【投稿日】 2022年11月29日 【最終更新日】 2022年11月30日

恋愛・婚活ツールとして多くの人に利用されているマッチングアプリ。

マッチングアプリの登録時には身分証明書などによる本人確認が行われており、安全に利用できるイメージがあることや、実際にマッチングアプリで出会い結婚した事例が多いことなどから、利用者は増加傾向にあります。

利用者増加に伴い、問題となっているのが、マッチングアプリを利用した詐欺です。

この記事では、マッチングアプリを利用した詐欺の手口を紹介するとともに、実際に騙されて被害にあったときにどのように対処すれば良いのかについても解説します。

マッチングアプリで横行している詐欺、詐欺まがい行為とは?

マッチングアプリでは、主に次のような詐欺、または詐欺まがいの行為が横行しています。

  • 副業・投資詐欺
  • ネットワークビジネス
  • ぼったくり
  • デート商法
  • 結婚詐欺
  • 恋愛詐欺
  • ロマンス詐欺
  • 美人局

具体的にどのような詐欺、詐欺まがいの行為が行われているのかを見ていきましょう。

【1】副業・投資詐欺

マッチングアプリにおける副業詐欺は、マッチングした相手とのメッセージのやりとりの中で「誰でも簡単に稼げる方法がある」などと持ちかけて、割が良く見える副業案件や、高額な情報商材を勧めてきたり、投資をレクチャーするなどという名目で投資商品を売りつけたりする手口の詐欺です。

マッチングアプリでは、このような勧誘行為は規約違反になるので、マッチングアプリのメッセージ内ではなく、LINEなどの別のSNSに移ってから、または個人的な連絡先を交換してから本格的に勧誘を開始してくるのが特徴です。

また、直接マッチングした相手が勧誘するのではなく、「友達にも紹介したい」と言ってLINEやTwitter、Facebookグループなどに誘導して、勧誘してくる場合もあります。

マッチング後すぐに、「LINEなど、他のメッセージアプリに移ってやりとりしたい」など他のメッセージアプリや他サイト、グループへの誘導があったり、メッセージの中で「自分は会社員やりながら、副業でトレーダーをやっていて毎日が楽しいよ!」という感じで、聞いてもいないのに、唐突に「副業」や「投資」という言葉が出てきたりした場合には、要注意です。

なお、副業や投資を持ちかけてくるマッチングアプリ詐欺は増加傾向にあり、以下のように国民生活センターへの相談も年々増加傾向にあります。

引用元:国民生活センター「出会い系サイトやマッチングアプリ等をきっかけとする投資詐欺にご注意を-恋話(コイバナ)がいつの間にかもうけ話に-」

近年では、暗号資産絡みの投資詐欺が多くなっており、国民生活センターでもマッチングアプリ詐欺に関する注意換気を積極的に行っています。

引用元:国民生活センター「SNSやマッチングアプリ、友人・知人からの誘いをきっかけとした暗号資産のトラブル-その話、うのみにしないで-」

【2】ネットワークビジネス

「ネットワークビジネス」とは、いわゆる「マルチ商法」のことで、自社商品を売った相手を販売員として勧誘し、販売員のネットワークを拡大する仕組みのビジネスです。

販売員が増えれば増えるほど自分にお金が入ってくるため、マッチングアプリを利用して勧誘相手を探しているのです。

マッチングして、メッセージのやりとりの中、もしくは実際に会った際の会話の中で、趣味のグループやパーティー、セミナーなどに誘ってきたり、「今は自由に自分の好きなことをして暮らしてるよ!」など、自身が今現在行っている活動や良い生活をちらつかせて、セミナーやアポイントにつなげてくるのが主な手口です。

「相手に好かれたい」という想いを利用して、「一緒にやろうよ」と自然な流れでネットワークビジネスに勧誘してくるため、勧誘目的だとはすぐに分からない場合が多いのが特徴です。

ネットワークビジネス自体は合法ですが、相手に勧誘目的であることを告げずに、ネットワークビジネスに勧誘することは特定商取引法違反(明示義務違反)になります。

また、同様に勧誘目的を告げずに密室などで勧誘を受けた場合(密室勧誘の禁止)や、ネットワークビジネスに興味がないと言っているのにしつこく勧誘をし続ける場合(迷惑勧誘の禁止)なども同様に特定商取引法違反になります。

マッチングアプリは出会い目的のアプリです。いきなりパーティーやセミナー、イベントなどに誘われたり、「友達も呼んでいいか?」など、2人きりではない会い方を提案された場合には、要注意です。

もしこのような勧誘を受けた場合は、絶対に契約などはしないようにしてその場をやり過ごし、それ以降は絶対に会わないようにしましょう。

【3】ぼったくり

最近マッチングアプリを利用した詐欺の中で最も増えているのが、相手をぼったくりバーや飲食店に連れて行くという詐欺で、被害者は主に男性です。

ぼったくりバーとは、メニューに記載されていない高額の料金を請求してくるバーのことで、一見普通のバーに見えるため、会計の時にはじめてぼったくりに気付くケースがほとんどです。

加害者はぼったくりバーとグルになっていて、ターゲットとなる異性を探すためにマッチングアプリに登録しています。

一般的な手口は、マッチングアプリで仲良くなった相手に「前から行ってみたかったバーがある」と言ってグルになっているぼったくりバーに誘い、気づかずに同行して飲み食いしたターゲットに対し、高額の料金を請求するというものです。

相手からバーや飲食店を指定された場合は、この種の詐欺であることを疑ってみることが必要でしょう。

事前にお店をネットで調べるなどして、疑わしい場合は、別のお店を逆提案したりすることも必要です。

【4】デート商法

「デート商法」は、マッチングアプリで仲良くなったターゲットをデートに誘いだして、高額な商品を購入させる詐欺です。

従来は絵画や宝石、毛皮などの商品を購入させるのが主流でしたが、最近では不動産や株式などの投資商品を購入させるケースが増加しており、被害額も高額になってきています。

「相手に気に入られたい」という恋心を利用し、「私もやっているから一緒に投資しよう」など自然な流れで購入を促してくる詐欺なので、なかなか自分で気づきにくいのが特徴です。

国民生活センターの発表によると、男性だけでなく女性の被害者も増えています。

マッチングアプリで出会った相手からやたらと高額なものの購入をねだられたり、高額な投資を勧められる場合などには要注意です。

また、詐欺師は顔写真を撮られたり、個人情報を出すことを嫌がる傾向があるので、一緒に写真を撮ったり、免許証や保険証など個人情報を言うことを拒む場合も、詐欺の可能性が高いと言えます。

【5】結婚詐欺

「結婚詐欺」とは、結婚する意志がないのに結婚を餌にして異性に近づき、相手を騙して金銭を巻き上げたり、返済の意思もないのに金銭を借りたりする詐欺行為です。

一般的な交際を通じて信頼を深め、結婚を意識させながら、「結婚前に借金を清算しなければならない」「会社が倒産したので借金ができた」「親が重病で手術費が必要になった」などの理由をつけて高額の金銭を要求してきます。

被害者の多くは30代以上の女性であることが大きな特徴で、「お金を出すのを断ったら結婚できなくなってしまう」などと考えて言われるがままにお金を渡してしまうケースが多いようです。

結婚詐欺師には次のような特徴があると言われていますので、複数の項目が当てはまる場合は注意が必要です。

  • 交際をはじめて早い時期から結婚の話を持ち出してくる
  • 医者や経営者など社会的地位の高い職業に就いていると言う
  • 勤務先や自宅の住所を教えてくれない
  • 自分の家族に会わせてくれない

マッチングアプリで知り合った相手から、結婚の話が出てきて、そのタイミングで金銭や借金の要求などの話が出たら大いに警戒する必要があります。

【6】恋愛詐欺

「恋愛詐欺」とは、恋愛感情を利用して相手を騙して、金銭を搾取したり、物品を買わせたり、保証人にならせたり、返済の意思もないのに金銭を借りたり、個人情報を抜かれたりして、そのまま音信不通になってしまう詐欺のことです。

マッチングアプリの場合は、実際に会って恋愛感情が芽生え始めた時期に、「交際したいが不都合な障害や問題がある」と打ち明けてくるのが一般的な手口です。

例えば、親や兄弟などの家族が大病や事故で手術しなけらばならないが、定期預金の解約や資金繰りの都合が合わないため一時的に立て替えてほしいなどと言ってきます。

この他にも、店舗開業や会社設立のための資金を一時的に立て替えてほしいなどの理由を挙げることもあり、返済能力や資産はあるので、すぐに返却するつもりだと言います。

恋愛感情が芽生え始めた時期であり、返済の意思も示しているのだから「立て替えても良いだろう」という気持ちになるように仕向けてきます。

さらに、それでも渋る場合には、「交際する相手を信じてくれないなんて」などと言って追い打ちをかけてきます。

【7】ロマンス詐欺

ロマンス詐欺とは、相手の恋愛感情を利用し、相手に金銭を送金させる詐欺のことです。

「実際に会わずに金銭送金を要求される」のが特徴で、アメリカで主に横行しており、米連邦取引委員会(FTC)が2022年2月10日発表したロマンス詐欺の被害額は2021年で5億4,700万ドルとなっています。

日本でも外国人によるロマンス詐欺が増加傾向にあるので注意が必要です。

マッチング後にメッセージや通話などで、言葉巧みに相手と親密な仲になり、金銭トラブルなどを引き合いに金銭の送金を依頼されるのが一般的なロマンス詐欺の流れです。

非常にルックスが良い外国人男性の写真や魅力的なプロフィールを使っていたり、実際に電話などで会話を通して仲を深めることも多く、「相手に好かれたい」「相手に気に入られたい」という気持ちから、自分で気づくことは難しい詐欺だと言われています。

基本的にマッチングアプリでマッチしてメッセージや電話をしただけの人間に金銭を要求された場合には、ロマンス詐欺を疑った方が良いと言えるでしょう。

【8】美人局(つつもたせ)

美人局(つつもたせ)は、出会った男女が肉体関係を持った後に、別の男性から「俺の女に手を出した」と言いがかりをつけて脅し、金銭や金品などを要求したり搾取したりする詐欺のことです。

「会社にバラす」「裁判を起こす」「警察に被害届を出す」「(妻子がある場合は)家族にバラす」など、相手が嫌がる行為などを引き合いに脅してくるので、要求された金銭や金品を支払ってしまう人が多いのが特徴です。

美人局は、主に出会い系サイトやSNS、立ちんぼなどに多いと言われていますが、マッチングアプリでも横行しているようです。

マッチング後に、やけに女性が肉体関係を結ぶことに積極的な場合には注意が必要です。

典型的なマッチングアプリ詐欺の手口<マッチング前>

マッチングアプリ詐欺のアカウントには次のような特徴があります。

  • 日本語や言い回しが若干ぎこちない
  • 写真が煌びやかすぎる(ブランドものやシャンパン、リゾートの写真など)
  • プロフィールに「会いたい」「電話したい」などが記載されている
  • プロフィールで、投資や副業を匂わせる

これを「業者感がある」と言いますが、いわば自分を偽った作り物のアカウントなので、やはりどこか違和感が生まれます。

そこを見抜くことができれば、マッチング前にこういったマッチングアプリ詐欺を予防することができるので、上記ような特徴を持つアカウントには注意しましょう。

典型的なマッチングアプリ詐欺の手口<マッチング後>

マッチングアプリで横行している詐欺の種類は様々ですが、その手口はある程度共通しています。

アプリを利用しているシチュエーションによってさまざまな手口が使われているので、マッチングアプリ詐欺に引っかからないためにも、マッチング後によくある典型的な手口を知っておきましょう。

別のメッセージアプリやサイトへの誘導

マッチングアプリの場合、アプリ上のメッセージ機能で何度かメッセージのやりとりを行い、実際に合うとなった場合の連絡手段として、もしくは会った際にLINE交換などを行うのが自然です。

しかし、マッチングアプリ詐欺の場合、「勧誘行為」がアプリ上で禁止されているため、早い段階からLINE交換を持ちかけてくる傾向があります。

「アプリ上のメッセージだと見落としてしまう可能性があるから」などもっともらしい理由で早い段階から別のメッセージアプリやサイトへの誘導をしてくるのは、マッチングアプリ詐欺の常套手段なので、注意しましょう。

また、LINEやMessengerなど無料のメッセージアプリではなく、紹介されたのが、有料のメッセージアプリや有料のサービスサイトだった場合には、そういった有料アプリ・サイトへの登録を促す詐欺の場合もあるので、注意しましょう。

典型的なマッチングアプリ詐欺の手口<連絡先交換後>

マッチングアプリのメッセージで連絡先交換をした後は、LINEやMessengerなど別のメッセージアプリでやりとりをすることになるのが一般的です。

LINEやMessengerでは、日常会話などマッチングアプリ上で行ったメッセージのやりとりの延長線のような会話のやりとりが行われたり、2人で会うための場所や日時を調整するのが普通ですが、マッチングアプリ詐欺の場合、運営による監視が厳しい目がなくなったのを皮切りに、LINEやMessengerなどでより強い勧誘や提案をしてくる傾向があります。

特に2人で合えないような場所、例えば「セミナー」「勉強会」「イベント」「パーティー」などに行こうと誘われた場合や、相手側が合う場所を指定してくる場合には要注意です。

また、通常の出会いでは出てきにくい「投資」「副業」などのワードや、金銭に困っているような内容が送られてきた場合もマッチングアプリ詐欺の可能性があるので、注意しましょう。

典型的なマッチングアプリ詐欺の手口<実際に会った後>

マッチングアプリ詐欺のほとんどは、実際に会った後に発生します。なぜなら、会った方が信用度や愛着が増すためです。

会った際に、通常の男女の出会いの中では考えられないような「投資」「副業」などの話題が出たり、「セミナー」「勉強会」「イベント」「パーティー」などに誘われたり、「友達も呼んでいい?」など複数人と会わせたがったりするのは、投資・副業詐欺、ネットワークビジネスへの勧誘の可能性が高いと言えます。

一方で、やけに最初のデートから親密な雰囲気を出してきたり、すぐに「結婚」などのワードを出してきたりする場合も恋愛詐欺、結婚詐欺、デート商法などの可能性があるので要注意です。

また、相手側が「ここに行かない?」と良く知らない店を提案してきた時には、必ず食べログなどネットで調べる癖をつけましょう。ネットで出てこないようなお店はぼったくりの飲食店の可能性があります。

さらに、男性の場合、肉体関係を女性側から積極的に誘ってくるような場合には、美人局の可能性があるので注意してください。

マッチングアプリ詐欺に騙された時はどうすればいい?

恋心を利用したマッチングアプリ詐欺は、自分ではなかなか気づきにくいというのが現実です。

では、実際にマッチングアプリ詐欺に騙されてしまったことに気づいた場合は、どう対処すれば良いのでしょうか。

正しい対処法を見ていきましょう。

対処法1:記録を残す(魚拓を取る)

まず怪しいと感じたら、その時点からマッチングアプリやその他のSNSでのすべてのやり取りの記録を取って証拠として残しておくようにしましょう。

また、実際に会ったときの会話などはICレコーダーなどに録音しておきましょう。

加害者は証拠を消すために、詐欺行為を行った後にマッチングアプリから自分の情報を削除してしまいますので、その前に被害を受けた状況を証明するための証拠を残しておくことが重要です。これによって被害の実態を説明しやすくなります。

残しておいた方が良いものとしては、次のようなものがあります。

  • チャットやメッセージなどのやり取りの履歴
  • 購入させられた商品の引き落とし履歴や領収書
  • クレジットカード明細などの支払い記録

対処法2:マッチングアプリの運営窓口に相談

マッチングアプリ詐欺に遭った場合は、まずはアプリの運営窓口に相談しましょう。

大手運営のマッチングアプリの場合は、トラブルに遭った相手を通報する機能も付いています。

受けた被害の内容によってはアプリの運営窓口だけでなく、以下で紹介する然るべきところに相談にいくことをおすすめします。

対処法3:国民生活センターへの相談

マッチングアプリ詐欺に遭った場合は、国民生活センターに相談する方法があります。

独立行政法人国民生活センターの消費生活センターでは、商品やサービスなどに関する苦情や問合せなどの相談を専門の相談員が受け付けて公正な立場で処理にあたっています。

どこの消費者生活センターに電話すればいいかわからない場合は、消費者ホットライン(局番なしの188)に電話をすると、最寄りの消費生活相談窓口(消費者センターなど)を紹介してくれて、詐欺などを含むさまざまな消費者トラブルに関する相談を受けてくれます。

返金などにあたってのアドバイスや専門機関の紹介のほか、業者との交渉なども行ってくれる場合もあります。

クーリングオフが使える場合は契約解除しよう!

先述の副業詐欺やマルチ商法、デート商法の場合は、売買契約が発生しているため、相談をすれば内容に応じて「クーリングオフ」が可能かどうかや契約の不当性について専門的なアドバイスをくれるはずです。

クーリングオフとは、一定の契約については一定期間、消費者側が無条件で申し込みの撤回や契約の解除ができるという制度です。

クーリングオフは、契約内容によって適用期間が個別に設定されているので、トラブルに遭った後はできるだけ早めに相談することをおすすめします。

クーリングオフを業者に通知する場合は、内容証明郵便で送付し、相手が受け取ったことを証明する配達証明も併せて利用するようにしましょう。

内容証明郵便は、郵便局が送った郵便物の内容を証明してくれるもので、この方法によって伝えられた内容は、法的な証拠として効力を持ちます。

対処法4:警察への相談

マッチングアプリ詐欺で被害にあったり犯罪などのトラブルに巻き込まれた場合は、収集した証拠を持って身近な警察署の被害相談窓口に相談をしてください。

また、まだ被害には遭っていないものの今後トラブルに繋がる恐れがある場合は、警察相談窓口(9110)に電話をして対処法を相談することもおすすめです。

110番と違って、犯罪の可能性のあるトラブルについて気軽に相談できる窓口で、緊急性のない問題でも相談することが可能です。

相談内容によっては被害届を提出し、トラブルを起こした相手を逮捕することもできます。

なお、自分の身に危険を感じるような状況に遭った場合は、躊躇せずに110番するようにしてください。

対処法5:弁護士への相談

マッチングアプリ詐欺で金銭を搾取されて、騙し取られた金銭を返してもらいたい場合は、法律のプロである弁護士に相談する方法もあります。

「法テラス」は国営の総合相談所ですので、トラブルに関するアドバイスを無料で受けることが可能です。

または、日本弁護士連合会(日弁連)のサイト から最寄の弁護士を探し、相談してみましょう。

情報商材やデート商法の場合は、弁護士を通じて交渉することによって返金や契約解除ができる可能性が高まります。

副業詐欺とマルチ商法で、クーリングオフの期限を過ぎた場合にも、弁護士などを通じて契約の解除を求めていくことになると思われます。

なお、弁護士に依頼する場合は費用がかかりますので注意が必要です。

対処法6:探偵への相談

マッチングアプリ詐欺に遭った際の対処法として重要になってくるのが、「それがマッチングアプリ詐欺である」という証拠を掴むことです。

また、「詐欺であることを信じたくない」という方もいらっしゃるので、「詐欺であることを証明する」という意味で、探偵に調査を依頼するという方法もあります。

マッチングアプリ詐欺なのではないか、もしくはマッチングアプリ詐欺で訴訟などを考えており、証拠収集や調査が必要な場合には、探偵事務所への依頼も検討しましょう。

マッチングアプリ詐欺に引っかからないためには?

この記事では、マッチングアプリで横行する詐欺の種類や典型的な手口、実際に被害にあったときの対処法について解説しました。

まず重要なことは、世の中にはこのようなマッチングアプリを使った詐欺があるということを知ったうえでマッチングアプリを利用することです。

そして、実際にマッチングアプリを利用しているときに「普通に考えてこんなこと自分だったら提案しない」「普通に考えて自分だったらこんなこと言わない」という違和感を感じたら警戒することが大切です。

さらに万が一、詐欺に遭ってしまった場合は、自分ひとりで対処法を考えずに公的な第三者に相談することが重要となります。

マッチングアプリ詐欺の手口はさまざまなものがありますが、この記事で紹介したポイントを押さえて対策をすることによって、詐欺に遭うリスクをかなり減らすことができるでしょう。

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マッチングアプリは副業・投資詐欺やネットワークビジネスの違法勧誘、結婚詐欺、恋愛詐欺、ロマンス詐欺、美人局、ぼったくりなど、あらゆる詐欺の手段として使われている媒体です。実際に被害も拡大しています。

まずはマッチングアプリ詐欺があることや、その実態を知ることが重要ですが、もし騙されてしまった場合には、「ご自身が今後どうしたいか?」を考え、対処していく必要があります。

もし、マッチングアプリ詐欺で騙し取られたお金を返してもらうために訴訟を起こしたりする場合には、何より「それが詐欺であるかどうか」の証拠が重要です。

探偵事務所SATでは、探偵業法に基づくあらゆる調査手法を用いて、マッチングアプリ詐欺に関する調査や、証拠収集を行っています。

まずは、焦らずに、当事務所までお電話やメールなどでご相談ください。

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