【投稿日】 2018年7月11日 【最終更新日】 2021年10月21日
「探偵に人探しを依頼したい」と思ったものの、まずは何から始めればいいのかよくわからないといった声は少なくありません。
また人探しの内容によっては、探偵ではなく警察に依頼すべき時もあります。
ここでは探偵に人探しを依頼するための手順と警察に届け出るべき状況について、ご説明します。スムーズに人探しを進めたいとお考えの方は、ぜひ参考にしてください。
SAT探偵事務所 京都本部の代表取締役社長。
浮気調査や人探しといった個人向けのメジャーな調査はもちろん、他所では受任できない難度の企業向けの調査(信用調査、与信調査、M&A時等におけるDD 等)や経営コンサルティング業務にも従事している。
知っておきたい、人探しの調査を依頼する流れ
人探しの調査を依頼したいとお考えの方に、まずは一般的な調査依頼の流れについてご説明します。全体の流れを把握しておくことで、スムーズな依頼が可能です。
- 1.電話やメールによる無料相談を行う
- 2.探偵事務所などに出向き、面談による無料相談を行う
- 3.依頼を検討中の探偵事務所に、見積書を依頼する
- 4.人探し調査を依頼し、契約
- 5.探偵事務所が調査を開始
- 6.調査終了
それでは、内容別に、より詳しい内容を確認しておきましょう。
1.電話やメールによる無料相談
ほぼ全ての探偵事務所が電話やメールによる無料相談を受け付けています。この段階では正式な調査依頼ではありませんので、個人情報を詳しく伝える必要はありません。
2.面談による無料相談
電話・メールの相談をした上で、好感触の探偵事務所のいくつかに面談の予約を入れましょう。基本的に、探偵事務所の面談は予約制です。
面談時にはできる限り詳細を伝えることが望ましいため、人探しに関する写真、資料などを持参することをおすすめします。
3.見積書
面談当日、後日、どちらでも構いませんが、依頼を検討中の探偵事務所に見積書を依頼します。
知りうる限りの情報をきちんと伝えることが、明確な見積を貰うためのポイントです。情報を小出しに伝えたり、曖昧な情報を伝えたりしてしまうと、探偵事務所側も調査計画が立てにくく、余分な費用が発生する可能性があります。
また、見積書を依頼する段階では、ひとつの探偵事務所に絞る必要はありません。HPに相場を記載している探偵事務所は多いですが、それはあくまで一般例です。
自分の依頼内容ではどれくらいの料金となるのか、目安を知るためにも、複数の探偵事務所から見積をとっておきましょう。
見積書を入手した後のチェックポイントにつきましては、別ページ「探偵の見積書で必ず注意すべき3つのポイント」をご確認ください。
4.調査依頼・契約
見積もり内容や探偵と直接話した際の印象など、様々な点から依頼先を決めます。
探偵事務所の選び方につきましては、別ページ「失敗しない探偵事務所の選び方!信頼できる・避けるべき探偵の見分け方」をご確認ください。
5.調査開始
契約を結んだ後は、探偵が調査を開始します。調査期間中は、探偵から定期的に進捗状況の報告があることが一般的です。また、探している人物から何らかのアクション(メール、電話など)があった場合は、すぐに探偵に報告するようにしましょう。
調査中も、必要に応じて探偵としっかりコミュニケーションをとることが調査成功の秘訣です。
6.調査終了
探している人物が発見できた場合、所在が確認できた場合、すぐに探偵から依頼主に連絡が入ります。その他、一定の期間を区切り、調査を依頼している場合は、期間終了後に現在の状況と収集できた情報の報告が行われます。
人探しの場合、依頼主が提出した情報の量や質、探したい人物と最後に会ってからどれほどの月日が流れているかによっても、調査の難易度が大幅に変わります。
しかし、良心的な探偵事務所であれば、最初に発見できる確率などを丁寧に説明します。「もう少し調査すれば、必ず発見できる」などと、不用意に調査期間を引き延ばすようなことはありませんので、ご安心ください。
相談前に、探し人の情報を整理しておくことが重要
相談前に、依頼主が準備すべきことは「探し人に関する情報の整理」です。
探偵に相談するというシチュエーション自体、非日常なものです。自分では整理して話しているつもりでも、抜けや漏れがあったり、数年前の情報を最近のことのように話してしまったりする可能性も否めません。
探し人と出会ってから所在がわからなくなるまでの間に知り得た情報を、全て時系列で記載しておくと良いでしょう。手書き・パソコンでの作成など、方法は問いません。
より詳しい内容につきましては、別ページ「効率よく所在調査・人探しをするための3つのポイント」をご確認ください。探偵に伝えるべき情報や、依頼前に確認しておくべき内容を詳しく記載しています。
また「探偵に無料相談するときに必ず準備・確認すべきこと」内においても、準備・確認の重要性や、無料相談の段階で気にかけておく内容をご紹介しています。
こちらも合わせてご参照ください。
警察に依頼すべきかどうか悩んだら、「事件性の有無」で判断
人探しを依頼する際に、探偵に依頼するべきか、警察に依頼するべきか、悩む人は多いのではないでしょうか。
探偵は、様々な人探しのケースに対応していますが、警察が対応してくれるのは、極一部のケースだと考えておいたほうが良いでしょう。警察に調査を依頼した場合、事件性の有無、事故やトラブルに巻き込まれた可能性を総合的に判断した上で「一般家出人」「特異家出人」の2種類に分けます。
一般家出人 | 特異家出人 |
---|---|
・事件性がなく自分の意志で姿を消した ・家族や友人関係、恋愛などのトラブルが原因の家出(成年・未成年問わず) |
・行方不明の幼児 ・親族や友人と一切連絡が取れない ・現在の住居をそのままに姿を消した ・トラブルに巻き込まれた可能性がある |
上記はあくまで一例ですが、事件性が高いと判断された場合「特異家出人」として受理され、警察が捜査を開始します。一方、事件性が低い場合は、警察本部のデータベースに登録され、日々のパトロールや職務質問にて偶然発見されることを待つしかありません。
事件性が高い場合は、まずは警察に相談することをおすすめします。事件性が低い場合は、警察による発見の可能性は限りなく低いため、同時進行で探偵に依頼すると良いでしょう。
探偵に人探しを依頼する前には、事前準備をしっかりとすることが大切
探偵に人探しを依頼した場合の手順や事前準備について、ご理解いただけたでしょうか。
探偵に人探しを依頼するといった経験は、人生においてそう何回もあるものではありません。「とりあえず相談してみよう」と、気軽に相談すること自体は悪いことではないものの、実際に相談中に伝えたいことが伝えきれなかったり、誤解を生んでしまったりする可能性もあります。
今回ご紹介した一連の流れと、必要な事前準備の知識を頭に入れた上で、依頼する探偵事務所を探すことをおすすめします。
ただし、事件性が高いものに関しては、まずは警察に相談してください。
- トラブルに巻き込まれた可能性がある
- 現在住んでいる部屋を放置したまま、忽然と姿を消した
- 友人や知人、職場の上司や同僚、親類など誰とも連絡が取れていない
などの場合は、緊急を要します。
探偵事務所SATに起きましても「家出人・失踪・行方調査」のカテゴリにおいて、個別の調査を請け負うことは可能です。こちらも合わせてご確認ください。
また、探偵事務所SATの無料相談をご利用の際に、警察への相談が必要と判断した場合、こちらから促すこともございます。
事件性の低い人探しの場合(恩師や初恋の人に会いたい、自分の意志で姿を消している場合)などは、警察に届け出ただけでは、所在を確認できる可能性は低いです。
そういった人探しをご希望の場合は、まずは一度、探偵事務所SATにご相談ください。現在の状況から、発見後どうしたいかといったご希望まで、丁寧にお伺いした上で、調査内容や見積内容をお伝えさせていただきます。
事件性がない場合であっても、人探しは時間が経てば経つほど、発見までに時間がかかることが一般的です。もし今、相談するかどうかをお悩みの状態であれば、まずは、探し人に関する情報をまとめた上で、お気軽にお問い合わせください。
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