企業の信用調査に関するよくあるご相談
最初に、信用調査に関するご相談の一例を紹介します。
取引前の企業に関するご相談
- 取引を考えている企業があるが、万が一に備えて反社会的勢力・暴力団の繋がりの有無を調べて欲しい
- 現在の取引先よりも好条件の取引を持ちかけられた。経営状況を確認して欲しい
- 当社以外にどのような会社と取引を行っているのか、内密に調べることは可能か?
- 魅力的な製品を作る会社と出会ったが、支払い能力について不安が残る
取引中の企業に関するご相談
- 長年の付き合いがある取引先から、納品数を増やして欲しいと依頼された。経営状況を知っておきたい
- 最近、役員と社員の入れ替わりが激しいようだが、何か問題が起きているのではないか
新しく取引をしようとしている会社が、どれくらい信用できる会社なのか?また、信用できる会社だと思い付き合いを続けている企業があるが、現在の経営状況はどうなのか?といった不安は、どれほど優れた経営者でも常に感じている悩みと言えます。
その判断を誤ってしまえば、自社にも大きな被害が出るだけでなく、社員を路頭に迷わせることにもなるでしょう。
「多分大丈夫だろう」「長年の勘によると…」などと、安易に考えることは危険です。
取引先に関する不安をなくし、安心して付き合いができる関係をつくるために、また本業により集中できる環境をつくるためにも、信用調査を依頼する企業が増えています。
信用調査を行うことで判明する事実とは?
探偵が行う、信用調査から判明した事例をご紹介します。
- 名刺に記載されていた所在地は存在しない住所であった
- 新規取引先の社長は、何度も会社を立ち上げては倒産を繰り返している人物であることが判明した
- 同業他社に手当たり次第取引を持ちかけていることが判明し、契約を見送ることにした
- 納品数の増加を依頼された理由が、新しい機械を導入し、効率化できているためだとわかった。さらに純利益も増加しており、問題ないと判断した
- 新規取引先の社長と、反社会的組織との繋がりを証明する写真を得たので、取引はお断りした
- 現在、複数の会社との間で訴訟問題が起きている事実が確認できた
- 既存の取引先だが、経営難に陥りリストラを強行している事実が判明した
表面的な情報だけで、真実を掴むことは難しいものです。また直接本人(企業)に尋ねるわけにもいかないため、素人が調査するには難易度が高いと言わざるをえません。
調査力に強みのある探偵事務所SATでは、法律を遵守した上で下記の情報を調べることが可能です。
- 企業名
- 所在地
- 設立年月日
- 資本金
- 売上
- 評判
- 取引会社名
- 負債
- 損益情報の推移
- 倒産歴
- 破産歴
- 訴訟関連情報
- 収益性
- 将来性
- 代表者・役員・社員の信用力・人柄・素行
不安を抱いたままの取引は、双方にとって良い結果をもたらしません。わずかな疑問点、心配ごとがあれば、まずは一度、プロの探偵にご相談ください。
企業信用調査のすべて
ここからは、依頼主の方にとって気になる調査方法や期間、料金などの具体的内容についてご説明します。
企業の信用調査とは?
企業の信用調査とは、主に取引前の企業の経営状況、支払い能力、資産や負債、損益状況の推移などの資産関連情報や、経営者や役員の人柄、経営能力などをチェックし、取引するにあたって信用できる会社かどうかを判断するための調査です。
中には、最初から詐欺行為をはたらくつもりで取引を持ちかける人物も存在します。もしそうではないとしても、経営が傾いている中、何とかしたいと自転車操業を繰り返す中で、あなたの会社を見つけたという可能性もあります。
また逆に、ずっと願っていた理想の取引先からの話、願ってもないチャンスの到来という可能性もあります。
チャンスは確実に物にし、そしてリスクの高い取引先とは距離を置きたいと思いませんか?そのために必要となるのがプロによる信用調査です。
信用調査の方法
次に、信用調査を行う場合の方法をご説明します。
データ調査
相手企業が提示する基本情報(企業名、所在地、設立年月日、代表者など)に、偽りがないかどうか確認を行う調査です。新聞や雑誌、WEBなど様々なメディア情報も活用し、様々な角度から確認を行います。
上場企業の場合は、決算書類が開示されていますが、中小企業には開示義務はありません。そのため、探偵事務所SAT独自のルートを用い、合法的な方法にて調査を行います。
聞き込み調査
取引先、顧客、所在地の近隣住民、関係者、よく立ち寄る店の店員など様々な人物から情報を得る調査方法です。探偵の身分を明かさず、別の調査と見せかけて行うため、調査対象者には自分が調査されていることはわかりません。
張り込み・尾行調査
代表や役員といった調査対象者を張り込み・尾行し、行動パターンを確認する調査方法です。対象者が車で移動する場合は、探偵も車で、また公共交通機関を使う場合は同じ便に乗車するなどして、徹底的に尾行を行います。
信用調査におけるプロと素人の違い
プロと素人の違いは
- 対象者との適切な距離感を掴み、緻密な戦略において行動することが可能
- プロの複数人がチームを組んで調査するため、徒歩や車両(車・バイク・自転車)を含め完全なる尾行が可能
- 証拠を見逃さないためのプロの機材や撮影技術がある
- 対象者に気付かれないためのテクニックを多数持っている
という点にあります。
特に、信用調査の場合、全ての探偵事務所や調査会社、興信所が引き受けているわけではありません。
張り込みや尾行ひとつとっても、会社としての信用度を確認するための調査ですから、他の調査以上に調査力が必要とされます。また、会社の経営状況や将来性といった分野にも強くなければ、些細なデータから的確な結果を導くことはできません。
素人が気軽な気持ちで信用調査を行うことは、避けたほうが良いでしょう。
素人が信用調査を行い失敗した例
- 調査対象者に気付かれてしまい、相手から取引を中断された(後に大変素晴らしい取引先であることが判明した)
- 尾行に失敗し、対象者の行方がわからなくなった
- 反社会的組織に所属する人物と相手の社長が一緒にいる姿を撮影しようとしたが、気付かれてしまい暴力をふるわれた
- 法律に詳しくないため、気付かないうちに違法調査を行なってしまった
- 社員の一人に通常業務に加えて信用調査を進めさせようとしたが、うまく行っていない
信用調査の失敗は、そのままあなたの会社の信用の失墜に繋がります。
「素人でも信用調査ができるのでは?」などと思わず、信頼できるプロに任せることをおすすめします。
信用調査の期間
信用調査に必要な期間は、数日〜1ヵ月と内容や状況によって大きく異なります。
「調査の難易度」「事前に提出できる情報量」によって、調査期間が変わるとお考えください。
調査が長くなる場合
- 調査企業・調査対象者に関する情報が乏しい
- 一度、尾行に失敗しているなどの事例があり、相手が警戒している
調査が短期間で終わる場合
- 調査対象者に関する情報が既にある
- 基本情報の事実確認など、知りたい内容がシンプルである
- 調査対象者が警戒していない
また、調査期間をあらかじめ設定しておき、進行具合に合わせた調査内容の相談も可能です。
探偵事務所SATでは、お見積もりをお渡しする際に、予想される期間についてもお伝えさせていただきますのでご安心ください。
信用調査に関する料金
信用調査に関する料金は、基本的にご相談内容と事前情報に応じた料金設定となります。
そのため、事前のヒアリングにおいて
- 信用調査を依頼しようと考えた理由
- 調査対象企業の基本情報
- 調査対象者(代表など)の基本情報
- その他、すでに把握できている情報
- ご予算
- 調査に関するご希望(内容・期間)
をお伺いし、内容に応じたお見積もりをお渡しします。
探偵事務所SATでは、お見積書の料金以外は一切かかりません、調査後の追加料金は一切いただいておりません。
お引き受けできない調査について
探偵事務所SATでは、様々な信用調査をお引き受けしています。
ただし
- 違法性がある調査
- 差別に関する調査
に関しては、一切行っておりません。ご依頼いただきましても、お引き受けできません。
信用調査の相場
- 信用調査に関する相場は、1件につき10万円〜となっています。
こちらの金額を基本とし、事前の情報量や求める調査内容に応じて増減すると考えてください。
ただし、相場と比べてあまりに高額な見積もりが提示された場合は、調査内容や人数、調査方法を確認しましょう。人件費や経費が不当に上乗せされている可能性や、依頼主が求めている以上の情報を勝手に収集し、押し売りのように渡される可能性もあります。
また、安すぎる場合も、経験の浅い人物1人だけが調査を行ったため「証拠が得られなかった」「調査対象者に気付かれてしまった」という事例もあり、注意が必要です。
効率よく信用調査をするための3つのポイント
できる限り、短期間で証拠を集めたいと思う方のために、効率よく信用調査をするための3つのポイントをご説明します。
情報を事前にまとめておく
まず、探偵側に現在あなたが知っている限りの調査対象者や調査対象企業の情報を伝える必要があります。情報が多ければ多いほど、探偵はその情報を元に緻密な計画を立て、調査に入ることが可能です。
できるかぎり事前に情報をまとめ、探偵に伝えることで調査効率は格段にアップします。
調査対象人物に関する基本データ
- 名前
- 写真(顔のアップ・全身)
- 身長や体重、体格
- 住所
- 携帯電話番号
- 名刺の写真(裏表)
- その他、気になったことなど特筆すべき点
調査対象企業に関する基本データ
- 企業名
- 所在地
- 電話番号
- 設立年月日
- 資本金
- 取引会社名
- 相手が持ちかけてきた取引内容の詳細
事実確認ができている内容と相手が話した内容を分けて記載しておくことで、探偵がスムーズに次の作業に入ることが可能です。
また、上記以外の内容であっても、調査に関することは全て隠さずにお伝えください。
思いがけない部分から、調査の進展が見込めることがあります。
調査のゴール・目的を決めておく
信用調査の目的は、依頼主によって異なります。そのため、調査の目的やゴールをあらかじめ決めた上で相談することが重要です。内容が具体的になればなるほど、探偵側も目的を絞り込んだ上での調査が可能になるため、効率が良くなります。
(例)
依頼内容 | 既存の取引先よりも安い金額を提示する会社が現れた。信用できる企業・代表か調べて欲しい |
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調査の目的 | 問題がないようであれば、取引をスタートさせたい。既存の取引先、新規取引先どちらと取引を行うべきか |
調査のゴール | ・現在の経営状況の把握 ・代表人物の素行調査(信用できる人物かどうか) 上記2点の情報を得た上で、取引先を決定する |
見積もり、追加料金について確認する
信用調査を依頼する場合、調査会社や探偵事務所など様々な選択肢の中から選ぶことになります。さらに同じ依頼内容であっても選択する料金形態によって調査費用も変わるため、調査の難易度や調査に必要な期間も合わせて相談しておきましょう。
また探偵事務所SATでは、契約後の追加料金は一切いただきません。契約時にお渡しする書類に基づき、調査結果報告書をお渡し致します。確認後の不明点につきましても、丁寧にお答えしますので、気になることは全てご相談ください。
当社ではご自身の個人信用調査も受け付けております
個人信用調査(ご自身の調査)のご相談例
- クレジットカードの審査に何度も落ちる
- ローンの審査で落ちる
- 融資の審査に落ちる
個人信用調査(ご自身の調査)とは?
個人信用調査とは、クレジットカード・ローン・融資などの延滞や完済しなかったをしたことにより、いわゆる金融機関のブラックリストになっているのかを調査します。主に個人信用情報機関(CIC・JICC・KSC)などの情報を確認するため、この信用調査はご本人様からの申込みが必要となります。
また調査の結果から、なぜ金融機関の審査に通らないのか、どのように対策があるのか、アドバイスを受けることも可能です。