【投稿日】 2018年7月18日 【最終更新日】 2021年10月21日
人探しを探偵に依頼したいと考えた際に、次に思い浮かぶのは「どの探偵に依頼すべきか」ということでしょう。人生において、探偵に依頼するという経験は、そう何度でもあるものではなく「初めて探偵に依頼する」といった人が一般的です。
信頼して人探しを依頼できる探偵と出会えるか、そして依頼できるかが、人探しの成功率を大きく左右するといっても過言ではありません。
ここでは、初めて人探しを探偵に依頼する人が、信頼できる探偵を見つけるためのコツについてご紹介します。
SAT探偵事務所 京都本部の代表取締役社長。
浮気調査や人探しといった個人向けのメジャーな調査はもちろん、他所では受任できない難度の企業向けの調査(信用調査、与信調査、M&A時等におけるDD 等)や経営コンサルティング業務にも従事している。
依頼する探偵を探す際に、最低限チェックすべきこととは?
まずは、探偵業を営む上で必要最低限のことができている探偵かどうかを確認していきましょう。これは、人探しが得意、不得意以前の問題であり、依頼前に確認できるポイントです。
どれだけHPの印象が良くても、良いことを書いていたとしても、当たり前のことが守れていない時点で、問題ありと判断してください。
チェック内容 | 問題点 |
---|---|
探偵業の届出証明番号の記載があるか | HP上に記載がない場合、無届け営業の可能性大です |
所在地の記載があるか | HP上に記載がない場合、トラブル発生時に連絡がつかなくなる可能性大です |
行政処分を受けていないか | 過去に行政処分を受けるようなトラブルがあった場合、現在も問題が起きる可能性が高いです |
弁護士法に違反する記載(弁護士の有料紹介など)がないか | 探偵が弁護士を紹介し、見返りに金銭を受け取ることは違法です。無料紹介であれば問題ありません |
違法行為(復讐代行・別れさせ屋など)の記載がないか | 違法行為に手を出している探偵は、信頼できる探偵とは言えません |
誇大広告を出していないか | 「成功率100%!」「失敗したことはありません」などとうたう探偵事務所は信頼性に欠けます |
上記の内容が守れていない探偵は、平然と違法調査を行う可能性が高いです。
何かトラブルが起きた際には、依頼主に責任転嫁される可能性もあるため、上記の条件にひとつでも当てはまる探偵は避けましょう。
価格面のチェックもお忘れなく
人探しの依頼に関しては、現在持っている情報量や、探し人と最後に会った時期などにより、調査価格も変動します。そのため、一概にいくらと言えないことが多いものですが、自分のケースの場合、いくらになるのか必ず尋ねるようにしましょう。
できる限り複数の探偵事務所に同条件で話をし、その上で、ある程度の相場を見極めることが大切です。
あまりに高すぎたり安すぎたりする場合は、何か裏がある、問題があると考えるべきでしょう。
信頼できる探偵かどうかは、必ず会ってチェックすること
信頼できる探偵かどうかを見極めるためには、なんといっても直接会うことが大切です。
もし、無料相談後に次のようなことを告げてくる探偵であれば、NG探偵と判断して良いでしょう。
- 電話で問い合わせた際に、このまま電話で契約が可能と言われた
- メール相談の流れで、契約を結ぶことになった
- 事務所で話したいと言ったが、電話やFAX、メールの方がスムーズと断られた
探偵事務所が、契約を急がせたり、事務所訪問を拒否したりする理由について、考えてみてください。
- 相手を焦らせ、不安にさせることで、強引に契約を結ばせる
- 事務所の場所を知られてしまうと問題がある
- 事務所の中が散らかっている、他業種と共同などで、依頼主に見せられる状況ではない
など、どれをとっても、信頼できる探偵とはほど遠いと感じませんか。
確かに、人探し・所在調査は、時間が経てば経つほど、発見までに時間やコストがかかることが一般的です。しかし、だからといって対面相談ができない、数日考える時間を与えないというのは、おかしい話です。
相手の口車に乗せられ、一度も会わないままで契約を結ぶようなことは避けましょう。
事務所に足を運ぶことにも意味がある
最初の無料相談は、メールや電話で構いません。しかし、その後はできる限り事務所に出向き、対面でやり取りを行なってください。そして料金システムや調査内容など、納得がいくまで話を聞くことをおすすめします。
この際に、いい加減な返答をしたり、知識が乏しく曖昧な返事しかできなかったりするようであれば、依頼は見送った方が良いでしょう。
そして必ず見積書の作成を依頼してください。HP上には、格安価格が記載されていたとしても「あなたのケースでは、標準調査範囲内でおさまりません」などと理由をつけ、高額な見積を提示する業者もあります。
見積書を入手した後は「探偵の見積書で必ず注意すべき3つのポイント」を、合わせてご確認ください。
また、実際に調査の依頼・契約をすると決めた場合は、「探偵に調査の依頼・契約をする際の注意点」のページもチェックしておくと便利です。
人探しの実績、経験の確認も忘れずに
一般的な探偵事務所の場合、人探しや所在調査だけでなく、浮気・不倫調査や企業間調査など、様々な依頼を請け負うことが多いです。
そのため「実は、人探しの実績に乏しい」「人探しの依頼に関しては、連携している探偵事務所にお任せしている」といったケースもゼロではありません。
依頼する側としては、やはり実績のある探偵事務所にお願いしたいと思うものです。また、いくら連携している事務所があるとはいえ「それならば、最初からその探偵に依頼したい」と思う人も多いことでしょう。
そういった事態を防ぐためにも、過去何名の人探しを引き受けたのか、成功率はどれくらいなのか、具体的な質問をすることが大切です。
実績が少ない、経験が乏しい探偵に依頼してしまう事態を避けるためにも、しっかりと確認するようにしましょう。
調査報告書のサンプルをチェック
実際の調査報告書は、プライバシー保護の観点から見せてもらえることはないものの、人探しの実績がある探偵事務所であれば、調査報告書のサンプルが存在するはずです。
自分のケースであればどうなるのか、調査中も調査状況は逐一報告してもらえるのかなど、サンプルを見ながら、疑問点は全て尋ね、解決しておきましょう。
またサンプルのまとめ方や文章力なども合わせて確認し、探偵の調査レベルをチェックする意味でも、調査報告書は役に立ちます。
調査報告書の記載がいい加減であったり、写真がボケていたり、内容について質問した際に明確な答えがない場合は、NG探偵とみなし、依頼を避けることをおすすめします。
調査報告書についてはこちらの「探偵の調査結果である調査報告書の重要性とサンプルチェックすべき内容」のページを参考にしてください。
信頼できる探偵を探すには、ひとつずつ確認することが大切
正直に申しまして、探偵事務所のHPだけを見て、信頼できる探偵か、そうではない探偵かを判断するのはとても難しいことです。HP上は立派なことを書いていたとしても、実際に会ったときにはがっかり・・・といったケースも少なくありません。
信頼できる探偵かどうかを判断するためには、次の3つを必ずチェックしてください。
- HPの記載内容をチェックし、法律を守っているかどうかを確認する
- 契約前には必ず会い、事務所の雰囲気と相手の人柄を確認する
- 人探しの実績や経験、調査報告書サンプルの内容を確認する
一見、当たり前のことのように感じるかもしれませんが、人探しを希望するあまり、冷静に確認できない人も現実にはいらっしゃいます。
依頼後のトラブルを避けるため、信頼関係を結べない探偵に依頼してしまうことを避けるためにも、必ず上記内容はご確認ください。
探偵事務所SATでは、探偵業法に基づき、契約、調査を行なっています。無料相談中や契約前、契約後問わず、疑問点や不明点がありましたら、お気軽にご相談ください。
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