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探偵の料金内訳をわかりやすく解説!見積書が安くても実費請求には注意
【投稿日】2018年6月7日
探偵に調査を依頼する際に、多くの方が知りたいのは「1回の調査につき、一体、合計でいくらかかるのか」ということではないでしょうか。
いくらサイト上に調査員1人あたりの人件費などが記載されていたとしても、実際の調査終了までに何時間必要なのか、一般の人がイメージするのは難しいものです。
ここで、よくありがちな見積もりに関する勘違いをひとつご紹介します。
毎週水曜日はノー残業デーにも関わらず、夫の帰りが遅いため、浮気を疑っているAさんは「1時間につき、調査員1名10,000円」と書かれていた探偵事務所のサイトを見つけました。
次の水曜日、夫が定時退社する17時から22時まで、尾行してもらえれば何か浮気の証拠が見つかるかもしれない!と考えたAさん。「10,000円×5時間=50,000円+消費税」と計算しました。これならすぐに払える金額だと思ったものの、実際に問い合わせてみると見積書に書かれていたのは、160,000円という数字でした。
サイトに書かれていた数字通り計算したにもかかわらず、3倍以上の価格になってしまったのはどうしてでしょうか?
ここでは、Aさんが勘違いしたポイントをはじめ、探偵の依頼料金の内訳について、具体的事例を交えてお伝えします。
まずは、探偵の料金内訳を細かくチェック!
最初に、調査費用に関する内訳を具体的に紐解いておきましょう。
成功報酬金 | 得た証拠の内容に応じて発生 |
---|---|
調査料金(実費) | ・調査着手金(契約すると発生) ・人件費 ・危険手当(調査の内容に応じて発生) ・深夜早朝割増手当(調査を行う時間に応じて発生) |
経費(実費) | ・車両費 ・ガソリン代 ・高速代 ・駐車料金 ・交通費(電車・タクシーなど) ・交際費(対象者と同じ店に入る場合など) ・通信費 ・機材費 ・印刷費 ・宿泊費 ・その他、調査に必要な経費 ・報告書作成費 |
この中から、一般の人が特に勘違いしやすい4つの費用について、具体的事例とともにご説明します。
人件費の考え方
先ほどのAさんの例であれば「1時間につき、調査員1名10,000円」という記載がありました。確かに、1名×5時間×10,000円=50,000円ではありますが、探偵の調査は2人1組が基本です。
つまり、5時間の調査を依頼したいと思った場合、2名×5時間×10,000円=100,000円の計算が正解となります。
尾行中、張り込み中にはどのような事態が起きるかわかりません。そのため、一般的な探偵事務所は2人1組での調査を基本としています。
車両費の考え方
尾行や張り込みの際には、多くのケースで車やバイクを使用します。
- 探偵事務所が所有している車の利用料
- 緊急時のレンタカー使用料
- 車やバイクで尾行する際の事故、交通違反のリスク
といった内容を「車両費」として、請求するケースがあります。
1日あたりの車両費(車またはバイク)1台につき、10,000〜20,000円に設定している探偵事務所がある反面、あらかじめ車両費を基本調査料金に入れているケースもあります。
Aさんの場合は、尾行に使用する車1台利用、ただし5時間の使用ということで、5,000円として書かれていました。
機材費の考え方
探偵が調査を行う以上、様々な機材が必要です。
- デジタル一眼レフカメラ
- デジタルカメラ
- 暗視カメラ
- 望遠カメラ
- ICレコーダー
- 盗聴器発見に使用する機材
など、その内容は多岐に渡ります。市販されている機材ではなく、特殊機材をレンタルして利用する場合などに、機材費として実費請求する探偵事務所もあります。しかし、基本料金の中に機材費を含むことが一般的です。
Aさんの場合、夜間撮影のためと称して機材費10,000円の記載がありました。
宿泊費の考え方
宿泊費とは、出張を伴う調査の際にホテル代として請求される費用です。
家を出て合流 → 移動 → 温泉宿に宿泊 → 観光 → 帰宅…..という一連の流れを全て尾行し、撮影して欲しいとの依頼もあります。
この場合、基本的に同じ施設に泊まることで、より確実に、利用価値の高い証拠を得ることが可能です。つまり、宿泊費は実費請求となります。
今回のAさんの場合、宿泊を伴う依頼ではありませんので、宿泊費は不要です。
【見積書を要チェック】実費が含まれる?含まれない?
探偵料金の内訳を見る際に、重要となるのが実費請求の有無です。しかし、実費とは「いくら必要となるかわからない」という意味でもあります。
同じ内容の調査を依頼されたと仮定し、弊社(探偵事務所SAT)と後日実費請求タイプの探偵事務所(探偵事務所Z)の見積もりの例を比較してみました。
探偵事務所SAT | 探偵事務所Z | |
---|---|---|
基本料金 | 60,000円 | 50,000円 |
調査費用 | 60,000円 | 40,000円 |
経費 | 込み | 後日実費請求 |
合計 | 120,000円 | 90,000円 |
印象 | 高い? | 安い? |
一見、探偵事務所SATは総額が高く、不安に思われるかもしれません。
それでは、実際に調査を終えた後の請求書を見てみましょう。
探偵事務所SAT | 探偵事務所Z | |
---|---|---|
車両費 | 込み | 20,000円 |
ガソリン | 込み | 5,000円 |
高速代 | 込み | 5,000円 |
機材代 | 込み | 15,000円 |
交通費 | 込み | 10,000円 |
その他経費 | 込み | 20,000円 |
報告書作成費 | 込み | 25,000円 |
後日清算 | 0 | 100,000円 |
最終的な支払い総額 | 120,000円 | 190,000円 |
- 最初に見積もりに記載されていないため、見積もりが安く見えてしまう
- いくら請求されるのか、予想ができない
- 請求された際に、高額でも拒否できない
といった問題点があります。
また、前述しましたように、車両費や機材費は特に明確な決まりがありません。そのため、撮影中に機材が壊れたといった理由で、さらに上乗せされるリスクもあるのです。
ちなみに、Aさんが受け取った見積書は、実費請求ではなかったため金額が記載されていました。参考程度にご覧ください。
基本料金 | 20,000円 |
---|---|
調査費 | 30,000円 |
人件費2名×5時間 | 100,000円 |
車両費 | 5,000円 |
ガソリン代 | 5,000円 |
総合計 | 160,000円 |
ただし、実費請求でない場合も、追加料金が発生する可能性の有無を聞いておきましょう。
探偵の調査料金は実費請求かどうかで、総合計金額が変わるため、注意が必要
探偵に調査を依頼する前には、見積もりを依頼するケースが多いでしょう。しかし、わざと後日請求(実費請求)にし、見積もりの金額を低く見せる、悪質な探偵事務所も存在します。
もちろん、実費請求が悪いというわけではありません。しかし、宿泊費など金額がはっきりしているものならばまだしも、はっきりとした値段が決まっていない車両費や機材費を後日請求する理由はありません。
見積もりを受け取った際は、内訳と後日請求の有無、追加料金の有無をしっかり確認することをおすすめします。
探偵事務所SATでは、まずは今のお悩みについてお話しいただいた後、依頼主の方の本来の目的に合わせた調査を提案いたします。合法的に依頼主の方に納得いただける証拠を見つけること、これが、探偵事務所SATが目指す解決方法です。
また、探偵事務所SATでは、契約後の料金追加や実費請求は一切行なっておりません。料金に関する不安、疑問は、どんな小さなことでも構いません。どうぞ、お気軽にご相談ください。
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