様々な依頼に対応し、調査を進めることができる探偵事務所
ごく稀に「浮気・不倫調査専門」「盗聴器・盗撮器調査専門」といった探偵事務所も存在しますが、多くの探偵事務所では、複数の調査依頼を受けています。
探偵事務所SATの場合も
と、大きく分けても15種類の調査に関して対応しており、さらに詳細に分けると、その数は倍増することになります。
しかし、一般の人にとっては探偵の調査方法には馴染みがないものです。さらに、調査方法となると、余計にイメージしにくいため「本当に大丈夫だろうか?」「どうやって調査しているのだろう?」と、疑問や不安を抱かれる方も少なくありません。
全ての方法を明かしてしまうと、調査に支障が出てしまう可能性があるため、全てをお話することはできませんが、その中の一部をご紹介します。
決して非合法な方法による調査ではありません。探偵の調査方法を具体的に知ることで、探偵に依頼する罪悪感は不要であるとわかっていただけることでしょう。
探偵がおこなう「聞き込み」「張り込み」「尾行(追跡)」の方法
調査対象者が明確である場合に最も使われる方法が「張り込み」「尾行(追跡)」です。所在がわからない場合や、より深い情報を本人以外から得たい場合は「聞き込み」が行われることもあります。
内容別に、具体的な方法を見ていきましょう。
張り込み
張り込みとは、調査対象者が建物の内部に入っていることが確認できている場合に、出てくる姿をとらえるために、ずっと待っている状態のことを言います。
出口が一箇所であれば構いませんが、大きなビルなど出入り口が数ヵ所ある場合は、その数だけ人員が必要です。また、調査対象者に気付かれないだけでなく、近隣住民に不審がられないようにしなければいけません。
路上や車の中などで待機することが多く、長時間の張り込みになる場合は、交代要員を準備することが一般的です。基本は2人1組だと考えておいてください。
工事や調査の人を装ったり、近隣住民に溶け込むような服装をしたりと、様々な工夫をこらしながら、決定的瞬間を狙います。
尾行(追跡)
尾行とは、調査対象者の姿を確認した後、後を追い、行動パターンや立ち寄る場所を全て記録していく作業です。いつ、どこで誰と出会ったのか、写真や動画撮影も踏まえ、一連の流れがわかるようにします。
しかし、調査対象者の移動方法は徒歩だけとは限りません。自転車やバイク、車のほか、電車や地下鉄、バスといった公共交通機関を使う可能性もあります。また、出張や旅行の場合、新幹線や飛行機を用いることもあるでしょう。
もちろん、事前にある程度の予測は立てるものの、突然何が起こるかはわかりません。どのような手段であっても、調査対象者に気付かれず、また見失わないように尾行するのがプロの探偵の技です。見失わない程度の距離感を保ち、確実に証拠を集めていきます。
張り込みと尾行は、大きく関係しています。どちらか一方だけで行われることは、ほとんどありません。
聞き込み
調査対象者の周辺の人物に話しかけ、情報を得る方法です。しかし、知らない人が急に話しかけたとしても口を開いてもらえなかったり、警戒されてしまったりする可能性が高く、探偵の腕の見せ所と言えます。
聞き込み時には自らを探偵と名乗ることはほとんどありません。聞き出したい相手の年齢や性別を考慮し、安心感を抱かせる探偵が出向いたり、何回も足を運び信頼関係を築いたりするなどの工夫も行なっています。
【別人を名乗ることは違法?】
聞き込み相手に損害を与えなければ、別人として聞き込みを行っても構いません。
ただし
- 公務員であると名乗ること
- 実在する団体や組織などを名乗ること
は、公務員や実在する団体・組織に損害を与えると判断され、違法となっています。
探偵事務所SATでは、探偵業法を遵守し、調査を行なっています。当然、これらのルールも守っていますのでご安心ください。
以上3点が、主に探偵が実際に行う調査方法です。
そのほか、インターネット上の情報収集やデータバンクでのデータ照会、依頼主の許可を得た上で盗聴器や盗撮器を設置するなどの方法も、必要に応じて用いています。
住所・氏名・生年月日・勤務先・携帯番号・車のナンバーなど、探偵が調査可能な項目とその方法
探偵は、聞き込み・張り込み・尾行(追跡)といった基本調査に加え、データ調査を行うことで、住所や氏名、生年月日を含むほぼ全ての個人情報を調査することが可能です。
調査可能な項目の一例をご紹介します。
【尾行+張り込み+聞き込み】
- 氏名
- 住所
- 写真
- 外見(身長・体型・服装)
- 所有している車とナンバー
- 勤務先・勤務先住所
- 家族構成
- 性格
- 職歴
- 過去のトラブル(暴力やDV、警察沙汰など)
- 借金の有無
- 自己破産
- 病歴
- 犯罪歴
- 資産
- 過去のトラブル(暴力やDV、警察沙汰など)
- 雇用形態
- 宗教団体や政治団体への出入りの有無
- 異性関係
- 友人関係(反社会的勢力との関わりや、問題がありそうな人物との付き合いがないか)
- 過去の交際歴
- 離婚歴と離婚理由
- 金銭感覚や、浪費癖の有無
- プライベートの過ごし方
- 趣味(ギャンブルや度を超えた風俗通い等)
- 問題行動(いじめ、嫌がらせなど)の具体的内容
【データ収集(SNSやブログ含む)】
- 氏名
- 現住所
- 生年月日
- 出身地
- 学歴
- 趣味や嗜好
- 家族構成
- 家族の勤務先
- 子供がいるかどうか
- 子供がいる場合、名前や性別、通っている学校
- 異性関係
- 友人関係
また
企業内調査の場合は
- 社内調査(担当者、担当部署の協力の元調査を行う)
- 盗聴器や盗撮器を、依頼企業同意のもとで設置し、問題行動を確認する
外部企業の調査の場合は
- 訪問調査
- 電話調査
- メールやFAXによる個別調査
- 官公庁の登記簿、その他登録事項調査
- インターネットやデータベース検索に基づく調査
- 聞き込み調査(銀行や同業者から情報収集)
といった方法を依頼内容や事前に得ている情報を元に的確に組み合わせ、調査を行います。
また、従業員の素行調査や行動調査、新規取引先や内定先の経営状況、代表者の人柄調査など、企業の内外部どちらの調査にも幅広く対応可能です。
ナンバーからの人物特定・持ち主調査は違法
「浮気相手の車のナンバーから、本人を割り出して欲しい」「バイクの持ち主を調べて欲しい」といった調査も、探偵にお願いすれば可能では?と思われる方もいらっしゃいます。
しかし、結論から言いますと、それらの行為は完全に違法です。法律を遵守している探偵事務所であれば、引き受けることはありません。
ひと昔前までは、ナンバーから人物を特定することは可能でした。しかし、平成19年11月19日より、ナンバーだけでなく下7桁の車台番号がなければ、一部の例外を除き、情報の開示が不可能になっています。
一部の例外というのも「私有地に放置車両があり、その人物を特定する場合」「裁判の手続きに必要な場合」に限られており、浮気相手やトラブル相手を調べたいという理由では、不可能です。
通話履歴・電話番号調査も同じく違法
携帯電話の通話履歴を見て、怪しい電話番号があった場合「電話番号から、人物特定ができないだろうか」と考える人も多いです。
しかし、現在のところ電話番号から合法的な手段で個人情報を入手することはできません。「電話番号から調べます!」とうたっている業者は、全て違法業者だと考えてください。
違法調査を行う方法は、次の3つです。
- 間違い電話をよそおい、電話をかけて個人情報を聞き出す
- 違法業者である「情報屋」に金銭を支払い、携帯電話の名義人特定を依頼した上で個人情報を入手する
- (携帯電話番号から、どこのキャリアを使用しているかは判断できるため)ショップ店員を買収し、個人情報を入手する
これらは虚偽、個人情報の漏洩とみなされるため、仮にこれらの手段を用いて個人情報を入手したとしても、裁判で使うことはできません。また、違法調査であることをわかった上で依頼したとして、依頼主が罪に問われる可能性もあります。
ナンバーや携帯電話から探らなくても、調査は可能!
ナンバーや携帯電話から個人情報を調べることはできませんが、合法的に別の方法を使い、調べることは可能です。
「携帯電話番号の相手を特定したい=配偶者の浮気相手の可能性が高いので、人物を特定したい」というのであれば、配偶者の行動を尾行調査することで、浮気相手についてのデータを手に入れることができます。
「家の前によく停まっている不審な車の持ち主にストーカー行為をされている=ナンバーから特定したい」という場合も、張り込みや盗撮器設置により、人物特定は可能です。
探偵業法に基づき、調査を行うことは、あなた自身の身を守ることにもつながります。
違法業者は、後から「違法調査を依頼したことをバラす」などと脅迫する可能性もゼロではありません。もし、そうなったとしてもあなたは警察に届け出ることにためらいを感じてしまうでしょう。違法行為とわかった上で依頼したことは、事実だからです。
一時の気の迷いで、自ら違法行為に手を染める必要はありません。どのような情報・証拠が必要であっても、探偵事務所が持つ独自ルートを用いて、合法的に調査することが可能です。
一人で不安、心配ごとを抱え込んでしまう前に、まずは一度探偵事務所SATにご相談ください。