【投稿日】 2021年7月31日 【最終更新日】 2022年10月27日

「占い師や霊能力者が占いや霊視などによって行方不明者を捜索する」といった内容の番組を見たことがあるという方は多いのではないでしょうか?

ほとんど手がかりの無い状態から、行方不明者の居場所に占いや霊視のみで迫っていく様は圧巻です。

そういった類の番組が数多く制作され、放映されているせいか、人を探す際の方法として最初から占いや霊視などに頼ってしまうという方も少なくありません。

しかし、実際には人探しで最初から占いや霊視に頼りすぎてしまうと、人探しの成功率は下がってしまいます。

本記事では、そんな占いや霊視での人探しを検討している方向けに、探偵業で人探しをずっと行ってきた視点から見た占いや霊視の活用方法や、より見つかる可能性の高い人探しの方法を解説いたします。

占いや霊視で人探しはそもそも可能なのか?

まず、結論から言うと、占いや霊視での人探しは可能です。

占いや霊視などに、根拠はありませんが、実際に世の中には人探しで多くの成果をあげていらっしゃる占い師や霊能力者の方もいらっしゃいます。

実際に、ネットで調べると霊能力者や占い師に直接相談できたり、電話占いによる人探しができるサービスがあったりするので、比較的簡単に占いや霊視を使った人探しをすることができます。

また、そういったネットでのサービスの場合、毎分250円程度で人探し相談ができるなど探偵などに人探しを依頼する場合と比べて安く利用することができます。

このように、実際にサービスとして確立しており、実際に人探しの成果をあげた実績があるという事や利用者がきちんといるという事から、少なくとも「占いや霊視で人探しは絶対に無理」と言い切ることはできません。

占いや霊視に頼ると人探しの成功率が下がる?その理由とは?

占いや霊視で尋ね人が見つかる可能性もあるとは思いますが、あくまで占いや霊視は人探しの方法の選択肢の1つにすぎず、人を探したいと思った時にまず選択するのはやめたほうが良いと言えます。

その最大の理由が「人探しの成功率が時間の経過とともに下がる」という事です。

警視庁から発表された「令和2年中における行方不明者の状況」によると、次の表のように日数の経過とともに行方不明者の発見率が減少していっているのが分かります。

引用元:警視庁「令和2年中における行方不明者の状況」

「初恋の人を探している」など急ぎではない人探しの場合には別ですが、一般的に行方不明者を見つけられる可能性は日数が経つにつれて少なくなってきてしまうというのが実情です。

むしろ手がかりが全くない場合に「占い」や「霊視」は有効なこともある

「警察」や「探偵」の捜索は「手がかり」をベースに行います。

しかし、そういった手がかりが全くない場合も稀にあります。

もはや手がかりがなく「警察」や「探偵」が手も足もでないような状況では「占い」や「霊視」が有効な場合もあります。

実際に海外ではそういった迷宮入り目前の未解決事件の捜索や、行方不明者の捜索などに「占い」や「霊視」が利用されていることからも、そういったタイミングでこういった方法に頼るのがベストタイミングと言えるでしょう。

人探しはスピードが命!まずは、確実性の高い人探しの方法を取ることが何より重要!

先ほどご紹介した警視庁の統計が示す通り、人探しにはスピードが何より重要です。

特に「認知症による徘徊」などで突然いなくなってしまったなどの場合には生死に関わるため、一刻も早い捜索が重要です。

このように、人探しをしたいと思った時には「占い」や「霊視」に頼るのではなく、まずは確実性の高い警察や探偵を使った人探しの方法を取ることが何より重要です。

例えば「親族が急にいなくなったのであれば、まずは警察に捜索願いを出す」「お金を貸した友人が突然失踪したなどであれば、私立探偵に捜索を依頼する」など、確実性の高い方法から優先的に選択していくのが人探しの成功率をあげるコツです。

あくまで「占い」や「霊視」は人探しの方法の1つであるということ、そして確実性の高い人探しの方法ではないことを理解しておきましょう。

もちろんそういった行動を取った後に余った時間で自分でも捜索をしてみたり、「占い」や「霊視」といったスピリチュアルな方法を並行して選ぶなど、であれば問題ありません。

実際に「占い」や「霊視」などで人が見つかった事例も多く存在するため、「占い」や「霊視」はそういった人探しの方法を優先して行った結果、全く見つからずに時間が経過してしまいにっちもさっちもいかない時の最後の最後の手段として利用するのが良いタイミングと言えます。

人探しは時間が勝負!占いや霊視に使う前にまずは根拠のある確実性の高い捜索をしよう!

本記事で申し上げたかったのは「人探しは占いや霊視では無理だ」ということではありません。

人探しをするにあたり、まず初めに選ぶ選択肢として「占い」や「霊視」はふさわしくないということです。

もちろんこれは、どんな状況なのか、どんな人を探して欲しいのかによって大きく変わってはきますが、一般的に人探しの成功率は時間の経過とともに減少してしまいます。

そのため、より人探しの成功率をあげるためにも、まずは確実性の高い「警察」や「探偵」などの選択肢を取り、その上で並行して「占い」や「霊視」なども活用するのがおすすめと言えます。

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