世の中に「不倫の経験者」はどれくらいいるのか、気になったことはありませんか。

今回は、インターネット上で行われた3件のアンケート調査結果から、男女別の不倫経験者がどれぐらいいるのか、についてご紹介いたします。

不倫とは?浮気とはどう違う?

そもそも「不倫」とは「道徳にはずれること」を意味する言葉です。

しかしながら、最近では「既婚者が配偶者以外の異性と肉体関係を持つこと」を「不倫」というようになりました。

この「不倫」は、法律用語における「不貞行為」とほぼ同じ意味合いとなります。

不貞行為とは「夫婦関係・婚約関係・内縁関係にある男女のどちらかが配偶者以外の異性と自由意志で肉体関係を持つこと」です。

「不貞行為」を行うと「配偶者の貞操義務違反」になります。

肉体関係の継続期間や、頻度などについての定義はありません。

しかし、一度でも肉体関係を持つと「不倫」になり、高額な慰謝料を請求される可能性が生じます。

一方で、「浮気」とは「心が浮つくこと」を意味します。

心の浮つきについて細かく説明すると「配偶者や恋人以外の異性に恋愛感情を持つこと」です。ここには、肉体関係の有無は関係ありません。

以上のことをまとめると、既婚者が配偶者以外と肉体関係を持った場合は「不倫」になり、既婚者かどうかや肉体関係の有無には関わらず、配偶者や恋人以外の異性に恋愛感情を持った場合は「浮気」になると言えます。

不倫経験についてのアンケート結果まとめ

ネット上には、不倫経験に関するいくつかのアンケート調査が行われています。

今回はその結果から「不倫経験のある男女別の割合」について引用し、まとめてみました。

「独身・既婚別オトナの恋愛事情に関する調査(20~40代男女対象)」

医療脱毛のリゼクリニックが、東京都内在住の20代~40代の男女531人(うち既婚者192人)を対象に2018年10月に行った「独身・既婚別オトナの恋愛事情に関する調査(20〜40代男女対象)」によれば、既婚者のみの不倫経験の割合は以下の通りです。

年代 男性 女性
20代 40.0% 10.5%
30代 35.3% 21.6%
40代 39.5% 17.5%
全世代平均 38.5% 18.1%

引用元:リサリサ「独身・既婚別オトナの恋愛事情に関する調査(20~40代男女対象)」

この結果から、既婚男性の不倫経験者は全世代平均が38.5%、既婚女性は全世代平均が18.1%であり、既婚男性の方が女性に比べて2倍以上高いことが分かります。

また、男女別・世代別で見ると、20代既婚男性の不倫経験割合が一番高いものの、30~40代も大きな差はないことがわかります。

一方で、既婚女性の場合は、30代が21.6%と最も高く、次いで40代が17.5%という割合です。

また、既婚者の不倫相手となりうる「独身者の不倫経験の割合」は、以下の通りです。

年代 男性 女性
20代 9.0% 10.1%
30代 5.6% 28.9%
40代 29.4% 38.7%
全世代平均 12.9% 21.7%

引用元:リサリサ「独身・既婚別オトナの恋愛事情に関する調査(20~40代男女対象)」

この結果から、独身男性の不倫経験者は全世代平均が12.9%、独身女性は全世代平均が21.7%で、独身女性の不倫経験の割合が独身男性を上回っていることが分かります。

男女別・世代別では、独身男性も独身女性も40代が一番高く、その中でも40代独身女性の不倫経験割合が38.7%で、全体の1/3もの割合を占めています。

「ニッポンのセックス2018年版」

コンドームメーカーとしても有名な相模ゴム工業が、日本全国47都道府県の20~60代の男女14,100名を対象に、2018年10月~11月に行ったインターネット調査によれば、男女別、年代別の浮気(不倫を含む)経験の割合についての回答結果は、次のとおりです。

年代 男性 女性
20代 29.5% 16.5%
30代 30.9% 17.9%
40代 30.1% 17.1%
50代 24.5% 14.3%
60代 19.8% 10.5%
全世代平均 26.5% 15.2%

引用元:相模ゴム工業「ニッポンのセックス2018年版」

この調査結果から分かることは、浮気経験が多いのは男性の方であることです。

男性の全世代における浮気経験割合は平均26.5%。

それに対して、女性は15.2%となっており、男女では11%以上の差があります。

言い換えると、男性では約4人に1人、女性では約7人に1人の割合で不倫を経験しているということです。

また、男女ともに浮気経験者が最も多い世代は、30代だとなっています。

このアンケート調査は、5年前の2013年にも行われていて、その結果は次のとおりです。

年代 男性 女性
20代 31.5% 17.0%
30代 25.6% 17.6%
40代 26.0% 19.0%
50代 28.9% 15.1%
60代 23.8% 13.3%
全世代平均 26.9% 16.3%

引用元:相模ゴム工業「ニッポンのセックス」

2013年の調査結果では、浮気経験のある男性の割合は全世代平均26.9%、女性は16.3%でした。

男性の方が10%以上多いという傾向は同じでしたが、2018年と比較してみると、2013年に比べて2018年の方が男女とも浮気経験の割合が若干減少していることが分かります。

また、浮気経験者が最も多い世代は、男性が20代であることに対して女性は40代であり、2018年の結果とは異なっていました。

浮気経験の有無に関するアンケート調査

WEBメディア「Lovatomy」を運営している株式会社インターグロースが、10代~60代の男女800名を対象に、2021年9月に行ったアンケート調査によれば、調査対象全体と男女別の浮気経験のある人の割合は、次の通りです。

全体 男性 女性
調査人数 800人 429人 371人
浮気経験者(人数) 166人 96人 70人
浮気経験者(割合) 20.8% 22.3% 18.9%

引用元:Lovatomy「浮気をする人の割合は何割?浮気をしたことがあるかどうかを800名にアンケート調査!」

これによると、浮気(不倫を含む)経験がある人は調査対象全体の800人中166人で、その割合は20.8%です。

男女別では、男性は429人中96人で22.3%、女性は371人中70人で18.9%となり、「男性の方が浮気経験のある人が多い」という結果になっています。

また、年代別の浮気経験者の割合は、次の通りです。

年代 全体(人数) 浮気経験者(人数) 浮気経験者(割合)
10代 11人 0人 0%
20代 169人 24人 14.2%
30代 298人 56人 18.8%
40代 219人 59人 26.9%
50代 89人 25人 28.0%
60代 14人 2人 14.3%

引用元:Lovatomy「浮気をする人の割合は何割?浮気をしたことがあるかどうかを800名にアンケート調査!」

この年代別データでは男女別がわかりませんが、「浮気経験者の人数」が最も多いのは40代の56人で、「調査対象全体における浮気経験者の割合」が最も高いのは50代の28.0%となっています。

また、このアンケートでは浮気経験者を対象に「その浮気がバレたかどうか」についても調査されており、浮気経験者の総数となる166人中119人(74.3%)、男性の浮気経験者の総数となる96人中74人(77.0%)、女性の浮気経験者の総数となる70人中45人(64.3%)が「自分の浮気はバレていない」と回答したそうです。

つまり、浮気経験者全体では7割以上の人が浮気はバレておらず、男女別では女性の方が浮気がバレやすい傾向にあるということがアンケート結果から見て取れます。

不倫経験のアンケート結果から分かった不倫(浮気)経験のある男女別の割合!

今回は、不倫経験に関する3件のアンケート調査結果を元に、不倫経験のある男女別の割合についてご紹介しました。

3つのアンケートを総合してみると、不倫経験(浮気を含む)の男女別の割合に関して、次のような傾向があるということが分かります。

  • 不倫経験(浮気も含む)のある人の割合は、男性の方が女性よりも高い
  • 既婚男女で不倫経験(浮気も含む)のある人の割合は、男性の方が女性よりも高い
  • 未婚男女で不倫経験(浮気も含む)のある人の割合は、女性の方が男性よりも高い

アンケート主催団体によって調査対象やアンケート内容はさまざまです。

ぜひ、ひとつの目安として参考にしてみてください。

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