【投稿日】 2021年11月23日 【最終更新日】 2022年10月27日
探偵と言えば人探しや浮気調査をイメージする方は多いのではないでしょうか。
しかし実は、探偵が行うことができるのは人探しや浮気調査だけではなく、ストーカー・つきまとい調査や嫌がらせ・いたずら調査、企業調査など幅広い調査を依頼できます。
では、それぞれ調査でどの範囲までの調査を依頼することができるのでしょうか。
今回は探偵に依頼できる調査の種類や、調査を行うことができる範囲について解説いたします。
SAT探偵事務所 京都本部の代表取締役社長。
浮気調査や人探しといった個人向けのメジャーな調査はもちろん、他所では受任できない難度の企業向けの調査(信用調査、与信調査、M&A時等におけるDD 等)や経営コンサルティング業務にも従事している。
探偵ができる主な調査の種類は8つ!それぞれどの範囲まで調査できるの?
探偵は探偵業法の範囲内で行うことができる内容であれば調査することが可能です。
探偵業法の範囲内で行うことができる調査とは、聞き込み、張り込み、尾行を用いた調査のことです。
探偵は聞き込み、張り込み、尾行などの調査手法を用いて、裁判でも認められるような証拠能力の高い証拠を集めることができます。
具体的に探偵に依頼できる主な調査は以下の8つです。
ただし、依頼できる調査は探偵事務所によって異なるので、HPなどで確認してみるとよいでしょう。
【1】素行・行動調査
素行調査とは、調査対象者の行動パターンや交友関係などを調査して証拠を掴む調査を指します。
探偵への依頼内容として多い浮気調査も、広義では素行調査に入ります。
素行調査は行動調査と呼ばれることがありますが両者には異なる部分があります。
- 行動調査:対象者の日常行動を記録するための調査
- 素行調査:行動調査に加え、調査対象者の素行の悪さを調べるための調査
疑わしい部分があるけれど心当たりがない場合の証拠を集めるのが素行調査と理解しておくとよいでしょう。
素行調査では、主に以下のような内容について事実確認や証拠集めを行うことができます。
- パートナーや配偶者の浮気
- 従業員の不正行為
- 内定者の人間性や経歴
- 配偶者の借金
- 新規取引先の信用性
【2】浮気調査
浮気調査とは、配偶者や恋人の浮気の事実確認や証拠集めを行う調査です。
浮気調査では主に以下のようなことを行うことができます。
- 浮気の事実確認や証拠集め(写真・音声・動画など)
- 浮気相手の素性調査
- 調査対象者の行動パターンの把握(行きつけの場所など)
- 浮気相手との親密度の把握
浮気相手とラブホテルへ出入りしているところを写した写真や動画などは不貞行為を証明することができるため、裁判へ提出できる有力な証拠となります。
一方で以下のような調査は違法行為にあたるため行うことができません。
- 調査対象者のスマホの中の画像やLINE、SNSのメッセージを確認する
- 別居中の調査対象者が住んでいる自宅や会社に侵入する
- 調査対象者の自宅や会社に盗聴器を仕掛ける
浮気調査は浮気の事実を確認するだけではなく、裁判で認められるような証拠を集めることができます。
浮気や不倫が事実であるか確認したいという方だけでなく、調停を視野に入れているという方にもおすすめできる調査です。
【3】所在調査(人探し)
所在調査(人探し)では、家出人や失踪者、行方不明者の居場所を調べることが可能です。
依頼者が現在持っている情報を元に調査を行う情報調査と並行して張り込み・聞き込みなどの調査方法で調べていきます。
「所在調査なら素人でもできるのでは?」と考えて実際に自分で調査対象者の居場所を探す方も見られます。
しかし実は探偵と素人ではできることに大きな違いがあります。
素人ができること | ・チラシの配布 ・掲示板やSNSでの呼びかけ ・警察に捜索願を提出する(事件性が高い場合) |
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探偵ができること | ・独自ルートを用いた捜索 ・聞き込み・張り込み・尾行による捜索 ・対象者の私物から居場所を推測する |
素人が自分で所在調査を行う場合、費用がかからない点がメリットとして挙げられます。
しかし、素人がいくら調査をしたところで家出人や行方不明者を見つけるのは難しいでしょう。
素人が家出人や行方不明者を見つけるのが難しい理由は、調査方法が限られているからです。
その点、探偵は警察と同じように聞き込み・張り込み・尾行を行うことができるだけではなく、調査機材なども揃っています。
また、事件性が低いと判断されて警察に捜索してもらえなかった場合でも依頼することが可能です。
警察に相談しても取り合ってもらえない場合は探偵に依頼しましょう。
【4】ストーカー・つきまとい調査
ストーカー・つきまとい調査はストーカーの特定や行動の把握を行い、ストーカー行為をやめさせるための調査です。
例えば、「つきまとわれているが相手に心当たりがない」「知らない間に郵便物が抜き取られている」「いたずら電話が続いている」といったケースはストーカー・つきまとい調査を行います。
探偵はストーカー・つきまとい調査で以下の調査を行うことが可能です。
- 人物の特定
- ストーカー行為の理由の特定
ストーカー・つきまとい調査では、主に張り込みを含めた監視調査を行います。
監視調査とは人物の特定やストーカー行為を行う理由を探るための調査です。
人物の特定やストーカー行為を行う理由が判明した場合、状況によっては探偵から依頼者に警察への相談を促すことがあります。
ストーカーに対して直接行動を起こすことは、身体に被害が及ぶことがあり危険です。
自分で対処しようとせずにまずは探偵に依頼し、人物の特定やストーカー行為を行う理由について調査しましょう。
【5】嫌がらせ・イタズラ調査
嫌がらせ・イタズラ調査では、嫌がらせやイタズラを行う犯人を特定や違法行為の証拠収集を行うことが可能です。
嫌がらせ・イタズラ調査で依頼できる内容の一例は以下の通りです。
- 玄関先に汚物が置かれた
- 車を傷つけられた
- 家の壁や車に落書きをされた
- 下着や洗濯物が盗まれた
嫌がらせ・イタズラを行う人物は近隣や職場、友人関係や恋愛関係にある人物など、顔見知しりによるものや、一方的に好意や悪意を寄せている面識のない人物からの犯行まで、様々なケースがあります。
探偵は、犯人は依頼者と面識がある人物だけではないことを踏まえて、以下のような方法で調査を進めていきます。
- 定点撮影
- 盗聴器発見調査
- 行動調査
上記の調査によって嫌がらせやイタズラが行われている一部始終を撮影し、証拠を確保することができます。
状況によっては警察や弁護士と連携することも可能です。
【6】企業調査
企業調査は「企業内調査」「雇用調査」「信用調査」に分けられます。
- 企業内調査:社員や従業員の素行調査
- 雇用調査:中途採用者や役員などの身元調査・信用調査
- 信用調査:取引先企業への信用調査
企業内調査で分かるのは、社員や従業員の不正行為を行っていないか、勤務態度は悪くないかなどの情報です。
企業内調査はすでに雇用している人物の素行調査を行う一方で、雇用調査は雇用前の段階で、信用できる人物なのかどうかを調査します。
雇用調査では、調査対象者の学歴や経歴、金銭トラブルの有無、破産歴、人間性や人柄などの情報を調査することが可能です。
また、信用調査では、主に取引先の支払い能力や財務状況、反社会的勢力との繋がりに関する調査を行います。
これらの企業調査は自社で行うには専門的な知識やテクニックが必要です。
企業調査に慣れている探偵であれば、これまでの経験で得た知識やテクニックによって相手企業に知られることなく調査を進めることができます。
ただし、企業調査については調査自体請け負っていない探偵もあるため、HPなどで確認してから依頼しましょう。
【7】学校のいじめ調査
学校のいじめ調査とは、いじめの事実の有無や実態、いじめの証拠集めを行うことができる調査です。
学校のいじめ調査では以下の項目を調査することが可能です。
- 加害者の氏名
- いじめの証拠
- いじめの内容
証拠がない状態で学校に訴えたとしても「そのような事実はない」と否定され取り合ってもらえないケースがあります。
また、自分で証拠を集めても、中途半端な証拠だけでは「告げ口をされた」などと因縁をつけられていじめがエスカレートしてしまうことが少なくありません。
探偵であれば、学校や加害者の親がいじめの事実を認めざるを得ないような証拠や、慰謝料を求める裁判で提出できる証拠を集めることができます。
学校のいじめ調査では、以下のような方法で調査を行うのが一般的です。
- 尾行調査
- 聞き込み調査
- 張り込み調査
被害者であるお子さんの協力の有無や事前情報によって調査時間が大きく変わるため、被害者の友人関係や学校に関する情報はできる限り集めておきましょう。
【8】特殊調査(詐欺調査など)
特殊調査とは、浮気調査や所在調査、嫌がらせ・いたずら調査などに該当しない調査全般を指します。
- 詐欺調査
- お墓調査
- アリバイ調査
特殊調査では現在依頼者が抱えている悩みの解決に向けて調査が行われます。
例えば詐欺調査では、裁判で認められるような証拠集めや犯人の特定を行うことが可能です。
犯人の特定ができれば、訴訟を起こして損害賠償を請求するという選択肢を選べるようになります。
特殊調査は通常の調査以上に難易度が高くなるため、自分で調査を行っても何の手がかりも掴めずに長引いてしまうケースが少なくありません。
調査が難航している場合やそもそも調査の始め方がわからないという場合は探偵に依頼することで解決することができます。
探偵は探偵業法が認める範囲内であれば、個人から企業まで様々な依頼に対応できる!
探偵は探偵業法に基づいて調査を行います。
探偵業法では聞き込み・張り込み・尾行を行うことが許可されているため、これら3つの調査方法を用いて事実関係の調査や裁判で使用できる証拠集めを行うことが可能です。
また、探偵は浮気調査や人探しなど個人の調査を行うイメージがありますが、法人に対して行う企業調査の依頼も請け負っています。
ただ、法人への調査は依頼を受けていない探偵事務所も少なくないのでHPなどで依頼できる調査内容を確認してから依頼するとよいでしょう。
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