【投稿日】 2019年2月7日 【最終更新日】 2021年10月21日

ストーカー問題の解決にはいくつか手段がありますが、有効な対策を撮ろうと思えば警察や弁護士の手を借りねばならず、そのためにはストーカー被害の確たる証拠が不可欠です。

警察に警告をしてもらう、刑事告訴や民事訴訟を起こす、内容証明や示談で直接交渉するなど、解決法によって必要な証拠は変わってきます。いったいどんな証拠が必要なのか、どうやって証拠を集めればいいのか、実際にストーカー被害に遭っていても、わからない人がほとんどでしょう。

この記事では、ストーカーの解決のために必要な証拠と、証拠の集め方について解説しています。

証拠集めを始めるのは早ければ早いほどいいので、今自分がストーカー被害に遭っているのか判断しかねるという人も、是非読んでください。そして決して無理はせず、適切な方法で確実に証拠を集めてください。

ストーカー被害と認められるために必要な証拠とは?

ストーカー被害への有効な対策

  1. 警察に警告をしてもらう
  2. 公安委員会に禁止命令を出してもらう
  3. 逮捕・刑事告訴
  4. 弁護士を通じての内容証明・文書での警告
  5. 民事訴訟
  6. 示談

1~3はストーカー規制法に則った主に警察による介入、4~6は弁護士などに依頼しての法的手段です。つまりストーカー問題の解決には、犯人がストーカー規制法に違反している証拠、警察に動いてもらうための証拠、裁判で勝つための証拠が必要となります。

実際にこれらのすべての手段をとることは稀なので、これらの証拠全てが必要なわけではありませんが、どれが必要かはすぐに判断できません。そして証拠集めはできるだけ早く始めるべきです。よって、初期段階からどんな解決法にも対応できるだけの証拠を集めておく必要があります。

ストーカー規制法におけるストーカーの判断基準

ストーカー規制法によって軽犯罪だった迷惑行為が恋愛感情に基づいていれば警察が対応できるようになりました。警察の介入によってストーカー行為が止むパターンは多いです。警察に動いてもらうために、ストーカー行為と認められる要件を満たしている証拠は大前提といえます。

ストーカー規制法の定める「つきまとい等」にあたる行為

  • つきまとい・待ち伏せ・押しかけ・うろつき等
  • 行動監視をしていると告げる行為
  • 面会・交際等の要求
  • 著しく粗野・乱暴な言動
  • 無言電話、拒否後の連続電話、ファクシミリ、電子メール・メッセージの送信等
  • 汚物などの送付
  • 名誉を傷つける事項の告知
  • 性的羞恥心を害する事項の告知

以上8つの項目に当てはまる行為がストーカー規制法において「つきまとい等」とされ、これらが恋愛感情や恋愛感情から生じた恨みを理由に繰り返し行われることでストーカー行為とみなされます。

(参考リンク:e-Gov「ストーカー行為などの規制などに関する法律」第十八条・第十九条 「刑事訴訟法」第二百五十三条)
関連記事:ストーカー 判断 基準

警察に警告などをしてもらうための証拠

警察への相談や被害届の提出であれば、1度でもはっきりとした迷惑行為の証拠があれば充分です。しかしストーカー被害として警察に具体的な対処をしてもらうためには、それなりの証拠をそろえなくてはなりません。

ここではストーカーへの警告をしてもらう場合を想定して説明します。

警告とは、被害者が被害届を出した後に警察に申請し、警察がそれを受けて「これ以上ストーカー行為を行ってはならない」とストーカーに告げることです。警告を受けてストーカー行為をやめるパターンは多く、さらに強力な禁止命令や逮捕・起訴に進むためにも役に立ちます。

警察に警告してもらうために必要な情報・証拠

  • 被害者の名前・住所・年齢・性別
  • ストーカーを特定する情報(名前、住所、その他の特徴など)
  • ストーカー行為の内容(被害の内容と回数、頻度など)
  • ストーカーされる原因の心当たり

この4つは警告申出書に記入する項目で、あとは押印が必要です。もちろん自分の身分証明書も持参してください。

この4項目のうち、実質的に集める必要があるのはストーカーを特定する情報ストーカー行為の内容の証明です。ストーカーに関する情報はわからなくても申出書を出すことはできますが、警察が適切に警告を行えない可能性が高いです。

確実にストーカー行為の抑止力として警告してほしいのであれば、犯人を特定できるだけの証拠を警察の手を借りずに集めなくてはなりません。

証拠の集め方については、後の項で詳しく述べます。

刑事告訴を起こすのに必要な証拠

本来被害者には証拠を集める義務はなく、刑事告訴を受ければ警察が捜査を行わなくてはなりません。しかし本人が拒否していてもストーカー行為が繰り返されたことを立証するのは難しく、たとえ警察といえども被害者と普段接点のない第三者が証拠を集めることは難しいです。

そして確実に相手のしていることがストーカー行為であるという証拠がなくては、ストーカー規制法を適用することはできません。1つ1つは小さな「つきまとい等」が何度も繰り返されることで、ストーカー行為であると認められ、警察の取り締まりの対象となるのです。

できるだけ早い段階から、ストーカー行為を証明するものは残しておきましょう。

ストーカー行為を刑事告訴する場合に証拠となるもの

相手からの贈り物・手紙など:
ストーカー行為の物的証拠。現物が残せなければ写真に撮る。
メール・通話・LINEなどの履歴:
2017年のストーカー規制法改正以降、インターネットの書き込みやLINE・Twitterでの嫌がらせメッセージなども規制の対象に。相手に消されないうちにスクリーンショットを撮ったりプリントアウトしたりして残しておく。電話に限らずインターネットを利用した通話も、履歴とともに音声を録音。
相手からの脅迫や暴言の録音:
ストーカー行為の証拠であり、声紋鑑定から犯人の特定もできる。
ストーカー行為の録画・写真:
ストーカー行為の証拠として最も有力。行為の内容、犯人の顔や体つきができるだけはっきりわかるもの。
犯人の住所・氏名・年齢・勤務先などの情報:
犯人がどこの誰なのか特定されていれば警察が動きやすい。               
ストーカー被害の内容と日時などの記録:
相手にされたことだけでなく自分の対応も記録し、「拒否してもストーカー行為が繰り返された」ことを立証する。
ケガの写真と診断書:
ストーカー被害によってケガをすれば、それだけで暴行・傷害事件として立件できることも。
目撃者の証言:
ストーカー行為に関する客観的な情報。思い込みやただの痴話げんかでないことを証明できる。
警察への相談実績:
公的な記録となり、証拠能力として強力。

これらの証拠を集めるのには時間がかかります。充分に揃えきるまで待たずに、早いうちに警察への相談にはこまめに通ってください。相談実績自体が証拠となりますし、現状に適したアドバイスや、パトロールの回数を増やすなどの対策をとってくれることもあります。

また当然のことですが、刑事告訴は手続きや書類の作成が複雑なので、弁護士に依頼するのがベターです。

民事で法的手段をとるための証拠

民事での法的手段とは民事裁判、民事調停、示談などを指し、警察などの公権力に頼らず個人間の利害関係を解決することです。つまり民事では、警察が捜査や取り調べをしてはくれません。自分ですべての証拠を集めなくてはならないのです。

また民事で争うのは、主に慰謝料などの損害賠償に関してです。そのため被害の深刻さを証明するための証拠も必要になります。

ストーカー行為を民事で解決するために証拠となるもの

相手からの贈り物・手紙など:
ストーカー行為の物的証拠。現物が残せなければ写真に撮る。
メール・通話・LINEなどの履歴:
2017年のストーカー規制法改正以降、インターネットの書き込みやLINE・Twitterでの嫌がらせメッセージなども規制の対象に。相手に消されないうちにスクリーンショットを撮ったりプリントアウトしたりして残しておく。電話に限らずインターネットを利用した通話も、履歴とともに音声を録音。
相手からの脅迫や暴言の録音:
ストーカー行為の証拠であり、声紋鑑定から犯人の特定もできる。
ストーカー行為の録画・写真:
ストーカー行為の証拠として最も有力。犯人の顔や体つきがはっきりわかるものだとなお良い。
犯人の住所・氏名・年齢・勤務先などの情報:
民事裁判、民事調停、示談などを起こす際に犯人の特定は必須。
              
ストーカー被害の内容と日時などの記録:
相手のストーカー行為だけでなく自分の対応も記録し、「拒否してもストーカー行為が繰り返された」ことを立証する。慰謝料の根拠とするため、通院や被害を受けたときの気持ちなども記録しておくとよい。
目撃者の証言:
ストーカー行為に関する客観的な情報。思い込みやただの痴話げんかでないことを証明。
警察への相談実績・被害届:
警察署に行くことは公的な記録となり、民事裁判でも有効。

民事の場合は、刑事告訴の証拠よりもストーカー被害の記録をより詳細にとったほうが良いです。被害を受けたときの気持ちや通院状況などを記録することで、賠償金額が変わってきます。

被害の程度を示す証拠

壊されたもの:
ガラスを割られた車、壊された自宅のドア・鍵穴・ポストなどの物理的被害がわかるもの。できるだけそのまま保管し、無理であれば写真に撮る。
医師の診断書・領収書:
相手の暴行によるけが、精神的な健康被害などの診断書。治療費とともに慰謝料を請求するために必要。家族などにも被害があればその分も。
その他の経費の領収書:
引っ越し費用、壊されたものの修繕費など。
過去に交わされた念書など:
過去の取り決めを破ってストーカー行為を続けたという悪質性の証拠となり、高額の慰謝料を請求する根拠となる。

ストーカー被害者が自分で集められる証拠とその方法~証拠の保管・保存方法

さて、それぞれの手続きにどんな証拠が必要なのかはわかっていただけたかと思います。刑事事件ならストーカー被害があったことを証明すれば警察が捜査をしてくれることもありますが、民事であればすべての証拠を自分でそろえなくてはなりません。

もちろん犯人の特定や専門的な調査は探偵に依頼すべきですが、被害者が逐一残しておかなくてはならない証拠もあります。この項では、被害者が集められる証拠と集め方、証拠の保管・保存の仕方、注意点について説明します。

確実な証拠をできるだけたくさん集めることは大事ですが、自分の身を守ることはそれ以上に大事なので、注意事項はしっかり守ってください。

ストーカーが残したプレゼント・手紙など

ストーカーはプレゼントや手紙を勝手にポストや自転車のかごなどに置いていったり、ドアの前に汚物などを放置したり、ターゲットの持ち物を壊したりすることも多いです。

これらは数の多さで被害の程度を証明するとともに、犯人を特定する手掛かりにもなりえます。そのためできるだけ犯人が残していった形のままで保管しなくてはなりません。

証拠物の保管の手順と注意点

■①ノート、カメラ、ジップロック、手袋か火箸かピンセット、懐中電灯を用意する:
ノートは写真を貼って分厚くなるため、薄めのリングノートなどがよい。
■②犯人が去ったのを確認してから集める:
ポストの音などで犯人がやってきたことに気づいても、接触を避けるために30分以上待つ。
■③明るい状態で採取する:
かみそりの刃などの危険物が入っているかもしれないので、ケガを避けるために必ず見て確認できる状態で。手紙の開封も同じく明るい場所で細心の注意を払うこと。
■④触れる前に写真を撮る:
最初に写真を撮っておけば被害時の状況が残せるし、壊れやすい物や保存できないものも証拠として残せる。
■⑤素手で触らない:
手紙などについた犯人の指紋や体液も証拠となるので、面倒でも手袋、火箸、ピンセットなどを使って採取する。手紙を読むときも素手で触らない。
■⑥密閉状態で保管する:
誰かが触れたり壊れたりするのを防ぐために、ジップロックなどの密閉容器に入れて保管する。手紙の保管には書類ケースやリングファイルなどもよい。
■⑦記録する:
日時、被害内容(犯人が残したものと場所)、犯人を見たならその様子などをメモし、撮った写真を一緒に貼っておく。

デジカメやスマホで写真を撮るのなら画像に位置情報を残せますし、その場合はノートよりもPCやスマホで記録をとった方が便利です。使いやすく、確実に証拠が残せる道具を選んでください。

また犯人が頻繁に自宅のポストや玄関先に現れるなら、防犯カメラでその様子を撮影すればそれも証拠になります。撮影は探偵や警備会社といったプロに頼んだ方が確実ですが、すぐには相談できない場合には、可能であれば市販のカメラを設置してみてください。

電話や会話の音声の録音

相手の言葉や電話の内容などを録音するには、ICレコーダーとスマホの録音アプリを使い分けると便利です。

しかし必要以上に相手と会話しないでください。電話であれば最初の数回は出てはっきりと拒否しつつ録音し、あとはすべて留守番電話で対応するなど接触は極力減らしましょう。

直接接触してきた場合はICレコーダーで音声の録音

ICレコーダーは相手が直接接触してきたときに必要です。スマホは通話やメールなどに使うのでいつでも録音できるとは限りませんし、離れた相手の発言を拾うのには適していません。

ICレコーダーの選び方と注意点

有名なメーカーの製品を選ぶ:
無名のものはすぐに壊れる、録音性能が劣るなどの欠点も。安くても3,000円以上のものを選ぶ。
小型で操作が簡単:
相手に怪しまれずに起動できて、かつ見つかりにくいものを。
録音可能時間をチェック:
会話が始まってからではなくあらかじめ起動しておかなくては上手く録音できないので、外出時間ずっと録音し続けられるものがベター。
予備に2台持ち歩く:
電池切れや録音時間が足りなくなるなどのトラブルを防ぐため。
使う前に操作テストをする:
使ってみて慣れるとともに、すぐに録音できる持ち方(カバンの中、ポケットの中など)を調べておく。
外出時は必ず持ち歩く:
いつストーカーが現れるかわからないので、常に備えておく。
過充電に注意:
充電をしておくのは大事だが、充電が完了しても繋いだままにしておくと電池がクラッシュしやすい。

小型でバレにくく、録音可能時間や容量が十分にあるものでは、「YURI」という機種がおすすめです。その他にもPanasonicやOLYMPUSなどに小型で性能のいいレコーダーがあるので、相手との接触場所や外出時間に適したものを選んでください。

【通話内容の録音】Androidスマホの場合は録音アプリを使う

Androidスマホでの通話内容を録音するなら、録音アプリと留守番電話機能が最適です。通話内容の録音機能は標準搭載されていますが、より性能が高い「通話録音 – ACR」というアプリがあります。

「通話録音 – ACR」は日付や通話相手の名前でファイルが保存され、有料版ならクラウドサービスも利用できます。ただし無料版だと古いファイルから自動削除されてしまうので、SDカードやHDDにバックアップしておかなくてはなりません。

それでも確実に証拠として残すためには、これらの有料アプリを活用した方が便利です。

【通話内容の録音】iPhoneの場合は電話機専用の機材を使う

iPhoneはAppleの本社があるアメリカで通話の録音が禁止されているせいもあり、通話を録音するアプリはあまり充実していません。そのため確実に音声データを残すためには、電話機専用の機材を利用するのが一番です。

一例を挙げると、OLYMPUS社の「テレフォンピックアップ」というイヤホン型の製品をICレコーダーに接続すれば、通話内容を鮮明に残すことができます。この類のイヤホン型マイクはiPhoneだけでなく他のスマホや固定電話などにも使えるというのもメリットです。

メール、SNS、インターネットの書き込みの履歴

ストーカーによるインターネット経由の迷惑行為は年々増えています。メール、LINE、TwitterのリプライやDM、掲示板への書き込みなど、これらはすべてストーカー規制法の「つきまとい等」に当たりますので、相手が消す前に証拠として残してください。

ネットでのストーカー行為の証拠の残し方

  • ログと受信履歴の保存・印刷(メールなら受信履歴なども)
  • Twitter・LINE・掲示板などの画面のスクリーンショット

TwitterやLINEなどのSNSは書き込んだ本人が消せるようになっています。これらの証拠集めにも迅速な対応が必要です。

ストーカー被害の記録

ストーカー行為は確実に写真や動画に収められるものばかりではありません。日々被害の記録をつけることでしか残せないものも多いです。

記録の際の注意点

時系列にまとめる:
ストーカー行為が繰り返されたことやエスカレートしていること、長い間続いて止んでいないことが伝わりやすい。日付、時刻、天気などを書くと信憑性が増す。
「事実」と「気持ち」をはっきり分けて書く:
公的な書類にまとめるときに楽であり、何より他人が読んだときにわかりやすい。
被害状況・対応などの事実は簡潔に:
事実の記録はわかりやすさが大事。いつどんなことがあって、自分がどう対処したかをわかりやすくまとめる。
自分の気持ちは詳細かつ感情的に:
「辛かった」「大きな精神的被害を受けた」ということが伝わるように、できるだけ詳細に。
できるだけ被害を受けたその日に記録する:
まとめて書いたことがわかると、信憑性が薄れる。しかし被害の直後ではなく、気持ちを落ち着かせてから記録する。忘れそうなら別の紙などにメモをしておく。
物的証拠・領収書・診断書と対応させる:
例えば記録をノートの左ページ、写真・領収書・診断書は右ページに封筒を貼ってまとめて入れるなどの工夫をするとわかりやすい。別にまとめるなら付箋で日付や番号を振っておくなど。

ストーカー行為と犯人の写真・動画

ストーカー行為の証明と犯人の特定には写真や動画が大きな効力を持ちます。しかし被害者や周囲の人間ら素人が撮影することはおすすめできません。

多くのストーカーはターゲットに執着して冷静な判断力を失っています。そんな状態でカメラを向ければ相手を逆上させる可能性は極めて高く、かつ素人が相手に気づかれないように明瞭な写真を撮ることは難しいです。

毎日ポストに手紙や贈り物が投函されるなど、監視カメラで撮影できる場合以外は、探偵などのプロに任せてください。

医師の診断書と経費の領収書

診断書や医療費・経費の領収書も、日付ごとに分けてとっておきましょう。記録の集め方の項にも書きましたが、日々の記録と連動させるような形にしておくとわかりやすいです。領収書はいつ何に使った金額なのかわかるようにメモしておきます。

量によって、費目ごとにまとめる、日付ごとに分けるなど適した方法をとってください。

探偵が集めつめられる証拠とその集め方

ストーカー問題では自分で集められる証拠もたくさんありますが、どうしても専門的な調査などは探偵に依頼することになります。調査のプロである探偵にできることには何があるのでしょうか。

犯人の特定

探偵が最も調査力を発揮するのが、犯人が誰なのかわからない案件です。手紙や贈り物、ネットの匿名の書き込みやメールなどのみのストーカー行為が行われる場合も多く、また直接被害者に接触してきても全く知らない人であれば有効な対策ができません。

探偵による犯人の特定方法

行動調査: 犯人を尾行するなどして身元を調べる。
張り込み: 犯行が良く行われる場所・時間帯に張り込んで犯人を待つ。撮影も可能。
指紋・声紋鑑定 残された物品や録音データから、心当たりのある人物と照合。

これらはどれもプロの技と機材があってこそできる調査です。またストーカーは被害者や被害者周辺の人物を調べていることが多いので、被害者の交友関係外である探偵による調査であれば、犯人に気づかれにくいというメリットもあります。

ストーカー行為の写真・動画撮影

証拠集めも探偵の専門分野の1つです。相手に気づかれないように暴行や暴言の現場の動画を撮ったり、夜間の犯行を暗視カメラで撮影したりできるので、極めて証拠能力の強い写真や動画が集められます。技術の機材も、素人とはまるで違います。

盗聴器発見調査

ストーカーがターゲットの家や携帯電話に盗聴器を仕掛けているパターンはとても多いです。

設置された盗聴器を放っておけばこちらの行動や情報が相手に知られてしまい、ストーカー行為に利用されることもあります。しかし盗聴器を早くに発見すれば、無駄な情報の流出を防ぐだけでなく、盗聴器自体を証拠として確保したり犯人の情報を得たりすることができるのです。

盗聴器発見器は市販のものもありますが性能はあまりいいとはいえませんし、何より確実に発見するためには相当の技術を要します。是非探偵や盗聴器発見専門の業者、警備会社などに依頼してください。

ストーカーの証拠集めは早いうちから確実に

ストーカー問題を解決しようと思えば、どんな解決法を選ぶにせよ証拠集めには時間がかかります。しかも時間がかかればかかるほどストーカー行為はひどくなる可能性が高く、解決がさらに困難になりがちです。ストーカー問題の解決には、迅速な対策と証拠集めが大事なのです。

ストーカーに対してまずすること

  • 相手に拒否の姿勢を見せる
  • 物的証拠の保管
  • 相手の行為に関する記録
  • 警察への相談

これらはストーカーへの対策であると同時に、証拠集めの第一歩でもあります。まずはこの4つをしっかりやって、警察の指示を仰ぎつつ、本格的な証拠集めは是非探偵に依頼してください。

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