探偵事務所には、日々様々な相談が持ち込まれていますが、中には「住所から名前を調べて欲しい」といった内容もあります。

最初に、具体的事例をあげておきましょう。

上記のように、住所は判明しているものの名前が不明、過去の住所から現在の住所と名前を調べて欲しいといった依頼内容は少なくありません。

「住所がわかっているなら、名前もすぐにわかるのでは?」とお考えの方も多いですが、昔に比べ、調査が難しくなっているのは事実です。

また、探偵だからといってどのような調査でも可能というわけではありません。独自のルートを用いて情報を得ることは可能ですが、調査可能・不可能の範囲は、はっきり区切られています。

しかし、ご安心ください。探偵は、合法的に住所から名前を調べることが可能です。ここでは、調査方法も合わせてご説明します。

探偵は住所から名前を調べることが可能!合法的に個人名を調査する方法

住所が判明しているということは、探偵業法でも認められている「尾行」「聞き込み」「張り込み」が可能な状態と言えます。

だからこそ、探偵は、住所から名前を調べることが可能です。探偵事務所独自のデータを元にした情報調査と、実際に現地に足を運ぶ実地調査を主な2本柱とし、住所から名前を見つけます。

まずは探偵が住所から名前を調べる方法の一例をご紹介しましょう。

尾行し、勤務先を調べる

最初に張り込みを行い、朝の出勤時間を調べます。家から職場まで尾行することで、まず調査対象者の勤務先が判明します。勤め先が店舗の場合は、客として来店し名刺をもらうといった方法も可能です。

さらに調査対象者が経営者やスタッフの場合、HP等に写真と名前が掲載されていることもあります。

住所→勤務先→名前といったルートは比較的多く用いられている調査方法です。

不動産登記簿を取得し、所有者情報を確認する

名前を調べたい人物が一戸建て住宅や分譲マンションに住んでいる場合に、名前を調査できる可能性が高い方法です。探偵だけでなく、依頼主のような第三者が不動産登記簿を調べることは、違法行為ではありません。

ただし、この方法で確認できるのは不動産の所有者に限られます。

つまり「住んでいる人物=所有者」と言い切ることはできません。また調査対象者と同じ性別の人が同居している場合、どちらの名前であるかを判断するには、別の調査が必要となります。

そのため名字を再確認する、記載されている抵当権情報を確認し、慰謝料請求等に役立てるなど、別の調査と組み合わせて用いられることが多い調査方法です。

聞き込みやSNS上のデータ活用から、名前を導く

別の調査を装い、近所の人から名前を聞き出す、依頼主の提供可能な情報をもとに、SNSを活用しある程度の目星をつけて絞り込んでいくといった方法です。

住所以外に、調査対象者の周りの交友関係に関する情報がすでに入手できている場合は、より効率よく調査が進む可能性が高いでしょう。

住所から名前を調べる方法の一例をご紹介しましたが、調査方法に関しては、企業秘密の部分や状況によって異なる部分もあり、全てを記載することはできません。

しかし、行なっているのは、全て合法的な調査方法です。ご安心ください。

スムーズに個人名の調査を進めるカギは、住所以外の情報をできる限り探偵に提出すること

あなたが、住所以外の情報を持っていればいるほど、調査がスムーズに進む可能性が高まります。

また、住所に関しても

  • 現在、確実に住んでいることが確認できている(行ったことがある)
  • 過去には確実に住んでいたが、現在も住んでいるかはわからない
  • 本人から聞いただけで、実際に行ったことはない

など、状況によって、探偵が次に行う行動が大きく変わるため、まずは情報を整理することが大切です。

また、住所以外の情報として

  • 顔写真(全身・顔のアップ)
  • 勤務先
  • 勤務先の住所
  • 携帯電話番号
  • 生年月日
  • 身長
  • 体格
  • 所有している車の車種やナンバー
  • 借りている駐車場
  • 家族構成
  • 友人関係
  • 通勤(通学)方法
  • 行動パターン

など、現在あなたが知っている情報は、全て探偵に提出するようにしましょう。

住所とひとことで言っても、一人暮らしや家族との同居、一軒家や完全オートロックのマンション、会社の寮など、形態は様々であり、状況によって調査の難易度も変わります。

「こんなことを伝えても、役に立たないかも」などと思う必要は全くありません。知りうる限りの情報を、全て探偵に伝えることが大切です。

素人でも、住所から名前を調べることは可能?

現在では住所が分かれば、google mapなどのインターネットを使い、家の外観を調べることができます。実際に足を運ぶことができる距離であれば、前まで行き、表札を見て名字を確認することはできるでしょう。

しかし、素人が名前を知ることは、大変難しいと言わざるをえません。調査したい人物が世帯主であれば、不動産登記簿を確認する方法や、電話帳、ゼンリン地図などで調べる方法も可能ですが、得た名前が、本当に知りたい人物本人かどうかという証拠はありません。

実際に、知りたい人物の名前だと思っていたら、親の名前だった、子どもの名前だったなどというトラブルがあるのも事実です。

また、郵便ポストに入っている郵便物の宛名をチェックするといった行為に関しても「ただ見ているだけだから良いのでは?」「郵便物を開封しなければ大丈夫」というわけにはいきません。

マンションの敷地内に無断で侵入すること、他人の家の敷地内に正当な理由なく入ること自体が不法侵入罪となる可能性が高く、れっきとした違法行為です。

「名前が知りたかった」というのは、正当な理由として認められません。

素人が自力で住所から名前を調べようとすると

  • 名前を調べる際に不法侵入などの犯罪を犯すリスクが高い
  • 仮に名前が判明したとしても、家族の名前である可能性が高い
  • 調べていることを相手に気付かれ、逆にプライバシーの侵害だと訴えられる

といったトラブルが起きる可能性が高いです。

そのため、素人が住所から名前を調査することは、おすすめできません。

なりすましによる住民票の請求は違法行為!

「住民票を請求すれば、名前がすぐにわかるのでは?」とお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

しかし、住民票は重要な個人情報が記載されているものであり、誰もが請求できるわけではありません。

住民票を請求するには、次の3つの条件のいずれかに当てはまっている必要があります。

  • 本人または同一世帯に属する者
  • 本人または同一世帯人から委任を受けた者
  • 委任状はないが、正当な理由がある者

つまり、第三者が請求するのであれば、正当な理由が必要です。

正当な理由としては

  • 金銭を貸しているなど、債権回収に必要な場合
  • 相続や訴訟の手続き上、必要な場合
  • 弁護士や税理士、司法書士などが職務上必要とした場合

などのケースがあげられますが、その場合も口頭ではなく、借用書や契約書などの書類の提出が義務付けられています。

つまり「配偶者の浮気相手の名前を知りたい」「恋人だと思っていた人物の本当の名前を知りたい」「トラブルの相手の名前を知りたい」といった理由では、正当な理由として認められることはありません。

また住民票を請求するためには、正確なフルネームと番地や部屋番号までを含む住所が必要です。「偽名はわかっている」「漢字はわからないが、読み方だけはわかる」といった場合でも、請求することはできません。

インターネット上には「住民票を請求し、住所から名前を判明させます」などとうたう探偵事務所が存在していますが、それらは全て違法行為によるものです。なりすましなどの違法手段をとらない限り、探偵であっても、第三者が合法的に住民票を請求することはできません。

違法行為と知りつつ依頼した時点で、依頼主も訴えられるリスクが生まれます。違法行為をうたう探偵事務所に依頼することは、絶対にやめましょう。

探偵は、住民票請求による住所からの名前調査はNG!ただし、別ルートからの合法調査はOK!

調査のプロである探偵は、情報や技術を元に、様々な個人情報を入手することが可能です。しかし、個人情報保護法などの関係から、ひと昔前に比べ、住所から名前を調査することも難しくなっています。

しかし、住民票請求などの違法行為を行わなくとも、探偵業法にもとづき、合法的に調査することは可能です。

あなたは、単に名前を知るだけで良いのでしょうか?それとも、名前を知り、次に何かの行動を起こしたいのでしょうか?

例えば、探偵に調査を依頼し「相手が偽名を使っていた」ということが判明した場合でも「関係を解消します。金輪際関わりたくない」という人もいれば「ずっと騙されていたわけだから、訴えたい」と考える人もいるでしょう。

もちろん、どちらを選ぶかは、依頼主の方次第です。しかし、その後の目的が変われば、調査内容や調査方法も大きく変わります。

探偵事務所SATでは、まずは今のお悩みについてお話しいただいた後、依頼主の方の本来の目的に合わせた調査を提案いたします。合法的に依頼主の方に納得いただける証拠を見つけること、これが、探偵事務所SATが目指す解決方法です。

グレーゾーンの探偵事務所や、違法調査の可能性が高い探偵事務所に依頼することで、依頼主の方が罪に問われる可能性もあります。

より問題が大きくなってしまう前に、まずは一度、探偵事務所SATにご相談ください。