【投稿日】 2018年7月25日 【最終更新日】 2021年10月21日

人探しにおいて、探している人物の銀行口座番号がわかっている場合、調査において有効な情報となる可能性が高いです。

ここでは「銀行の通帳が手元にあるケース」と「通帳やカードはないが、口座番号のみ把握しているケース」を、素人ができること、探偵に依頼すべきことと分けてご説明します。

銀行の通帳・キャッシュカードが手元にある場合に素人ができること

探している人物の通帳が何らかの事情により手元にある場合は、まずやるべきことは残高の確認と銀行での記帳です。例えば数年前に別れた配偶者の場合であれば、キャッシュカードが残っているかどうかも同時に確認しましょう。

キャッシュカードを持ち出している場合、疎遠になってからも、現金を引き出している可能性が高いです。特に通帳を記帳する習慣のない人であれば、そのまま使い続けている可能性もあります。また、引き出し確認=生存確認とも言えるでしょう。


通帳が手元にある場合、通帳記入と入出金の確認は必須だと考えてください。

またゆうちょ銀行の場合は、通帳の「取扱店」欄に印字されている5桁の番号から、引き出しを行ったATMや郵便局を調べることができます。また、全ての金融機関が対象ではありませんが、番号が記載されている場合は、各公式サイトにて利用ATMを調べることが可能です。

これらの方法から、現在の所在地を大まかに絞り込むことができます。

通帳の預金残高が減ってきた場合は、少額を振り込む方法も

人探しの中でも、行方不明要素が強い場合は、トラブルに巻き込まれている可能性も否定できません。しかし定期的に現金が引き出されている場合、少しずつ残高が減っていくはずです。その場合は、少額を振り込むといった方法も効果的です。

その理由として

  • 資金が尽きることによる犯罪や自殺などを防ぐ
  • 引き落とし先を特定し、居場所を探すための証拠に役立てる

といった2点が挙げられます。

ただし、大金を振り込んでしまうとさらに別の場所に移動したり、ギャンブルなどで浪費したりする可能性が生まれるため、数日の生活費程度にしておくことが重要です。

銀行の口座番号のみわかる場合に、素人ができること

元配偶者などの関係を除き、多くの場合は過去に振り込んだことがあるなどの理由で、銀行の口座番号のみわかるケースが多いのではないでしょうか。

銀行名と口座番号、支店名がわかれば、口座を開いた地域の特定は可能です。その他に名前などがわかっている場合は、電話帳などで調べ、該当する人物を見つけることができる可能性もあります。

しかし、必ずしも「口座を開いた場所=現住所」というわけではありません。口座番号だけをもとに、素人が人探しをすることは難しいでしょう。

銀行口座から住所や預金残高を調べる行為は違法です。

銀行口座を開設する際には、身分証明書の提示が必要です。つまり、銀行は開設者の本名や住所、連絡先を知っていることになります。預金残高に関しても、もちろん銀行側は把握しています。

しかし、だからといって直接銀行に問い合わせたとしても、本人以外の人物に教えてもらえることはありません。家族などの身内であっても同じです。

銀行から個人情報を聞き出す場合

  • 本人と偽って聞き出す
  • 違法ツールを使い、情報を得る
  • 銀行員を買収するなどして情報を得る

などの違法行為による方法しかありません。

つまり、銀行口座から住所調査・預金残高調査が可能だとうたう探偵事務所は、違法調査に手を染めている可能性大です。

探偵は、銀行口座情報の有無に関係なく、合法的に人探しをすることが可能!

銀行の通帳が手元にある場合

  • 通帳記入をすることで入出金履歴を把握できる
  • 通帳の内容から引き下ろした地域を大まかに把握できる

といったことが可能です。

しかし、実際にはある程度地域を調べることができたとしても、さらに具体的に絞り込むことは素人には無理と言わざるをえません。

銀行口座の情報は、調査を進める上で役に立つことが多いです。しかし、一般的に探偵は人探しにおいて、その他の情報と合わせることで活用します。

例えば

  • 名前
  • 当時の住所
  • 携帯電話番号
  • SNS
  • 勤務先(アルバイト先)
  • 通っていた学校
  • 出身地
  • 交友関係
  • 異性関係

など、一見些細なことだと思われるような情報を組み合わせることも、探偵の技術の一種であると言えます。探偵事務所独自のルートの他、聞き込みや張り込みなど総合的な手段を用いて調査を進めるため、素人が個人で調査をするよりも、効率が良い点も大きなメリットと言えるでしょう。

依頼主の目的は「人探し」であり、銀行口座から個人情報を得ることではないはずです。また、銀行口座残高を知りたい理由が、慰謝料請求や損害賠償請求に繋がっているとしても、それらの目的は違法に口座残高を知ること以外にも達成可能です。

本来の目的は何かといった部分に立ち戻り、必要な情報を入手できるよう、まずは合法的に調査を行う探偵事務所に相談することをおすすめします。

また、「探偵が合法的に調査可能な個人情報リスト」も公開しています。こちらも合わせてご確認ください。

銀行口座情報は人探しに役立つこともある。ただし、まずは探偵事務所に相談を

銀行口座情報は人探しを行う上で、何らかの形で役に立つケースも少なくありません。しかし、口座情報=居場所の特定というわけではありませんので、あくまで情報のひとつだと考えておいたほうが良いでしょう。

そもそも

  • すでに使用されていない銀行口座である
  • 教えられていた口座情報が間違っている
  • 架空名義の口座情報である

といったケースも考えられます。

その段階でいくら悩んでいても、探している人の情報にたどり着くことはないでしょう。

探偵事務所SATでは、銀行口座情報の有無に関係なく、人探しの無料相談をお受けしています。まずはお気軽に、現在知りうる限りの情報とともに、ご相談ください。

実績や経験から推測される可能性や、発見できる可能性など、現段階でお話しできることを全てお伝えします。その上で、調査を依頼するかどうかをご判断ください。

また、探偵事務所SATでは、強引な契約や無理な勧誘は一切しておりません。どうぞご安心ください。

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