【投稿日】 2018年12月19日 【最終更新日】 2021年10月21日

多くの人が知らないうちに盗聴の被害を受けています。なくなるどころか増える一方の盗聴。もちろんあなたも自宅で、職場で、公共の場で、誰かに盗聴されているかもしれません。

まさか自分が…とは思わず、「盗聴されてるかも…」と少しでも気になることがあればチェックリストで調べてみてください。また盗聴に関する相談先や、盗聴器の発見方法などについてもまとめています。

「盗聴されてるかも…」そう思った時の11のチェックリスト

全く心当たりがなくても、いつの間にか盗聴の被害を受けている人は少なくありません。まさか自分が…と思っている人でも、以下の項目をチェックしてみてください。

思い当たる項目が2つ以上あれば、盗聴されている可能性が高いです!

1.自分あるいは家族しか知らないはずのことを他人が知っていた

これ1つだけでも盗聴を疑って良いくらいです。

現在、盗聴は大掛かりな犯罪ではありません。小型で高性能な盗聴器が手に入りやすくなっているため、ほんのちょっとした好奇心で知人宅などに設置する人も多いのです。最も多く盗聴器が設置されているのは一般家庭であることを覚えておいてください。

2.見覚えのないものが家の中に増えていた

盗聴器は小型化が進んでいるため、大きさを問わずいろんなものの中に紛れ込ませることができます。そのため、いつの間にか家にあったものは要注意です。コンセントや電話線の差し込みプラグなどに見せかけた盗聴器は一般的なので、気になったらまずチェックしてみてください。

また贈り物に盗聴器を仕掛けられることがあります。鉢植え、ぬいぐるみ、置物、電卓などの小さな電子機器や文房具など、家に飾っておくものや持ち歩くものは特に注意しましょう。

3.家の中の物の位置が勝手に変わっている

盗聴器を仕掛けるために、犯人は家具や小物を触ったり移動したりします。盗聴器自体は見つからなくても、こういったところから設置に気づくことができます。

また鍵などが壊されていたり家の中が荒らされていたりと、空き巣が入った形跡があるのに何も盗まれていないといった場合も要注意です。何者かが盗聴器を設置するために侵入した可能性があります。

4.同じ車が近所に停まっているのをよく見る

盗聴するためには盗聴器の発する電波を受信する必要があります。そのため近所に不審な人物や、長時間駐車している車が目撃された場合は非常に怪しいです。

5.最近いたずら電話・無言電話がかかってくる

いたずら電話は恨みや嫌がらせの目的でかけられるものです。その犯人がターゲットの行動パターンを知ったり弱みを握ったりするためには、盗聴はとても有効な手段です。つまりいたずら電話がかけてくる人物は、同時に盗聴も行っている可能性が高いのです。

また電話の盗聴は非常に一般的な手口です。電話線に盗聴器が仕掛けられているせいで電波状況が悪くなり、その結果、無言電話や機械音だけの電話がかかってくるということも考えられます。

6.固定電話・ネット回線・TVなどにノイズが入る、電波障害がある

電話線、ネット回線を利用して盗聴するというのはよくある手口です。その際、様々な電波にノイズが生じる場合があります。

音声や映像にノイズが入る、混線のような現象が起こる、パソコンの動作が重いといった場合は、電話・ネット回線を盗聴されている可能性が高いです。

7.最近不審な人物が家にやってきた

市役所や水道局、ボランティアなどを名乗って訪ねてくるというのは、昔からよくある犯罪の手口です。盗聴器設置の犯人も同じ手口でターゲットの家に侵入することがあります。

知人であっても目的がわからない来訪や、家にいる間どことなく様子がおかしい、不審な動きがあったという場合は注意です。

8.来客があったわけでもないのに玄関のドアポストから妙な物音を聞いた

アパート・マンションのドアに設置されているポストからは、屋内の会話や物音をかなり鮮明に盗み聞きすることができます。それはつまり、盗聴器を設置するにも適した場所ということです。

玄関先での不審な物音は盗聴器を設置するときのもの、あるいは盗聴の電波を拾いに来たときのものということが考えられます。

9.人間関係のトラブルに巻き込まれている

一般家庭に盗聴器を設置する動機として最も多いのは、浮気や出世争いなどの人間関係のトラブルです。

特に配偶者に浮気を疑われた場合はやっかいです。盗聴器を設置するのはその家の住人の意思なので違法性はありませんし、探偵に依頼していれば見つかりにくく高性能な盗聴器を使用しているはずです。

自分に非はなくとも相手にいつの間にか疑われたり恨まれたりしていることは大いにありえます。迷惑行為や犯罪に人間関係のトラブルはつきものなのです。

10.最近電気代が高くなった

盗聴器の中には、家庭の電源を利用するものがたくさんあります。ほとんどは小型であまり電力を消費しないので大きな変化は生じませんが、大量に設置されていれば気づく場合もあります。

11.入居前から設置されていた照明・電話線などが部屋の中に残っている

盗聴ははっきりターゲットを定めて行われるものばかりではありません。盗聴マニアは意外に多く、彼らは他人が設置した盗聴器の電波を受信して盗聴を楽しむこともあります。

ですから前の住人を盗聴していた盗聴器がそのまま設置されていれば、その電波は盗聴犯たちに筒抜けです。また前の住人が盗聴マニアであれば、引っ越しの際に盗聴器を仕掛けていく場合もあります。

盗聴を防ぐためには、入居前から設置されていたコンセントタップなどは撤去しておきましょう。前の住人の残した家具・家電ももちろん同じです。

「盗聴されてるかも…」と思ったときの盗聴器発見調査の相談先は主に3つ

上のチェックリストで2つ以上当てはまった方、あるいは「盗聴されているのではないか」という不安が消えない方には、盗聴器発見調査の検討をおすすめします。

盗聴器の発見には、広域受信機という特殊な機材を用います。通販サイトや電器店などでも一般向けに売られていますが、性能はあまり高くありませんし、かつ素人には盗聴器の場所を特定することはなかなか困難です。

その点、専門業者なら高性能な機材を用いて確実に発見し、これまでの経験と技術で安全に撤去を行うことができます。

盗聴器発見の主な相談先は以下の3つです。それぞれ自分に合った方法を選んでください。

盗聴器発見専門業者に相談する

まず、盗聴器・盗撮カメラの発見を専門に行う業者があります。

メリット

  • 盗聴(盗撮)に他の業者より詳しく、技術力も高い
  • 盗聴の予防などについての専門的なアドバイスも受けられる
  • 盗聴器発見調査だけを行うため、比較的安価
デメリット

  • 探偵業の届出を行っていないため、盗聴の犯人についての調査ができない

とにかく盗聴器を早く確実に撤去したいという場合に最適なのが、盗聴器発見専門業者です。

探偵に相談する

探偵も盗聴器の発見を専門的に請け負っている業種のひとつです。もちろん専門的な機材を用いて調査します。

メリット

  • 盗聴に関しての充分な専門知識と技術力・機材がある
  • 盗聴のみでなくそれに関連するトラブルについても相談できる
  • 犯人の特定と原因の究明をして、根本的な解決ができる
デメリット

  • 盗聴器の発見のみを専門に扱い業者よりは、やや盗聴器のノウハウの面で劣る可能性も

盗聴を根本的に解決したい場合には、探偵に依頼するのが最適です。

警備会社に相談する

一般家庭や企業の防犯対策、事件・犯罪から守る警備会社も、業務の一環として盗聴器発見調査を行っています。

メリット

  • 料金が家の間取りに応じて明確に決められていることが多い
  • 盗聴器に関連する犯罪の予防・身辺警護も依頼できる
  • 大手の企業が多いため、安心感と信頼性がある
デメリット

  • 盗聴器の調査を行っていない警備会社もある
  • 盗聴器に関してはやや専門知識に欠ける
  • 犯人を捜す、原因を解明するなどのことはできない

警備会社は、犯罪に巻き込まれる可能性が高い方のための総合警備サービスです。盗聴器発見調査とその原因の解明・解決に関してはあまり適しているとはいえません。

少しでも不安を感じたらすぐに盗聴器発見調査を!

意外に思われるかもしれませんが、盗聴は極めて身近な問題です。少しでも不安に思うことがあれば、是非盗聴器発見調査を依頼してください。

盗聴は空き巣やストーカーをはじめ様々な犯罪に利用されることも多いため、できるだけ早く解決するのが大切です。

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