【投稿日】 2018年5月14日 【最終更新日】 2021年10月21日

探偵に依頼せず素行調査を自分でやることはできる?

結論から言いますと、自分で素行調査をすることは可能です。

自分で素行調査をすることのメリットとして

  • 金銭的に節約できる
  • 「疑惑」のレベルの場合、自分で少しだけ調べて解決することもある
  • 探偵に依頼した場合と違い、途中で調査を中止することができる

といった点が挙げられます。

ただし「素行調査を自分でやること」と「使える証拠を見つけ出すこと」は、全くの別物だと考えておいたほうが良いでしょう。

また、素行調査とひとことで言っても、その内容は様々です。尾行や聞き込み、張り込みといった調査方法に関しては、素人がすることはおすすめできません。

それでは、どのような調査であれば、自分で行っても問題がないのでしょうか?その方法や準備について、次の章にて説明します。

素行調査を自分でする方法・準備

「まずは自分で少し調べたい」という方のために、事前準備と素人ができる調査方法をご紹介します。

実は、素行調査を自分で行う場合も、探偵に依頼するときと同様事前準備が必要です。「自分は何に疑問を抱き、何を調べようとしているのか」という点を整理しましょう。

一見、面倒だと感じる方もいらっしゃるかもしれませんね。

しかし、素行調査を行う相手は、家族や配偶者など、おそらく近い関係の人のはずです。だからこそ、調べる目的を自分の中で明確にしておくことで、ある程度の感情の線引きができます。

証拠を見つけたとしても、カッとなったり、いきなり相手を問い詰めたりしてはいけません。どのような結果が出るかわからないからこそ、調査前に心を落ち着かせる必要があります。

素行調査を自分で行う方法

ここからは素行調査を行う相手がある程度親しい関係と仮定し、話を進めます。「いつもと様子がおかしい」と感じたときに、簡易的に調べられる方法です。

・レシートをチェック

財布やポケット、鞄に入っているレシート、ゴミ箱に無造作に捨てられているレシートから、買い物の内容や宿泊先、駐車場などを知ることができます。

普段行かないところ、普段買わないもの、明らかに2人分の明細が記載されていれば、写真を撮っておきましょう。

・車をチェック

調査対象者が車に乗る人であれば、車内に証拠となるものが残されている可能性があります。車内のゴミ箱やトランクルーム、灰皿、ダッシュボードなどをチェックしましょう。

レシートや宿泊施設の会員カードなどが出てくる可能性もあります。特に、共用の車ではなく、1人1台所有している場合は、対象者が油断している可能性も高いでしょう。

またカーナビの履歴にも、行き先が残っていることがあるため、チェックをお忘れなく。聞きなれない駐車場の名前が出てきた場合、そこが待ち合わせ場所の可能性もあります。

・パソコンの履歴をチェック

共有のパソコンがあれば、履歴をチェックしてみましょう。履歴の中には、デートスポットや異性へのプレゼントが掲載されているページが残っている可能性もあります。

また逆に、履歴がこまめに消されている場合も注意が必要です。毎日履歴を削除する=見られたくないものがあると考えたほうが良いでしょう。

・日記をつけて対象者の行動を書き留めておく

残業が続いた日、休日出勤の日、帰りが遅い日など、気になることがあれば、「どこに行っていたの?」「休日出勤が最近続くね」など、さりげなく尋ねて相手の答えを記録しておきましょう。

1ヶ月ほど経った後(相手が自分が言ったことを忘れている頃)に、その内容を元に会話をしてください。辻褄が合わないようであれば、相手は嘘をついている可能性が高いです。

ただし、あくまで自然に尋ねる必要があります。「嘘をついているかも」「見破ってやろう」といった気持ちが強いと、尋問のようになる可能性大です。

そのため、演技力に自信がない人は避けたほうが良いでしょう。

素行調査を自分で行うために必要なグッズ

次に、素行調査を自分で行うために使えるアイテムをご紹介します。

・GPS

GPSはインターネットで購入するほか、レンタル業者から借りる方法もあります。車に設置することで、現在のおおよその居場所を突き止めることが可能です。

休日出勤のはずが、海にいる、繁華街にいるとなれば、嘘をついていることがわかります。

ただし、GPSを設置したからといって、全てがわかる訳ではありません。天気や利用状況によって、精度が鈍ることもあります。また、車に設置した以上、対象者が車から降りてしまえば、その後の行動は掴めません。

また、相手にGPSが発見されてしまい、トラブルとなった事例もあります。

・盗聴器

盗聴器もGPSと同様、インターネットでの購入やレンタル業者から借りることが可能です。電話の内容を盗聴するなどの目的で、自宅に設置したり、ぬいぐるみの中に設置し、車内に置いたりする人が多いでしょう。

しかし盗聴器の扱いは素人には難しく、使いこなせないことも少なくありません。そのため、特別な知識を持っている人以外は避けたほうが無難でしょう。

リアルタイムで盗聴はできませんが、怪しいと感じた日の朝に、録音スイッチを押したICレコーダーを忍ばせたクッションを車に乗せておく方法もあります。

ただ、こちらも発見された場合、トラブルになることが多いです。

自分で素行調査をしたときのデメリット。リスクとよくある失敗とは?

自分で素行調査をするときの方法、準備をご紹介しましたが、その中に「決定的な証拠を掴む内容がない」ことにお気づきでしょうか。

あえて「尾行」「張り込み」「聞き込み」に関する方法は、記載していません。その理由は、自分で素行調査をしたときのリスク、失敗と大きな関係があります。

自分で素行調査をした場合

  • 素人が尾行をすると不自然になりバレやすい
  • 決定的な証拠となる写真を撮影する技術がない
  • 調査をしていることがバレると、相手に証拠を隠される可能性が高い
  • 「勘違いだ」と相手に言い負かされてしまう可能性がある
  • 尾行や張り込み中に、犯罪(不法侵入など)を犯す可能性がある

などのデメリットが考えられます。

「相手にバレるリスク」「証拠が得られないリスク」「自分が犯罪を犯すリスク」と、探偵への依頼料を天秤にかけた場合、どちらを選んだほうが良いのかは、明確だと思いませんか?

素人が調査をするリスクや失敗例について、さらに詳しく知りたい方は「知人への調査依頼・素人の調査は違法?探偵業法とプロに依頼すべき理由」をご参照ください。

確実に使える証拠が欲しい!素行調査をある程度自分でした後は、プロに相談することが重要

自分でできる素行調査には、限界があります。しかし、素行調査を自分ですることが、全く無駄だという訳ではありません。

探偵に依頼する際にも、事前情報が多ければ多いほど、実際の調査にスムーズに入ることが可能です。行きつけの店や休日出勤と言いながら別の場所に出かける回数、浮気相手と思われる人物などの情報があれば、探偵が動きやすくなります。

しかし、ここでのポイントは無理をしないこと。必死に情報を探しすぎて、対象者に不審がられてしまっては、意味がありません。

ある程度目星がついたら、あとはプロである探偵にお任せください。

プロが行う素行調査の詳細につきましては、素行調査・行動調査に関するよくあるご相談のページに記載しています。ぜひ、ご参照ください。

実際、1人で素行調査をすることで、精神的に疲れてしまう方も多いものです。誰にも相談できず、家族や配偶者など身近な人を疑いながら、証拠を探すのですから、無理もないことだと私たちは考えます。

だからこそ、探偵事務所SATでは、依頼前後のカウンセリングや弁護士と連携したアフターフォローに力を入れており、依頼主の方と同じ立場で、一緒に問題解決を目指します。

素行調査は、あなた1人で頑張らなければいけないものではありません。まずは一度、無料相談にてあなたのお気持ちをお聞かせください。

警察OBに直接相談できる探偵事務所

受付時間/10:00~20:00

※LINE相談は友達登録をして送られてくるメッセージに返信することで行えます。