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最低限やるべき、お見合い相手の素行調査・身辺調査の内容とリスクを解説
【投稿日】2018年8月8日
結婚を目的とした出会いである「お見合い」。仲人と呼ばれる紹介者を仲介して出会う人から、婚活パーティーなどを主催している業者に登録し、出会いを求めて何度も会場に足を運ぶ人まで、その出会いは様々です。
「しっかりした紹介文があるから大丈夫」「登録時に身分証明しているから安心」という理由でお見合い相手を信頼する人は多いですが、実はお見合いだからこそ素行調査が必要なケースがあるのです。
- 仲人さんからのお話と印象が違う
- お見合い相手の人はいいけどご実家の情報が少ない
- 相手からの情報だけでは安心出来ない
このような理由から、お見合い相手の素行調査・身辺調査を行う人は少なくありません。お見合い相手でも、最低限やっておくべき素行調査の内容について詳しく解説していきます。
お見合いだからこそ最低限やっておきたい相手の素行調査・身辺調査
そもそもお見合いとは、男女の出会いを仲介役の人が取り持ち、結婚できるよう見届ける行為のことを言います。
お互いに結婚することが前提となる出会いですので、詳細な情報を釣書や身上書といったものに記し相手に渡すのですが、さらに細かい詳細を知るためにお見合い相手の素行調査が行われるのです。
その背景にはどのような問題があるのか、細かくご説明していきます。
実は意外に多いお見合い相手の身辺調査
昔からあるお見合いでは、結婚する本人同士よりもお互いの実家が「釣り合っているか」といった点が重要視されていました。そこに結婚する本人の恋愛感情は関係なく、「家柄や職業などが釣り合っており親族が繁栄すること」が大切だったのです。
時代が変わり恋愛結婚が普通になってきた現代では、「結婚を前提として恋愛感情を持ってお付き合いできる人との出会い」がお見合いにおいても重要となってきました。つまり、事前に渡された表面的な情報だけでは足りなくなってきたのです。
- 勤め先は立派だが勤務態度が悪く評判が良くない
- 給料はいいが趣味やギャンブルに多額のお金を使っている
- 学歴は立派だが常識に欠けている部分が気になる
- 交友関係に関する情報がない
- お見合い相手のご家族の性格やご近所での評判が気になる
お見合いの前に渡される釣書や身上書には、上記にあるような内容は一切書かれていません。正確に言うと、お見合い相手のデメリットの部分は記載されていないのです。
しかし、結婚生活を長く続けるためにはこの書かれていない部分が重要となってきます。その知りたい部分を調べるのがお見合い相手の素行調査になるのです。
仲人さんへの信用度はお見合い相手への信用度とイコールではない
「お見合いの話を持ってきた人が信用できる人だから」という理由で、お見合い相手とのお付き合いを始めて後悔をしたという人もいます。
お見合いを取り持つ仲人さんの多くは知り合いの場合が多く、その関係から紹介された人も問題ないと思ってしまうケースです。いくら仲人さんが立派な人であったとしても、次のような点で注意する必要があります。
- 仲人さんが知っている情報は必ずしも本当とは限らない
- 仲人さんはお見合い相手の性格や人となりまで詳細に把握しているわけではない
- 仲人さん本人も人づてに紹介を頼まれるケースがある
仲人さん自身がお見合い相手の人と深いお付き合いがあり、相手の欠点なども一緒に教えてくれるのであれば良いのですが、お見合いのほとんどはそのようなことはありません。
仲人さんが信用できたとしても、お見合い相手はまた別の話なのです。少しでも不安や疑問な点がある時には、素行調査をして詳細な情報を集めることも大切です。
婚活パーティーでの情報は自己申告
現代のお見合いの形として、婚活パーティーと呼ばれる「男女の出会いをプロデュースしたパーティー」が多くの人に注目されるようになりました。
- 登録制で気軽にお見合いできる
- 事前情報や細かい経歴、身分証明が行われているから安心
- 業者が仲介役となるので断りやすい
このような点が人気となり、多くの人が婚活パーティーを利用するようになりましたが、次のようなトラブルの報告もよく耳にするようになりました。
- 気になった人とお付き合いしてみたら既婚者だった
- 登録されている情報が嘘だった
- 婚約寸前までお付き合いしていたが別の婚活パーティーに参加していた
大変残念なのですが、婚活パーティーなどを利用している人が、必ずしも健全な出会いを求めて登録しているとは限りません。
詐欺行為による金銭の搾取や、何人もの人と同時に付き合うといった行為が行われているのもまた事実です。こうした状況を避けるため、お見合い相手の素行調査を行う人が増えてきています。
お見合い相手の素行調査・身辺調査の内容を詳しく解説
ある程度の情報を事前に知ることができるお見合い相手に対し、素行調査を行う人たちはどのような点を知りたいと思っているのでしょうか。
実際にお見合い相手の素行調査を行なった人たちの具体例をみながら詳しく解説していきます。
釣書や身上書の内容と一致しているか
釣書や身上書は、いわば結婚のための履歴書です。書かれている内容としては、次のような項目が一般的となっています。
- 名前と生年月日
- 身長と体重
- 現住所や出身地
- 家族構成
- 学歴や職歴
- 現在の勤務先と勤務地
- 趣味や特技
この他にも、ご両親やご家族の勤め先や社会的立場、特筆するべき過去の出来事などが記載されることもあり、「結婚相手としてのメリットが盛り込まれている内容」でお見合い相手に渡されることになります。
これらは相手から自主的に渡される情報ですので、それが本当かどうかは調べない限りわかりません。直接結婚とは関係なかったとしても、「実は家族構成の中でわざと障害のある兄弟のことを記載しなかった」「大学は卒業したが留年した」といったことは実際に起こっています。
真剣に結婚を考えているからこそ、虚偽の報告には心が傷つきますし、結婚が決まってから嘘がわかるとショックも大きくなります。そのような事態を避けるため、事前情報に嘘がないかどうかを調査する必要があるのです。
過去の異性関係について
お見合い相手の過去の異性関係については、基本的に釣書に記載されることはありません。これは婚活パーティーでも同じで、相手が自ら明かさない限りは調べるしか知る方法がありません。
過去のお付き合いについて興味がないという人もいますが、実際に調査をしてみると驚くべき事実があったというケースもあります。
- 過去に離婚を経験していたがその原因がお見合い相手の浮気だった
- 結婚はしていないが認知している子どもがいた
- 何度か妊娠中絶の経験があり不妊症になっていた
- 遊びと割り切った肉体関係のある異性が複数人いた
- 実はお見合いと現在進行形でお付き合いしている人がいた(過去ではなかった)
お見合いでの出会いは、相手に対して身辺の綺麗さを求める傾向にあります。理想が高くなる分、少しでも結婚に不利益な情報は出さないようにするのです。
最終的に結婚を決めるにしても、過去を隠されたままなのと知った上でお付き合いをするのでは、気持ち的にも違いがあります。素行調査によってわかった事実を前にした時、自分自身の結論もはっきりと見えてくるのかも知れません。
隠している事や反社会的な人間関係があるかどうか
経済的に裕福で条件の良いお見合い相手であったとしても、精神的な部分で我慢できないほどの問題があると、それを理由に離婚となることもあります。釣書ではあえて省かれている点を、事前の調査で理解することも重要です。
- 浪費癖
- 多額のローンや借金
- 個人的な趣味やこだわりが強すぎる
- 威圧的な言動や行動
- 過去の犯罪歴
- 反社会的団体との付き合い
- 特定の宗教に熱心
- 自己啓発やスピリチュアルへの熱心さ
これはほんの一部ですが、これらに共通しているのは「結婚後の生活に大きく影響してくる」という点です。実際にあった例として、「料理上手と言われたが食材や調理法にこだわりがありすぎて、ジャンクフードを食べただけでも激怒され大喧嘩になり離婚した」というケースもあります。
結婚は2人で話し合って築き上げていくものです。どちらかが我慢して合わせたり、強制的に合わせさせる生活はいずれ生活が破綻して離婚に至ってしまいます。あまりに詳細な部分なだけに釣書に記載されていることはほとんどありませんが、生活に直接関わってくる可能性が高いだけに、素行調査で調べる必要性が高くなっています。
お見合い相手の素行調査・身辺調査をすることのリスクも知っておく
お見合い相手の素行調査は、今後の自分を後押ししてくれる重要な方法です。
しかし、素行調査のリスクを理解しておかないと、お見合い自体が失敗する可能性もあります。お見合い相手の素行調査を行う場合にはどのような点に気をつけておくべきなのか、その理由も含めて詳しく解説していきます。
素行調査に不快感を持つ人が多い
- 直接会って話してくれればいいのに不快だ
- 何も悪いことをしてないのに不愉快
- もし結婚したらこうやって見張られるのかと思うとお付き合いできない
素行調査をする側は必要性を感じてやったことであっても、調査をされたことに不快感を持つ人は少なくありません。実際に素行調査をされたことに腹を立て、このような理由でお見合いが破談するというケースも起こっています。
確かにお見合いで最初に渡される情報では判断がつきにくい部分も多く、「これだけ条件のいい人がお見合いなんて、何か問題があるのでは?」と勘ぐってしまう事も否定はできません。ですが、お見合い相手すべての人が誤魔化したり隠したりするタイプではなく、たずねれば素直に答えてくれる場合があるのもまた事実です。
「条件はいいけど踏ん切りがつかないから、最後の一押しとして素行調査をしたい」と思われる方は、お見合い相手に気づかれないよう十分注意をしなければなりません。
素行調査の目的をはっきりさせておく
一口に素行調査と言ってもその目的は多岐に渡るため、漠然とした気持ちで素行調査を行うと、失敗したり相手に気づかれて破談することがあります。素行調査の目的がはっきりすることで、調査そのものだけではなくご自分の気持ちも見えてくるのです。
- 異性の友人が多いから浮気の心配があるかどうか確認したい
- お見合い相手の普段の様子や評判が知りたい
- お見合い相手は良いがご家族の方と上手く付き合えるかが心配
- 暴力的な言動や行動がないかを確かめたい
- 経済観念が一緒かどうかを調べて欲しい
このような具体的な目的がはっきりすると、自分が結婚に対して何に不安を持っているのか、相手に直接たずねるためのきっかけにもなります。調査結果を持って相手にたずねてみて、正直に話をしてもらえると信頼感が得られますし、誤魔化すようならお断りする方向で考えをまとめられます。
素行調査を行う上でも、目的がはっきりしている方が相談しやすいというメリットがありますので、実際に調査を行う前にご自分の意見や目的をまとめてみましょう。
自分で調べると問題が多い時には探偵事務所へ相談する
お見合い相手の普段の様子やご家族に関係する噂など、お付き合いする中で徐々にわかってくる部分はそれとなく観察しやすいですが、専門的なノウハウやコネクションがないと調べられない種類の調査もあります。
- 結婚相手の学歴や職業に関する調査
- 借金やローンに関する情報
- 過去の異性関係
- 離婚歴や認知している子どもの有無
- 過去の犯罪歴
- 交友関係や宗教といった情報など
このような調査は個人的に調べることが大変困難で、相手に気づかれる争いの火種となる可能性もあります。
- 難しい調査内容でも調べることができる
- 守秘義務がある
- 相手に気づかれるリスクが低い
この3つの条件を踏まえて、お見合い相手の素行調査を探偵事務所に相談する人が少なくありません。
最近では、お見合いをしたご本人だけではなくそのご両親からの依頼で、お見合い相手の素行調査が行われることも多くなってきました。お見合いをした本人達に知られないようにするため、探偵事務所の相談に訪れるのです。
自分で調べることが難しいと思ったり、誰にも相談できずに悩んだりする場合には、探偵事務所に相談して調査を依頼するのも1つの選択肢と言えます。
まとめ
お見合い相手の素行調査について詳しく解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。最後にもう一度内容をまとめてみましょう。
- お見合い相手の素行調査は意外に多く、釣書や紹介書などに書かれていない部分の事実を調べて判断材料にするケースが増えている。
- お見合い相手の素行調査の内容は幅広く、渡された情報に間違いがないかどうか、隠している不利な情報がないかどうかなどを調べる。
- 素行調査に不快感を持つ人は多く、調査をしたことに腹を立て破談となるケースもある。
- 素行調査を行う場合には目的をはっきりとさせ、相手に知られないように気をつける。
- 自分で調べることが難しい場合には、無理をせず探偵事務所などに相談する。
仲人さんや仲介業者をはさんで相手と出会うお見合いは、「紹介があった」という安心感がある反面「大丈夫なのかな?」という不安もついてきます。
調査を行うことがお見合い相手と向き合うきっかけになることもありますので、もし気がかりなことがある時には結婚相手の素行調査を考えてみましょう。
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