相手に会えないようにする

人は弱い生き物です。浮気を一時的に反省したとしても、時間経過により意思が和らいでしまうことがあります。

そのため、相手の理性を信用することは危険です。

重要なのは、相手がたとえ浮気をしようとしたとしても、物理的に浮気相手などに会えない環境を作ることです。

  • 浮気相手の連絡先など情報を全消去(連絡先、着信履歴、写真など)
  • メッセージアプリの会話履歴など、相手の痕跡を消す(ID等が思い出せないようにアプリごとの消去推奨)
  • 仕事都合などでアプリを消せない場合ブロックを併用
  • SNSフォロー関係の精算
  • SNS上でにおける関係者を含んだ関係の清算(関係者フォロー状態全解除等)

少し強めの再発防止策ですが、何度も浮気を繰り返す場合などには、依存症治療のように、自分でしたくてもできない環境をパートナーが意識的に作ってあげることが重要です。

再発防止策3浮気をする時間を持たせないようにする

これは浮気をする側の話ですが、浮気を思いつくような時間をそもそも持たないようにするという方法です。

例えば自分磨きをするなど。有料かつ高額なジム、セミナーに通うことでコンコルド効果が起こり、簡単にやめられない状況がつくれます。

忙しくすることで「寂しい」「人が恋しい」と思わなくすることが可能です。

自分磨きをすることで配偶者やパートナーからより魅力的に思われ、関係改善ももたらします。

対処法2:時間をおく

パートナーの浮気が発覚してからすぐに話し合いをした場合、お互い感情的になり、話し合いが冷静に行えない場合があります。

そのため、一旦少し時間をおくことも対処法としては有効です。

実家に一時的に帰宅したり、一旦時間を置いてから話し合いをしましょう。

ここで重要なのは、話し合いの日時や場所をあらかじめ決めてから時間を置く、ということです。

時間を置いてしまうと、今度は自分から話し出すのが難しいという状況が生まれてしまい、そのまま時間だけが経過してしまうことも十分考えられます。

そのためにも、まずは「1週間後の何時にどこで話し合いをしよう」と決めてから距離を置くようにしましょう。

対処法3:離婚する

浮気が許せるタイプ、許せないタイプ、それは人それぞれです。

絶対に許せないという人もいると思います。

そういった時に対処法として考えられるのが離婚です。

離婚の場合には、親権や慰謝料、養育費など色々と取り決めをしなければならない事があるため、円満離婚以外の場合には、弁護士など第三者の専門家に介入してもらうのが一般的です。

浮気の最大の原因はコミュニケーション不足!まずはそこを改善しよう!

男女ともに浮気に及んでしまう理由は数多くありますが、どの理由にも共通しているのが「コミュニケーション不足」です。

そのため、まずはパートナーとの何気ない挨拶や、感謝の言葉、など何気ない行動から意識的に改善していくことが、浮気を未然に防ぐ上でも、浮気をしてしまった後にしっかりと話し合い解決していく上でも重要になります。

一方で、「それでも浮気は起きうる可能性がある」という認識を持つことも重要です。

浮気が起きてしまった場合には、再発防止策を打った上で許す、距離をおく、離婚するという対処法が考えられますが、やはり冷静に話し合って今後どうするのかを決めることが一番大切です。

また、二人では解決が難しい場合や、冷静に話し合いが行えない場合には、第三者に介入してもらうことも検討しましょう。

パートナーの浮気調査や、裁判に有効な浮気の証拠収集なら探偵事務所SATにお任せ!

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調停や裁判など、争いになってしまった場合、何より判断材料として証拠が重要になります。

また、証拠と言っても、裁判で「有効」と判断されなければ、証拠として使えない可能性もあります。

例えば、個人で浮気現場を押さえた写真を手に入れたとしても、それが様々な理由により証拠として裁判では使えない場合が往々にしてあるのです。

探偵事務所SATでは、相談者さまのお話やご事情をしっかりと伺い、どのような調査を行うのが最善か、どのような調査方法を用いて証拠取得を行うべきかを判断し、探偵業法に基づくあらゆる調査手法を用いて、浮気調査・証拠取得を行います。

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