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【テレワーク・リモートワーク実施者200名にアンケート】約69%が、サボった経験があると回答!サボりの原因や対策について考える!
【投稿日】2022年7月2日
近年爆発的に広まったテレワーク、リモートワークという働き方。自宅や会社以外の場所で会社への出社無しで働けるという事や、オフィスなどの固定費を削減できるという点から、今現在でも多くの企業がその働き方を行っています。
しかし、こういった働き方が広まる一方で、問題視されているのが、悪質な「サボり」の横行です。
テレワークやリモートワークは、周囲の監視のない状況での業務ということもあり、サボるつもりはなくてもつい「バレないか…」と言う気の緩みから結果的にサボってしまったり、意図的にサボってしまったりしてしまう方も多いようです。
休憩がてらのような、業務に支障のある程度であればまだしも、中には仕事をするフリをして全く仕事をぜず遊んでいるなど、悪質なケースもあり、企業側も対策などに四苦八苦しているようです。
今回は、そんなテレワークやリモートワークの実態を知るべく、20〜50代のテレワーク・リモートワーク実施者にネット上でアンケート調査を実施。
サボりの実態と、サボってしまう原因や対策について考えていきます。
テレワーク・リモートワーク実施者200名のうち約69%がサボった経験があると回答
20〜50代の営業パーソン200名に「テレワーク・リモートワーク中にサボった経験はありますか?」という質問をしたところ、「ある」と回答したのは139名、「ない」と回答したのは61名となりました。
つまり、テレワーク・リモートワーク実施者の約6〜7割の方がサボった経験があると自覚しているということになります。
テレワーク・リモートワーク中にサボる理由として多いのが「監視の無さ」が一番多い
テレワーク・リモートワーク中にサボった経験があるという方139名に、「なぜサボってしまったのか、理由を教えてください。」と質問したところ、その理由として一番多かったのが「四六時中監視されている訳ではないから」というもので、57名の方がそのような旨の回答をされていました。
- 廻りの目や監視もないので気になっていた動画をしばらく見続けてました。またYouTubeの動画を見ながらの仕事も行ったこともあります。
- 自分だけの空間で仕事をしているので、少しぐらいなら誰にもバレないからいいかと思って、サボってしましました。
- 監視体制はなく、業務報告も不要な環境であるのでサボってもタスクをこなしていれば問題ない。そのため、yutubeやTVerで動画・音楽を見ていた。
- 会議の時以外は、誰からも監視されないので、携帯をいじったり、お菓子を食べたり、家事をしたり仕事とは関係のないことをやってしまいました。
- 基本的に誰にも見られていないので、最低限やらなければいけないことを早めにこなして、あとは自由に過ごしています。
テレワークやリモートワークは社内で仕事をしている時のように、人の目がないという事から、どうしてもサボってしまう人の割合が多くなってしまうようです。
また、同様に「人目が無い」ということから、「集中力が続かない」だったり、「仕事モードにならない」という理由もあがっていました。
- 家は休む場所であると定着しているせいか、仕事スイッチが入りません。誘惑が多く、誰も見ていないことをいいことにテレビを見たり動画を見たりしています。
- 一日中家の中にいて、集中力が欠けてしまった。そしてテレビが気になり、ついそっちに集中してしまいました。
このように、ある程度人に監視されているという緊張感があってこそ仕事モードになったり、集中力が続くという人もいるようです。自宅ではなく、少しガヤガヤしたファミレスやカフェ、コワーキングスペースなどで仕事が捗るという方は、こういった事が要因かもしれません。
「四六時中監視されている訳ではないから」という理由に次いで多かったのが、「ある程度業務に余裕があるため」というものでした。30名の方がそういった旨の回答をされていました。
これは、テレワークやリモートワーク中にやらなければならない業務自体が少なく、業務を終えた後に空き時間ができてしまった際にサボってしまうというケースです。また、中には、普段会社に出社した際に行う雑務が一切ないので、思った以上に早く業務が終わってしまった、という事もあるようです。
- やることがなくなり、我慢していましたが、やがて理性もなくなり、サボっていてもバレないと思ったからです。
- 1日のノルマを十分超えて少し余裕が出てきたら、休憩がてらYouTubeなどスマートフォンで動画を流しながら、残りの仕事をこなしたりしている。
- リモートワークに移行した期間が、約1ヶ月ほどでしてやることが午前中で終わってしまった。集中して作業したこともあるが、あまりにも移動の時間が無駄と再認識しました。仕事が終わっているならいいでしょという感覚でサボりました。
中にはやりすぎなテレワーク・リモートワークのサボり事例も…。
このように、テレワークやリモートワーク中にサボってしまう方の多くが、監視が無いことや、集中力が続かない、仕事モードにならない、業務が終わったり・やる事がなくなってしまうなどの理由でしたが、中には明らかに意図的にテレワークやリモートワークを利用してサボっている少しやりすぎなケースもあるようです。
- 周囲に遊び道具(ゲーム機)があるため、誘惑に負けてずっとゲーム・インターネットサーフィンをしてしまいました。
- ずっと発売日まで待ち続けていたテレビゲームがありまして、発売日にしたかったので、ゲームの欲に負けてサボってしまいました。
- ハマってしまった漫画を読み続けてしまった、誰にも見られてないと思うとついつい怠けて仕事するかっていう気持ちに中々ならなかった。
- 事務所やクライアントからの指示や依頼がないと結構暇になり、副業として株式投資しているので、忙しくなければついつい相場を見てさぼってしまいました。
テレワーク・リモートワーク中にサボらない理由は「業務量的に無理」「管理体制的にサボれない」「罪悪感」などが多い傾向
一方で、テレワーク・リモートワーク中にサボった経験がないと回答した61名に「サボらなかった理由を教えてください。」と伺ったところ、次のような旨の意見が多くみられました。
- 1日の仕事量的にサボるのは無理
- サボった事がバレた時が怖い
- 1度サボってしまうと今までのリズムが崩れてしまうため
- サボっても、結局自分で自分の首を絞めることになるため
- サボる発想・習慣がない
- サボるとわかるツールを利用しているから
具体的には次のような意見がみられました。
- テレワークといっても通常通りの業務量で忙しかったので、とても仕事をサボる時間と余裕がありませんでした。
- 職場から事前に、リモートワーク中の注意事項について話があり、その中で、さぼった場合の処分についても触れられていたため。
- 仕事は仕事だし、サボってしまうと今までのリズムが崩れてしまい逆にやりづらいから。メリハリがないと調子が悪いのでやる時はしっかりやるようにしている。
- サボっても仕事量は減らず、結局自分で自分の首を絞めることになるため。リモートワークだからこそ集中できる部分もあるため、早く仕事を終わらせて退社した方が絶対に効率が良い。
- 突然画面上で顔を見ながら会話をしたいという展開になった際に、対応できず、信頼を失ったり、担当を外されることが怖かったから。
テレワーク・リモートワーク実施者の約6〜7割がサボった経験あり!対策はどうすれば良い?
テレワーク・リモートワーク中にサボった経験があるという方がサボる理由としてあげた「ある程度業務に余裕があるため」という内容に反して、サボらない理由として多くの方が「1日の仕事量的にサボるのは無理」と回答されています。
また、テレワークやリモートワークに関する管理体制やサボり防止などが整っているのか、管理体制としてサボるのが難しいという回答も多くあがっていました。
このような傾向から、やはりテレワークやリモートワークを実施する際にはサボれない管理体制と仕事量(やる事)の確保を企業として整えることが重要と言えるでしょう。
例えば、サボれなかった理由として「管理的にサボれない」旨を回答された方の社内で実施されているサボれない管理体制などを真似してみるのも1つの対策として、良いかもしれません。
- Teamsを使用していたため、5分くらいPCを放置しておくと色が変わってさぼってるとわかられてしまうから。また、ログがとられてそうだったため。
- リアルタイムでチャットツールのやり取りがあり、メンションも多いかつレスの早さを求められるかつ、メッセージを見落とせないので。
- 1日の業務日報を17時まで提出していたので、サボっていたりすると翌日の朝礼後に電話が鳴り、データの提出や進捗確認があるからです。
- パソコンに「会議中」「離席中」などのステータスが表示され、他の人からも確認できるようになっている。トイレや水分補給程度ならOKだが基本的にサボることが不可能です。
- 会社のリモートワークでの在籍確認ソフトがリモティというもので、就業時間内はカメラをONにしていなければならずサボるということができなかった。席を離れるときや外部の方と打ち合わせ等の時は表示を「離席中」「会議中」としOFFでOKでしたが、見張られている感はあります。
- ただ、常に顔が見えているので、話しかけやすい(相談チャットしやすい)という利点はありました。
しかし、一方で、こういったテレワークやリモートワークの良さでもある「余白」や「柔軟性」が失われてしまうというデメリットがあるので、業務に支障がない程度の短時間のサボりなどはグレーゾーンとして許容してしまう方が、従業員のモチベーション維持などの点でメリットは高いのかもしれません。
しかし、たとえしっかりしたサボれない管理体制があったとしても、そういった目を掻い潜って業務をサボり、業務に支障をきたしている悪質なケースも少なからずあるのが事実です。
もし、こういった社員がおり、企業として業務に支障をきたしている場合には、しっかりと調査を行い指導をしたりしなければなりません。
自宅でやっている以上、調査できる範囲には限りがどうしても出ては来てしまいますが、探偵事務所SATでは、こうしたテレワークやリモートワークに関するサボりの調査などを行っています。
ぜひ、お気軽にご相談ください。
調査概要:テレワーク・リモートワークのサボりに関するアンケート調査
調査方法:インターネット調査
有効回答:20〜50代のテレワーク・リモートワーク実施者200名
調査期間:2022年6月21日〜24日
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