【投稿日】 2018年7月18日 【最終更新日】 2021年10月21日
探偵に人探しを依頼した場合、一体、どれくらいの確率で発見できるのでしょうか。依頼を検討中の方にとっては、とても気になるポイントですよね。
ここでは探偵の人探しの成功率と、成功率が高くなるケース、低くなるケースをご紹介した上で、成功率をあげるために依頼主ができることについてお伝えします。
SAT探偵事務所 京都本部の代表取締役社長。
浮気調査や人探しといった個人向けのメジャーな調査はもちろん、他所では受任できない難度の企業向けの調査(信用調査、与信調査、M&A時等におけるDD 等)や経営コンサルティング業務にも従事している。
探偵の人探しの成功率は、およそ7〜9割!
探偵事務所によって成功率は様々ですが、各探偵事務所が公表している成功率を平均すると7〜9割といったところでしょうか。
ちなみに、警視庁が発表した平成28年中の行方不明者の状況によりますと、平成28年に所在が確認された行方不明者は83,865人です。
その内訳についても確認しておきましょう。
発見 36,428 死亡確認 3,771 帰宅確認・保護者による発見など 35,892 その他(届け出の解消など) 7,774 総数 83,865 引用元: 警視庁/平成28年中の行方不明者の状況
所在が確認できた中でも、警察による発見は5割に満たないことがわかります。探偵の成功率7〜9割は、かなり高い数値と言えるでしょう。
成功率100%をうたう探偵事務所を避けるべき理由
成功率が高ければ高いほど、依頼主としては安心できるかもしれません。しかし、だからといって成功率100%、または99%など、ほぼ100%をうたう探偵事務所に依頼することは避けたほうが良いでしょう。
なぜなら、人探しにおいて100%成功するということは、理論上あり得ないためです。
人探しの依頼は、千差万別です。
- 養育費の支払いが滞っているので、元・配偶者を探して欲しい
- 10年前、隣の家に住んでいた◯◯さんを探して欲しい
- 生き別れになった母親の所在を探して欲しい
- 婚活パーティで出会い、婚約した人が姿を消したので行方が知りたい
といったケースであれば、依頼主がある程度の情報を持っているため、成功率が高くなる傾向にあります。
一方
- 50年前、一緒に遊んでいた◯◯ちゃんともう一度会いたい(記憶も曖昧)
- 海外旅行中、車の故障で困っていたときに助けてくれた◯◯さんにお礼が言いたい
- 30年前、◯◯に住んでいたような気がする■■さんは元気にしているか知りたい
といったケースの場合、依頼主の記憶が曖昧である上に、月日が経っている分、人探しが困難になります。
また「どれだけ費用も時間もかけても良いので、探し出してほしい」という依頼主ばかりではありません。限られた時間、費用の中で、人探しを依頼されるケースの方が多いです。
100%、または100%に近い成功率をうたう探偵事務所は
- 成功率が低い調査を最初から断る
- 時間や費用を無制限に設定し「現在調査中」として、途中終了を認めない
- 探し人を発見できなかったとしても「調査自体には問題はなかった」として強引に成功と判断している
- 「本人死亡」など虚偽の報告をする
など、問題の多い探偵事務所である可能性が高いでしょう。
藁にもすがりたいお気持ちはわかりますが、悪徳探偵事務所に騙されることがないよう、冷静に判断することをおすすめします。
初めて探偵に依頼する方からは「何を基準に選べば良いのかわからない」といった声が少なくありません。下記ページでは、探偵事務所の選び方について詳しい内容を記載しています。ぜひ、参考にしてください。
人探しの成功率を左右するのは「情報」と「依頼までのスピード」!
それでは、次に、具体的に成功率を左右している理由について、紐解いていきましょう。
情報の質と量
探偵は調査のプロですが、ゼロの状態から人探しができるわけではありません。警察のように、携帯電話の履歴を調べたり、銀行口座の状態を調べたりする権限はなく、基本的には情報を収集し、組み合わせることで、所在を確認していきます。
そのため、依頼主がどれだけの情報を持っているのか、また確実性の高い情報を持っているのかによって、成功率は左右されます。
「ニックネームと10年前に住んでいた住所しかわからない」というケースと「本名・先月まで住んでいた住所、先月まで働いていた勤務先、車のナンバー、携帯電話番号などの情報がわかっている」というケースを比較した場合、調査の難易度が大きく変わることがイメージできるはずです。
依頼までのスピード
探している人物と、最後に会ったのはいつでしょうか?これもまた、最後に会ってからの日数が浅ければ浅いほど、成功率は上がります。
探偵に依頼する所在調査と、警察に届け出を出す行方不明者では、様々な条件が異なるものの、警察の発見率は、届け出当日が最も多く、次いで2日〜7日後となっています。平成28年度のケースでいえば、受理から1週間以内で73.7%が発見されていることからも、初動スピードの重要性がお分かりいただけるのではないでしょうか。
所在調査においても、同様のことが言えます。人の記憶とは、どれだけしっかり覚えているつもりでも、時間が経つほどに曖昧になっていくものです。
本当に探したい人物がいるのであれば、迷っている暇はありません。人探しの難易度は、時間が経てば経つほど、高くなることが一般的です。
依頼するかどうかを悩む前に無料相談を利用し、現在の情報量で人探しが成功する可能性、おおよその必要金額などを確認することをおすすめします。
探偵の人探しにおける成功率はケースバイケース!悩む前に、まずは一度相談を
探偵の人探しの成功率は、あくまで平均値であり、全てのケースに当てはまるわけではありません。
しかし、警察の行方不明者の人探しと比較した場合や、確実なデータはないものの、個人が人探しをする場合に比べると、はるかに高い数字と言えます。
その反面、成功率の明確な定義がないことから、数字をコントロールし、公表している業者がいることにもご注意ください。
探偵事務所SATでは、人探しに関する様々なお悩み・ご相談をお受けしています。しかし、情報の量と質、現在の状況には個人差が大きいため、どのような状況でも100%お探しできますといった無責任な発言はいたしません。
依頼主お一人ずつとしっかりと向き合った上で、成功率や調査方法、調査期間などの具体的内容についてお話しいたします。疑問点・不明点につきましては、当日・後日、どちらでも構いませんので、ご質問ください。丁寧に、わかりやすく、お伝えいたします。
探偵への人探し依頼を検討中の方からのご相談をお待ちしています。
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