【投稿日】 2021年7月31日 【最終更新日】 2022年10月27日

恋人(彼氏・彼女)が突然失踪して行方不明になってしまったら、どうすべきでしょうか?

この記事では、恋人(彼氏・彼女)が行方不明になる原因と、探し方について解説します。

恋人(彼氏・彼女)が行方不明になる主な5つの原因

恋人(彼氏・彼女)が行方不明になる原因や動機にはいろいろな背景が考えられます。

まず、その主な原因として考えられる5つの要因を紹介します。

原因1:恋人の別れたいという意思表示(避難、浮気、別れを切り出せなかったなど)

1つ目の原因は、恋人(彼氏・彼女)が別れたいという意思表示のため行方不明になったことです。

別れるならせめて直接別れることを伝えて欲しいと思うのが普通ですが、別れを伝えるのが面倒だと感じて、連絡を絶ってしまう人がいるのも事実です。

あるいは、あなたの暴力や暴言から避難するためだったり、恋人が浮気をしていてあなたに別れを切り出すことができずに行方をくらませてしまった可能性もあります。

原因2:恋人の家族関係の問題(DV、借金、浮気など)

2つ目の原因として、恋人(彼氏・彼女)の家族関係の問題が考えられます。

具体的には、親や家族からのDV(家庭内暴力)、借金、浮気問題などの家庭内でのトラブルが考えられます。

そして、それらのトラブルをきっかけに家出して行方をくらませる人たちは珍しくなく、家族はもちろん、親戚などに対しても連絡先を伝えずにどこかへ消えてしまう事例もあるそうです。

場合によっては、他の親族に連絡先を伝えている場合もありますが、トラブルの原因となった家族に伝わらないようにしていることが多いと言われています。

原因3:恋人の仕事関係の問題(倒産や負債など)

3つ目の原因として、恋人(彼氏・彼女)の仕事関係の問題が考えられます。

この仕事関係で最も多いのは、会社の倒産や負債を抱えているなどの問題です。

特に、恋人(彼氏・彼女)が会社を経営していた場合は、会社が倒産して多額の負債が支払えずに失踪してしまうことが考えられます。

また、リストラされた会社員の場合には、普段通りに家を出たまま行方不明になってしまうケースがあり、この場合は会社に問い合わせてはじめて行方不明の原因が発覚することが多いということです。

原因4:恋人の個人的な問題(病気、借金、悩み、自殺など)

4つ目の原因として、恋人(彼氏・彼女)の個人的な問題が考えられます。

不治の病を患っていて将来を悲観して行方不明になることがありますが、警察庁の資料「令和元年における行方不明者の状況」によると、失踪の原因・動機別で最も多いのが疾病関係で27.5%となっています。

また、多額の借金を抱えていて借金取りから逃げるために失踪した可能性もあります。

このような場合は、あなたに迷惑がかかるのを恐れて失踪したとも考えられます。

また、あまり考えたくないことですが、恋人(彼氏・彼女)が何らかの悩みを抱えていて自殺するために行方をくらませたということもあり得ます。

警察庁の資料によると、2019年中に所在が確認された行方不明者は84,362人ですが、そのうち3,746人は死亡が確認されています。

3,746人の死亡原因は公表されていませんが、中には失踪の目的が自殺である場合も含まれていると推測できます。

原因5:恋人が何らかの事件や事故に巻き込まれている可能性

5つ目の原因として、恋人(彼氏・彼女)が何らかの事件や事故に巻き込まれている可能性があります。

この場合は、恋人(彼氏・彼女)があなたに連絡したくてもできない状況にあることが考えられますので、一刻も早く警察に「捜索願」を出す必要があります。

考えられるケースとしては、身代金目的の誘拐や怨恨による誘拐、強姦目的の拉致・監禁、人身売買などがあります。

いずれも生死に関わる危険な状況におかれている可能性がありますので、大至急の対応が必要です。

行方不明になった恋人(彼氏・彼女)を探す方法は?

行方不明になった恋人(彼氏・彼女)を探すためには、次のような手順ですすめていくことが一般的です。

1. 恋人(彼氏・彼女)が残した書き置きやその他の物から手がかりを探る

2. 恋人(彼氏・彼女)の親族や友人・知人、勤務先などに聞く

3. 警察に「捜索願」を出す

その後、警察が思うように動いてくれないなどの場合は、「探偵に人探しを依頼する」という手段を選択する必要性も出てきます。

それぞれについて、順に詳しく説明していきます。

①書き置きや恋人が残したものから行き先や動機など手がかりを探る

まず、恋人(彼氏・彼女)が何らかの書き置きを残している場合は、その中に行方不明の原因や動機が記載されているかもしれません。

書き置きがあって、それが自殺などを示す「遺書」に類するものである場合は、早急に警察に連絡して「捜索願」を提出するようにしてください。

また、本人が自発的に失踪したものであって自殺や事件性がないことを記載した「失踪宣言書」が残されている場合は、その他の残していった物から手がかりを見つける必要があります。

なお、最近では普段使っているパソコンの中に書き置きを残している場合もあるようです。

日記や手帳、携帯電話やPC、SNSなどは手がかりが見つかる可能性がある

恋人(彼氏・彼女)が日記、手帳、PC、スマートフォンなどを残していった場合は、その中に何らかの手がかりが残っている可能性があります。

日記や手帳には、行方不明になる前のメモ書きや、行き先のヒントになる書き込みがあるかもしれませんので、細かくチェックしてみましょう。

PCやスマートフォンなどの機器がロックされていたり、パスワードが必要だったりして、素人が自力で手がかりを見つけるのは困難な場合は、必要に応じて専門家などに依頼しましょう。

また、恋人(彼氏・彼女)がSNSを利用していた場合は、何かヒントになることを投稿しているかもしれませんので確認してみましょう。

②恋人の親族、友人・知人、勤務先に聞く

次に、恋人(彼氏・彼女)の親や親族に連絡をしてみましょう。

親や親族に連絡があって居場所を知らせているのであれば、最悪のケースの事件や事故の可能性が消えることになります。

また、恋人(彼氏・彼女)の友人や知人、勤務先に連絡してみる方法もあります。

ただし、勤務先は交際相手に出社の有無を教えてくれるかどうかは分かりませんし、ストーカーと間違われることもありますので注意してください。

③警察に捜索願いを出す

恋人(彼氏・彼女)が残していった物から何の手がかりもなく、家族や親族にも連絡がないのであれば、すぐに警察に「捜索願」を出すようにしましょう。

警察に「捜索願」を出す場合、書き置きなどの「失踪宣言書」が残っていると「一般家出人」として扱われるため積極的に捜索してもらえないのですが、そうでない場合は事件性のある「特異行方不明者」としてすぐに捜索が開始されます。

なお、「一般家出人」として取り扱われる場合であっても、警察の行方不明者のデータベースには登録されます。

④探偵に人探し依頼をする

警察に「捜索願」を出したもののなかなか思うように動いてくれないという場合などは、探偵に人探しを依頼すこともできます。

「失踪宣言書」が残っているため一般家出人として扱われて積極的な捜索が行われないというような場合も、探偵に依頼すれば独自のノウハウを使って人探しをしてくれます。

探偵に人探しを依頼する場合の調査料金相場は、1週間で約50万円程度と言われていますが、調査の難易度や調査期間、その他の条件によっても大きく変わってきますので、事前に確認しておくことをおすすめします。

恋人(彼氏or彼女)が行方不明になったらすぐに行動しよう!

恋人(彼氏・彼女)が行方不明になった人たちのほとんどが、直前まで普段通りだったため気が付かなかったと言っています。

そのため事前に、行方不明になることを防ぐことができなかったわけですが、どのような理由や動機であったとしても早く居場所を見つける必要があります。

初動が遅くなればなるほど、行方不明者の足取りはつかめなくなっていくと言われています。

素人が自力で見つけるのは困難ですから、すぐに警察や探偵などに捜索依頼をするなど専門家の力を借りることが早期解決につながります。

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